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「出せる力を全て出し切って!」池内天紀選手(福井丸岡ラック)が出場選手にエール JFA 第10回全日本U-15女子フットサル選手権大会
2020年01月08日
JFA 第10回全日本U-15女子フットサル選手権大会が1月12日(日)と13日(月・祝)に開催されます。ここでは第6回、第7回大会で連覇を達成した福井丸岡ラックの池内天紀選手に大会の思い出や出場選手へのメッセージを聞きました。
――池内選手は2度、本大会に出場して2度の優勝を果たしていますが、どのような思い出がありますか。
池内 私が全国大会に出場したのは中学2年、3年のときだったのですが、2大会とも優勝することができたので、すごく良い思い出になっています。中学1年生のときは、それまで先輩たちが出場していたので、「全国大会に出て当たり前だ」と思っていたんです。でも、北信越大会で負けてしまいました。それで2年生のときは、絶対に出たいと思って北信越大会に臨んで勝つことができたんです。全国大会は初めてだったので、どんな感じかもわからなかったので、がむしゃらに戦っていましたね。それでうまく優勝できました。
――大会に出られなかった1年間で取り組んだことは。
池内 中学1年のときはサッカーもしていたのですが、2年のときからはフットサルだけに絞りました。セットプレーの練習もたくさんしましたし、自分たちの武器であったプレッシングの練習もたくさんやりました。あとは福井丸岡ラックのトップチームに昇格していた高尾茜利、北川夏奈の世代と私たちの世代で試合もたくさんやりましたね。その1年でトップチームの全日本女子フットサル選手権にも帯同させてもらいましたし、フットサルの経験がすごく増えました。
――その1年は相当、成長を実感できたのでは?
池内 はい。一番、成長できたと感じたのはこの大会を戦っているときだったと思います。私たちはとにかくプレッシングに自信があったので、前からがんがん、ディフェンスに行きました。そこでボールを奪えればゴールも近いですし、すぐにシュートも打てるので、それがもっとも得点を奪いやすいんです。あのプレッシングが良かったと思いますし、練習からやってきたことが通用したことで、成功体験を得られて、どんどん楽しくなっていきました。
――3年生の時はいかがでしたか?
池内 2年生の時はがむしゃらに戦っていましたが、3年生の時は2年生の良さを生かすことを考えて戦っていました。だから、みんながやってくれて優勝できたという感じです。優勝したときも、うれしいというよりは、連覇できて安心しましたね。トップチームでも少しずつプレーできるようになっていたので、余裕を持ってプレーができていました。
――2大会とも全勝優勝でしたが、特に苦しかった試合はありますか?
池内 クラブフィールズ・リンダ(北海道)との試合ですね。2年生の時も、3年生のときも、1次ラウンドで対戦したのですが、どちらも1点差の接戦でした。中2のときの準決勝のFCヴィトーリア(大阪)戦も印象に残っています。最初に失点して雰囲気が悪くなったので「やばいかな?」と思ったのですが、逆転できたことは自信になりました。失点した時も、いつもの自分たちのプレーを取り戻して、楽しむことが大事なんだと学びました。2大会とも全国大会で優勝できたことは、自信になりましね。
――池内選手はその後、U-18フットサル日本女子代表にも選ばれて2018年のユースオリンピックで準優勝しました。今も福井丸岡ラックのトップチームでプレーしていますが、今後の目標を聞かせてください。
池内 日本女子フットサルリーグのプレーオフに進出できたので、そこで勝ちたいですね。個人的には初めてのプレーオフになりますし、絶対に出場したいですね。あと、いつかはフットサル日本女子代表に入りたいです。今の自分の課題はシュートだと思っています。「フィニッシュで終わることが少ない」と言われることが多いので、シュートまで行く力を身に着けて、課題を克服して、代表に選ばれたいですね。
――最後に今大会に出場する選手たちにアドバイスを送ってください。
池内 この大会に出場するチームは、普段はサッカーをやっているチームも多く出てくると思います。この大会でフットサルをやってみて、「今後はフットサルをやってみたい」と感じてくれる選手が出てくれるとうれしいですね。中学3年生にとっては、中学年代で最後の大会になると思うので、自分が出せる力を全て出し切ってほしいと思います。
JFA 第10回全日本U-15女子フットサル選手権大会
大会期間:2020/1/12(日)~2020/1/13(月・祝)
大会会場:三重県営サンアリーナ(三重県伊勢市)