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第23回全国クラブチームサッカー選手権大会 いわきFCが優勝
2016年10月11日
10月11日(火)、2016年度第23回全国クラブチームサッカー選手権大会の決勝戦が紀三井寺公園陸上競技場(和歌山県和歌山市)で行われました。
決勝戦では、3日連続の試合を勝ち抜いた、関西代表のルート11(大阪府)と東北代表のいわきFC(福島県)が対戦しました。試合は序盤からいわきFCが猛攻をしかけます。32番植田裕史選手、3番高野次郎選手が5分・6分とシュートまで持ち込むも、得点には結びつきません。しかし7分、いわきFCはホームタウンである福島県いわき市出身の23番、吉田知樹選手が左足のシュートで先制点を奪います。ルート11は12番大内俊輔選手の投入で流れを変えようと試みますが、31分に28番佐藤令治選手の左足のシュートでいわきFCに2点目を許すと、34分にはPKを与えてしまいます。いわきFCはこのPKを高野選手が冷静に決め、3点目。35分間で11本のシュートを放ったいわきFCが3-0でリードし、前半を折り返します。
両チーム1名ずつの選手交代をして後半を迎え42分、ルート11がセットプレーのチャンスを得ますが、得点には結びつきません。対するいわきFCは46分、25番久永翼選手のコーナーキックから 9番菊池将太選手が頭で合わせ、4点目。菊池選手はその後47分・50分にも右足シュートで2点を取る活躍を見せ、今大会2回目のハットトリックを達成します。
いわきFCは、57分に吉田選手、67分に10番下重優貴選手が得点を重ね、8-0とします。ルート11も反撃を試みますが、ロスタイムにさらに追加点を許してしまい、試合終了。9-0でいわきFCが勝利しました。いわきFCは、クラブ創設1年目で優勝の快挙を成し遂げました。
試合終了後、表彰式が行われ、準優勝のルート11と優勝のいわきFCに対し、それぞれ表彰状・トロフィー・表彰盾などが贈られました。
決勝
いわきFC 9-0 ルート11
最終結果
優勝
いわきFC(東北/福島)
準優勝
ルート11(関西/大阪)
第3位
イエローモンキーズ(四国/徳島)
海南FC(開催地/和歌山)
監督・選手コメント
ピーター・ハウストラ 監督(いわきFC)
今日の試合は、今大会ベストゲームとなるすごくいい試合でした。そのうえで、全国チャンピオンをとれたことはとても嬉しく思います。準決勝と違い、サイドをうまく使うという部分を改善できてよかったです。全員が規律を守りしっかりゲームを行えば、内容もスムーズに進められることがわかりました。4日間で4試合とハードで身体的にきつい部分もあったが、結果を残せてよかったです。
今大会でいい準備ができたので、全社(全国社会人サッカー選手権大会)への挑戦がすごく楽しみになりました。毎日いい準備をして、改善していきたいと思います。全社は勝ち進むに連れて相手が強くなるので難しいところもありますが、自信をもって臨みたいです。
古山瑛翔 選手(いわきFC)
いわきFCが始まって初めての全国でタイトルを獲れて、素直に嬉しい気持ちと次の大会へ向けていい準備ができたと思います。4日間で4試合というスケジュールをやる機会がないので、身体的にもいい準備ができました。ひとつ自信になったと思います。今大会ではゲームを支配する場面が多かったですが、4日間で4試合の経験ができたことがよかったです。全社へ向けて、目標はJFL昇格なので、結果を残し地域チャンピオンズリーグ(全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2016)に繋げたいと思います。
菊池将太 選手(いわきFC)
決勝まで全試合フル出場していて、気持ちも身体的にもきつい部分あり、決勝はあまり動けませんでした。前線で動いて起点になるところを意識して、点が取れなくてもやり続けることが大事だと思い、やり続けました。もっと運動量を増やして相手に圧力をかけないといけないと思いますし、味方にスペースを作る動きをもっとやっていかないといけないと思います。全社へはチャレンジャーとして臨み、今大会通して見えた課題もあるので、全員でやっていくことが大事だと思います。
第23回全国クラブチームサッカー選手権大会
2016年10月8日(土)~2016年10月11日(火)
和歌山市紀三井寺公園陸上競技場、和歌山市紀三井寺公園球技場、
紀の川市桃源郷運動公園陸上競技場、橋本市運動公園多目的グラウンド
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