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浦和が逆転勝利でアジアのタイトルを手にする AFC Women’s Club Championship 2023 - Invitational Tournament決勝
2024年05月11日
AFC Women’s Club Championship 2023 - Invitational Tournamentの決勝戦が5月10日(金)、浦和駒場スタジアムで行われ、三菱重工浦和レッズレディースが仁川現代製鉄レッドエンジェルズ(韓国)を2-1で下し優勝を収めました。
同大会はAFC Women’s Champions League 2024のプレ大会にあたり、2022-23シーズンのWEリーグチャンピオンとして出場する浦和は、昨年11月にタイで行われたグループステージでグループAを首位通過して決勝に出場。2023年のWKリーグ優勝の仁川も、グループステージのグループBを突破して決勝に進みました。
浦和はなでしこジャパン(日本女子代表)の石川璃音選手、清家貴子選手らを先発で起用し、WKリーグ11連覇中の仁川もGKキム・ジョンミ選手、キム・ヘリ選手といった韓国女子代表選手が先発しました。スコアは早々に動き、13分にイ・ソヒ選手がミドルシュートを決めて仁川が先制しましたが、22分に伊藤美紀選手のパスから清家選手が強烈なシュートを決め、浦和が1-1の同点とします。その4分後には、塩越柚歩選手のCKから島田芽依選手が頭で合わせて浦和が2-1と逆転すると、5271人が集まった会場は大きな歓声に包まれました。
浦和は後半頭から高橋はな選手がDFラインに入り、5バックから4バックに変更した仁川の攻撃をはね返します。64分には清家選手が、75分には塩越選手がシュートを放ちましたが、いずれもゴールにはつながりませんでした。浦和は後半、仁川のシュートを1本に抑える堅い守備を続けて試合終了。浦和がプレ大会ながらアジアの女子サッカーチームの頂点に登り詰めました。
試合後に浦和キャプテンの柴田華絵選手が両手で優勝トロフィーを掲げると、スタンドでは紙吹雪が舞い、選手たちもその光景を眺めながら充実感あふれる表情を浮かべていました。
監督・選手コメント
楠瀬直木 監督(三菱重工浦和レッズレディース)
一度中止となった決勝の実現のため、WEリーグ、JFA、日本に来ていただいた仁川、そしてさいたま市、芝を整えてくださった駒場スタジアムの皆さまなどご尽力に感謝したいです。前半に失点したように隙を見せると仕留めてくる仁川の底力を垣間見ました。もっとチャレンジしたかったのですが、最後まで気が抜けないゲームでした。優勝してほっとしていますが、大事なリーグ戦も続いているので、浮かれることなく次に向かいたいです。このような大会への出場を懸けて激しい戦いが続き、レベルが上がっていくことを期待しています。
MF #18 柴田華絵 選手(三菱重工浦和レッズレディース)
先制されて入りからバタついたので難しいゲームになりましたが、その後に落ち着いて前半は自分たちのゲーム運びができて、結果的に勝てたのが何よりです。初対戦の相手なので、タイミングなどが普段と違って慣れるまで時間がかかりましたが、いつも通りにやろうと考えていました。今回はたくさんの方のご尽力でこの舞台をつくっていただきましたが、リーグ優勝しないと次も出られないと思うので、WEリーグのあと2試合もしっかり戦いたいです。
FW #11 清家貴子 選手(三菱重工浦和レッズレディース)
このスタジアムで浦和のエンブレムをつけてプレーできることが幸せですし、ここで勝てたのが何よりうれしいです。先制されることが最近なかったので、こういう舞台で試されていると思いましたが、自分たちならやれると思っていたので、焦らず機会を見ていました。(得点シーンは)パスが来るという感覚的なものがありました。浦和にとってアジアタイトルの大切さや重要さは浦和育ちなので知っていましたし、決勝の舞台に立つ機会があったことが幸せです。そこで戦えたことや勝ったことは本当に人生の宝物になったと思います。
FW #15 島田芽依 選手(三菱重工浦和レッズレディース)
先に失点しても焦りはなく、チームとして話し合いながら修正し、2点を取ることができました。押し込まれる時間もありましたが、守り切って勝ててよかったです。スカウティングで(仁川が)5バックという予想はなかったのですが、試合前に5バックかもという情報があり、人数が多い中央ではなくサイドから崩そうとチームで話していました。(得点シーンは)相手の選手が大きくて一緒に飛ぶと高さでは勝てないので、タイミングをずらすことを意識してプレーしました。
キム・ウンスク 監督(仁川現代製鉄レッドエンジェルズ)
私が監督に就任してから、このようなオープンな国際大会に出場するのは初めてとなりました。ウズベキスタンでグループステージを勝ち抜いてここまで来ましたが、このような結果になったのは大変残念です。浦和は勝ちにふさわしいパフォーマンスでしたし、その中で学ぶことはすごく多かったです。自分たちのチームが100%のコンディションで臨めなかったのが残念なので、叶うならばもう一度100%のコンディションで浦和との試合をやりたい気持ちです。
AFC Women's Club Championship 2023 - Invitational Tournament
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