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ベスト4進出を懸けた熱き戦い 第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会
2014年10月10日
第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会は10月11日(土)と15日(水)に準々決勝を行います。
他の試合に先駆け、11日に名古屋グランパスと清水エスパルスが名古屋市瑞穂公園陸上競技場で対戦します。名古屋は2回戦でトヨタ蹴球団を12-0で下すと、京都サンガF.C.に4-0、ザスパクサツ群馬に1-0で勝利し、ここまで無失点。リーグ戦も最近5試合で4勝と好調。清水戦はSAMURAI BLUE(日本代表)に選出された田口泰士選手を欠きますが、J1リーグ戦ここ5試合で4得点と調子を上げてきた永井謙佑選手や本大会の優勝経験者である楢﨑正剛選手、キャプテンの田中マルクス闘莉王選手などがチームを引っ張ります。対する清水は、3回戦でコンサドーレ札幌、4回戦でFC東京に競り勝ってベスト8に駒を進めたものの、リーグ戦では黒星が大きく先行し、現在16位とJ2降格圏に沈んでいます。9月後半は4連敗12失点と苦戦を強いられましたが、第27節ではセレッソ大阪に3-0で勝利。復調の兆しが見えてきました。この勢いを維持して、降格圏からの脱出、そして本大会4年ぶりの準決勝進出を目指します。
15日には残りの3試合が行われ、ガンバ大阪はホームの万博記念競技場に大宮アルディージャを迎えます。4回戦で前回準優勝のサンフレッチェ広島を退けたG大阪は現在、J1リーグ戦6連勝中で2位と好位置に付けています。Jリーグヤマザキナビスコカップでも準決勝に進出しており、2000年に鹿島アントラーズが達成して以来の国内3冠を狙います。一方、リーグ戦で15位と低迷する大宮ですが、第23節では優勝争いを繰り広げる鹿島に勝利するなど、過去何度もJ1残留争いを経験した粘り強さは今シーズンも健在。本大会でも、3回戦の湘南ベルマーレ戦、4回戦の愛媛FC戦ともに先制を許しながらも逆転勝利を収め、準々決勝でも好調のG大阪を相手に、ここでも勝負強さを発揮したいところです。
ホームのキンチョウスタジアムでジェフユナイテッド千葉と相まみえるC大阪は、清水や大宮と同様にリーグ戦で苦戦が続いています。第26節では首位の浦和レッズから勝利を得たものの、次節は残留を争う清水に敗戦するなど波に乗り切れませんが、本大会3年ぶりのベスト4進出を決め、浮上のきっかけをつかみたいところです。千葉は3回戦で柏レイソルとの「千葉ダービー」を制した勢いそのままにV・ファーレン長崎を下してベスト8入りを果たしました。シーズン終盤に向けて巻き返しを図りたいC大阪と、6年ぶりのJ1復帰を目指してさらに勢いを増したい千葉。どちらの闘志が相手を上回るか注目です。
本大会は“ジャイアントキリング”も魅力の一つ。J2のモンテディオ山形は4回戦でJ1で旋風を巻き起こしているサガン鳥栖に延長戦の末に勝利。同じくJ2のギラヴァンツ北九州は、3回戦で前回王者の横浜F・マリノスを下すと、4回戦でもJ1のヴァンフォーレ甲府から白星を挙げました。山形のホーム、NDソフトスタジアム山形で行われる両者の一戦、クラブ史上初のベスト4に名乗りを上げるのはどちらのチームでしょうか。
準々決勝組み合わせ
ガンバ大阪(J1) | 対 | 大宮アルディージャ(J1) |
名古屋グランパス(J1) | 対 | 清水エスパルス(J1) |
セレッソ大阪(J1) | 対 | ジェフユナイテッド千葉(J2) |
モンテディオ山形(J2) | 対 | ギラヴァンツ北九州(J2) |
第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会
2014/7/5(土)〜2014/12/13(土)
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