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『第30回デンソーカップチャレンジサッカー 宮崎大会』1回戦は、全試合がPK戦になる接戦に
2016年03月05日
『第30回デンソーカップチャレンジサッカー 宮崎大会』が、3月4日(金)、KIRISHIMAヤマザクラ宮崎県総合運動公園で開幕しました。
オープニングゲームは3連覇を狙う全日本大学選抜と北海道・東北選抜の対戦。全日本は30分、CKから小川原一輝選手(関西学院大学)が先制すると、後半にも松木駿之介選手(慶應義塾大学)、山口一真選手(阪南大学)が追加点を挙げ、3-0と北海道・東北を引き離します。しかし終盤に差し掛かった79分、北海道・東北は宮澤弘選手(仙台大学)がゴールを決めると、その3分後には石橋理志選手(仙台大学)が2点目を挙げ、全日本を追い詰めます。そしてアディショナルタイムに突入した90+1分、宮澤選手が再びゴールを決めて3点目。土壇場で北海道・東北が追いつき、勝負はPK戦へと委ねられました。
PK戦では、最初のキッカーである全日本の中野誠也選手(筑波大学)が失敗したのに対し、北海道・東北は全員が成功。この結果、4-5で北海道・東北が2回戦へと駒を進め、前年度王者の全日本は順位決定戦へと回ることになりました。
東海・北信越選抜と関東選抜Aの一戦は、終盤に入って動きました。関東Aは80分、道渕諒平選手(明治大学)からパスを受けた翁長聖選手(中央大学)が右足を振り抜いて先制点を挙げます。しかしその4分後、東海・北信越も大野耀平選手(常葉大学浜松キャンパス)がヘディングシュートを決め、1-1のままPK戦に突入します。関東A、東海・北信越ともにひとりずつ外して迎えた6人目のキッカーで東海・北信越が失敗し、4-5で関東Aが2回戦進出となりました。
関西選抜と関東選抜Bの“東西対決”は、先制点をあげたのは関東Bでした。後半開始直後の46分、相馬勇紀選手(早稲田大学)の右からのクロスに矢島輝一選手選手(中央大学)が頭で合わせます。しかし関西も59分、國分将選手(近畿大学)がドリブルで独走し、そのままゴール。試合を振り出しに戻します。その後、両チームともに追加点はなく、この試合もPK戦に突入。PK戦では両チーム一歩もひかず、9人目のキッカーまで順番が回ることとなりました。しかしこの9人目で先攻の関東Bが失敗。関西の國分選手がきっちりと決め、関西が長い戦いに終止符を打ちました。
この日最後の試合となった、中国・四国選抜と九州選抜の試合はスコアレスドローのまま90分が終了。前の3試合と同じように、PK戦で勝負が決まることとなりました。全員がPKを成功させた九州に対し、中国・四国は2人が失敗。3-4で九州が2回戦進出を決めました。
出場チーム選手コメント
宮澤弘 選手(北海道・東北選抜/仙台大学)
同級生として全日本には負けたくないという気持ちがあったので勝てて良かったです。相手に押されてしまう時間帯も多かったけれど、自分たちのプレーを信じて最後まで戦えました。2点目はちょうど逆サイドにスペースがあったので、そこに走りこんで上手く合わせることができました。自分はシュートが持ち味なので、得点にこだわった結果が出て良かったです。
上田智輝 選手(関西選抜/関西学院大学)
関東Bはフィジカルに強い選手が多く、パワーで攻めてくる印象でした。PK戦は練習でもなかなか止められなかったのですが、味方がずっと決めてくれていたので、自分のことを信じてくれていると思って強い気持ちで最後まで集中できました。
服部一輝 選手(関東選抜A/明治大学)
本当はもっと前からディフェンスに行き、高い位置でショートカウンターすることを意識していたのですが、それを意識するあまり蹴るサッカーになってしまいました。逆に失点してからの方が高い位置でよい攻撃ができたと思います。自分は北海道の高校出身なので、北海道・東北選抜にはたくさん知り合いがいます。知り合いにも負けたくないし、優勝するためにも次にしっかり勝って決勝に行きたいと思います。
松木駿之介 選手(全日本選抜/慶應義塾大学)
全日本を背負っている以上絶対に負けてはいけなかったと思います。3点差を追いつかれてPK戦で負けてしまったのは、力不足を感じました。自分の1本のキックで勝敗が分かれてしまったので、反省して明日から頑張りたいです。
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大会日程、試合結果などは全日本大学サッカー連盟公式サイトをご確認ください。
第30回デンソーカップチャレンジサッカー 宮崎大会
2016年3月4日(金)~3月6日(日)
KIRISHIMAヤマザクラ宮崎県総合運動公園