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第14回全日本大学フットサル大会 順天堂大学ガジルが3連覇を達成!

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2018年08月27日

第14回全日本大学フットサル大会 順天堂大学ガジルが3連覇を達成!

第14回全日本大学フットサル大会は大会3日目の8月26日(日)、準決勝と決勝が行われました。

9時半にキックオフされた準決勝は、2試合とも壮絶な展開となりました。

過去2大会の決勝と同じカードになった、大阪成蹊大学フットサル部(開催地/大阪)と順天堂大学フットサル部ガジル/ジェイエフシー(関東1/千葉)の試合は、劇的な試合展開となります。7分に相手のパス回しのミスを逃さなかった大阪成蹊大は、中井駿斗選手がショートカウンターから先制点を挙げます。しかし、順天堂大も前半のうちに同点に追いつくと、後半残り5分で赤堀海地選手が逆転ゴールを決め、リードを奪いました。このまま試合が終わるかと思われた残り11秒、大阪成蹊大はGKの橋野司選手が攻撃参加すると、強烈なシュートを順天堂大ゴールにたたき込み、土壇場で同点に追いつきます。この流れに乗りたい大阪成蹊大でしたが、PK戦では思い切り蹴ったシュートが2本、クロスバーを越えるなど、決定力を欠いてしまいます。結局、4人目までもつれたPK戦を2-1で制した順天堂大が、3大会連続で大阪成蹊大を破りました。

もう一つの準決勝では、同志社大学フットサルクラブトレボル(関西/京都)と慶應義塾大学体育会ソッカー部(関東2/東京)が対戦しました。初出場初優勝を目標に今大会に臨んでいる慶應大が7分に先制点を挙げるものの、前回大会準決勝で敗れた同志社大も意地を見せ、9分、15分と慶應大のゴールを奪い逆転します。慶應大も前半残り2分のところでゴールを決め、前半は2-2で終了します。後半に入り、両チームの根競べとなります。大会直前に負ったケガのため、今大会初出場となった同志社大の八木紀洋選手、重要な場面での得点も目立った小島陸選手という両チームのキャプテンが堅い守りで試合を引き締めました。結局、後半は得点が決まらず、この試合も勝敗の行方はPK戦に委ねられました。PK戦では先攻の同志社大が一人失敗したのに対し、慶應大は3人全員が成功。3-2でPK戦を制した初出場の慶應大が決勝進出を果たしました。

関東大会の決勝と同一カードになった今年のファイナル。大学フットサル界をけん引する王者・順天堂大が強さを見せつけました。4分に鋭い切り返しでマークを外した小畑慎治選手が先制点を挙げると、前半のうちに2点を加えます。今大会の開幕前日まで、登録メンバーの半数が茨城県内でサッカーの活動に参加していた慶應大は、疲労の色が濃く、本来の力を発揮できません。相手の隙きを逃さない順天堂大は、後半立ち上がりにも追加点を挙げ、リードを4点に広げました。試合終盤、慶應大も試合の主導権を握って連続ゴールで2点差まで詰め寄りましたが、最後は渡辺敏生選手にゴールを決められて万事休す。6-3で勝利した順天堂大が、3大会連続の日本一に輝きました。

大会結果

優勝
順天堂大学フットサル部ガジル/ジェイエフシー(関東地域第1代表/千葉県)

準優勝
慶應義塾大学体育会ソッカー部(関東地域第2代表/東京都)

第3位
大阪成蹊大学フットサル部(開催地代表/大阪府)
同志社大学フットサルクラブトレボル(関西地域代表/京都府)

フェアプレー賞
順天堂大学フットサル部ガジル/ジェイエフシー

監督・選手コメント

小沼真仁 選手(順天堂大学フットサル部ガジル/ジェイエフシー)
後半に少し追い上げられて焦りましたが、点差を付けられて勝てたので良かったです。3連覇は大きなプレッシャーでもありましたが、その分、やる気にもなったので良かったと思います。去年から半分以上が入れ替わって、新しいチームでした。優勝できたのは、チーム力が秘訣だと思います。プレーしている選手、応援している選手、全員が楽しめてやれたのが良かったです。今まで4連覇したチームはないので、来年も優勝してほしいです。

小畑慎治 選手(順天堂大学フットサル部ガジル/ジェイエフシー)
言葉が出ないですね。うれしい、それだけです。口にはしませんでしたが、今朝も軽く体調を崩すくらい、3連覇へのプレッシャーは感じていました。今年はゴールを取ってチームを助けたかったので、ゴールにこだわってやってきました。それが決勝の先制点にもつながったと思います。過去に4連覇を成し遂げたチームはいないので、後輩にはプレッシャーを感じずにガジルらしさを出し続けてほしいです。

四戸紀秀 監督(慶應義塾大学ソッカー部)
順天堂大は、さすがに戦い慣れていました。点の取りどころを自分たちでつくり、実際に取れるのでさすがでした。私たちは、この大会の前から遠征や合宿があり、今大会にコンディションのピークを持ってくることができず、疲労がピークにありました。そこで前半は抑えて入ろうとしました。後半に勝負をかけるつもりでやりましたが、時間が間に合いませんでしたね。今後も慶應大ソッカー部は、継続してこの大会に出続けます。それだけでなく早い段階で大学チャンピオンになることが、部を挙げての新しいチャレンジ項目でもあります。初出場初優勝はできませんでしたが、来年はチャンピオンを取りに来たいと思います。今回、一過性で参加したのではなく、今後もサッカーとフットサルの二刀流でやっていきます。

橋野司 選手(大阪成蹊大学フットサル部)
一昨年はスタンドから先輩たちが順天堂大に負けるのを見て、去年は試合に出て終盤に追いつかれて勝てる試合を落として悔しい思いをしました。1年間、ガジルを倒すために、先輩たちのぶんもやり返そうと思って臨みました。先制しましたが、その後のチャンスを逃して相手に流れがいってしまいました。残り11秒で決めたゴールは、過去にいろいろな経験をして「最後まで何が起こるかわからない」という気持ちがあって、悔いなく打って終わろうとしたことで決められました。ただ勝利につながりませんでした。改めて全国制覇の難しさを感じましたし、僕は3回生なので来年がラストチャンスになります。打倒ガジルを掲げながら、リーグ戦などからしっかりやっていきたいと思います。

8/26(日) 決勝ダイジェスト

8/26(日) 準決勝ダイジェスト

第14回 全日本大学フットサル大会

大会日程:2018/8/24(金)~2018/8/26(日)
会場:大阪府/岸和田市総合体育館
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