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平成28年度第65回全日本大学サッカー選手権大会、決勝戦は5年ぶりの関東対決に
2016年12月16日
平成28年度 第65回全日本大学サッカー選手権大会は12月15日(木)、決勝進出をかけた準決勝2試合が行われました。
町田市立陸上競技場で行われた大阪体育大学と日本体育大学の試合は、アディショナルタイムに勝敗が決する接戦となりました。先に点を挙げたのは日体大。前半の37分、ゴール前での競り合いの中から川戸大樹選手が冷静にゴールに蹴り込み、日体大が1-0で前半を折り返します。1点を追う大体大は、後半の早い時間帯に2選手をピッチに送り込んで試合の流れを変えると、62分にフリーキックを獲得。池上丈二選手のキックに秋山拓也選手が頭で合わせて同点に追いつきます。日体大は77分、ボランチ・輪笠祐士選手のロングキックに平川元樹選手が反応し、ドリブルで持ち込んでシュートを決め再び2-1とリードします。しかし、このまま終わるかと思われた90+2分、大体大は浅野雄也選手がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。このPKを池上選手がきっちりと決めて、大体大が試合を振り出しに戻します。ところが日体大はその1分後、鮮やかなカウンターから高井和馬選手が前線に抜け出し、ゴール右スミにシュートを決めて勝ち越しとなる3点目を挙げます。これが決勝点となり、接戦を制した日体大が35年ぶりの決勝進出を果たしました。
NACK5スタジアム大宮で行われた筑波大学対阪南大学の試合は、前半の20分に鈴木徳真選手が鮮やかなミドルシュートを放ち、筑波大学が先制点を挙げます。さらに後半の52分には、筑波大学のフリーキックのチャンスに、阪南大学が痛恨のハンドでPKを献上。これを中野誠也選手が決めて筑波大学が2-0とリードを広げます。阪南大学もまずは1点を返そうとたびたびチャンスをつくりますが、筑波大学の堅固な守備に阻まれて得点につなげることができません。逆に90+2分、筑波大学は途中出場の三笘薫選手が裏に抜け出して3点目。これで試合を決定的なものとし、3-0の完勝で阪南大学を下した筑波大学が、8年ぶりの決勝進出を決めました。
この結果、決勝戦は35年ぶり2回目の優勝を目指す日本体育大学と、2003年以来13年ぶり9回目の優勝を狙う筑波大学の関東対決となりました。大学日本一をかけた最後の戦いは、12月18日(日)に浦和駒場スタジアムで行われます。
監督・選手コメント
鈴木政一 監督(日本体育大学)
リーグ戦からセットプレーでの失点を課題としていましたが、今日もそこでやられてしまいました。しかし最後まで勝負を諦めず、粘り強く戦った結果が決勝進出につながったと思います。決勝の相手の筑波大学は中野誠也選手をはじめ、自分が世代別代表で指導したことのある鈴木徳真選手など、スーパーな選手が多いです。その中でも、悔いのないよう日本体育大学のサッカーを、90分間を通してやりたいと思います。
高井和馬 選手(日本体育大学)
(失点となった)大阪体育大学の2点目は、自分がPKを与えてしまったことがきっかけだったので、絶対に自分が点を取り返そうと思っていました。インカレの決勝という舞台は、大学に入ってずっと夢見ていた舞台です。その場に累積警告で出られないことは悔しいですが、自分のすべきことはみんなを決勝に連れていくことで、今日はそれができてよかったです。日本一の夢はチームメイトに託したいと思います。
小井土正亮 監督(筑波大学)
阪南大学は本当に強い相手で、今日はみんなよく耐えてくれました。大会を通して、個人としてもチームとして成長しているという実感はありますが、それは阪南大学のような強いチームと戦わせてもらっているからだと思います。決勝戦の対戦相手の日本体育大学は個の力があるチームです。リーグ戦では逆転負けするなど、今季は勝てていません。関東のチームということで、お互いによく知っている間なので、隙をつくらないように臨みたいと思います。
鈴木徳真 選手(筑波大学)
シュートを打った時は、「入った」という感覚がありました。準決勝という大舞台で得点を決めることができて自信にもなりました。決勝戦では最高の準備をして、最高のパフォーマンスを出したい。そして失点をゼロに押さえて、ゴールを狙いたいと思います。
全日本大学サッカー連盟公式Twitter(@jufa_soccer)では、当日試合速報を行います。
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平成28年度 第65回全日本大学サッカー選手権大会
2016年12月7日(水)~2016年12月18日(日)
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