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十文字がグループ2位から頂点に駆け上がる!2大会ぶり5度目の優勝 JFA 第14回全日本U-15女子フットサル選手権大会
2024年01月09日
JFA 第14回全日本U-15女子フットサル選手権大会が1月8日(月・祝)に栃木県の日環アリーナ栃木で大会最終日を迎えました。準決勝の2試合と決勝を行い、十文字中学校(関東/東京)が2年ぶり5度目の優勝に輝きました。
ピッチAで行われた準決勝では、朝日インテック・ラブリッジ名古屋スターチス(東海/愛知)と京都精華学園中学校(関西/京都)が対戦しました。大会連覇を目指したラブリッジ名古屋は1点リードで第2ピリオドに入ると、立ち上がりに2点を加えます。しかし、第2ピリオド7分には京都精華学園も立て続けに2点を挙げて1点差に詰め寄りました。ここでタイムアウトを取ったラブリッジ名古屋は、松田夏芽選手が2点を加えて再び京都精華学園を突き放すと、最後は前掛かりになった相手から玉井那奈選手もダメ押しゴールを決めました。最終的に6-2と大差をつけ、ラブリッジ名古屋が2大会連続で決勝に進みました。
もう一つの準決勝では、八女学院女子フットボールクラブ(九州/福岡)と十文字が対戦しました。この試合では1年生のときから大会に出場している十文字の根鈴花李選手がチームをけん引します。先制点を含むハットトリックの活躍で、チームを4-1の勝利に導きました。
決勝戦は2大会連続でラブリッジ名古屋と十文字の対戦となりました。1次ラウンドの第3節でも対戦し、スコアレスドローの熱戦を繰り広げた両チームでしたが、この試合では十文字が試合を動かします。第1ピリオド残りわずかでCKを得ると、上田璃奈選手が左足を振り抜き、ゴール右上にシュートを突き刺しました。第2ピリオドに入ると、先制を許したラブリッジも攻めに出ようとしますが、十文字はGK丹羽なるみ選手の好セーブもあって得点を許しません。
安定した守備を見せていた十文字は、第2ピリオド5分に永井美咲選手がGKと1対1になるチャンスを迎えると、確実にゴールを決めてリードを2点に広げました。点差を広げた十文字は、その後もラブリッジ名古屋にチャンスをつくらせずに2-0の完封勝利。2大会ぶりに日本一に返り咲き、優勝回数を通算最多タイの5度目としました。
監督・選手コメント
松田実永 選手(京都精華学園中学校)
この仲間と一緒にプレーできる最後の大会で優勝したかったのですが、どの相手も強かったです。一日一日を大切に、みんなと楽しく過ごすことができました。最後にみんなで笑って終わりたかったけれど、それができなかったことが悔しいです。名古屋さんは強くて、最初にその勢いに持っていかれてしまいました。先輩たちの思いを継いで優勝を目指しましたが届かなかったので、後輩には先輩や自分たちの思いも背負って、来年もう一回ここで戦ってほしいと思います。
江後賢一 監督(朝日インテック・ラブリッジ名古屋スターチス)
非常に有意義な大会に参加させていただき、感謝しています。たくさん良いプレーも見られたので、選手たちを誇りに思います。負傷者が出て難しかったこともありますが、十文字さんがしっかり対策されて素晴らしいパフォーマンスを見せていたので、ゴールまでが遠かった印象です。結果としては優勝に届きませんでしたし、それはすごく残念ですが、選手たちはこの経験を通じて成長をして次のステージに進んでくれるのではないかと思います。
大滝靖 監督(十文字中学校)
決勝を無失点で終えられたことが良かったです。昨年の決勝では4点も取られていたので、悔しい気持ちを選手たちも持っていたと思います。1次ラウンドでラブリッジに勝って決勝ラウンドに行きたかったのですが、決勝で勝てたので良かったと思います。丸岡ラックさんの最多優勝記録を越すことを目標にやっていますが、全体のレベルも上がってきていて関東大会も難しかった中、あらためてよく乗り越えてくれたと思いますし、それがあって今日の結果があると感じています。
根鈴花李 選手(十文字中学校)
去年は準優勝に終わって悔しい気持ちがありました。今年は絶対に優勝するという気持ちで挑んで、優勝できたので良かったです。「自分の活躍でチームを勝たせる選手になる」と話しましたが、成長してこの舞台に戻ってくることができました。日々の朝練と夕方の練習、公式戦や練習試合などを真面目にチーム一丸で取り組めた成果が出たと思いますし、決勝を戦いながらも「1年で強くなったな」と感じながら戦えました。
大会期間:2024年1月7日(日)~1月8日(月・祝)
会場:栃木県/日環アリーナ栃木
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