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第96回天皇杯 8月27日(土)に1回戦を実施
2016年08月26日
日本一のサッカーチームを決するカップ戦、「第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会」が今週末に開幕し、8月27日(土)と28日(日)に全国各地で1回戦計36試合が行われます。
1回戦には、都道府県代表チーム(J3リーグや大学、社会人)に加えてJ2全22チーム、J1のジュビロ磐田とアビスパ福岡が登場。プロとアマチュアが真剣勝負を繰り広げます。
第64回全日本大学サッカー選手権大会の覇者・関西学院大学は、今大会にシードチームとして出場。初戦でMIOびわこ滋賀(滋賀)と対戦します。現在、関西学生サッカーリーグ前期2位につけるチームには、DF米原祐選手やMF中野克哉選手、FW出岡大輝選手など、高校(Jユース)時代から全国大会に出場した経験を持つ選手が並びます。今大会でも、異なるカテゴリーの相手に対して臆することなく戦うことができるか注目です。
東京の味の素フィールド西が丘では、初出場のVONDS市原(千葉)が東京ヴェルディ(J2)との一戦に臨みます。VONDS市原の選手たちの多くは、グラウンドに隣接する介護施設で働きながらプレーを続けています。朝5時から始まる練習を終えてから職場に向かうタフなスケジュールの中でも強化に努め、出場権をもぎ取りました。チームにはFC東京U-18出身のMF二瓶翼選手や、三菱養和SC出身のFW木村陽一郎選手など、ユース時代から東京ヴェルディとしのぎを削ってきた選手もいます。読売サッカークラブ時代を含め5度の優勝経験を誇る東京Vに対して、真っ向から挑みます。
第77回(1997年)大会以来、28回目の出場となる早稲田大学(東京)はグルージャ盛岡(岩手)と対戦。東京都予選決勝でチームを優勝に導く決勝点を挙げたFW中山雄希選手、俊足のMF相馬勇紀選手を軸に本大会でも攻撃的なサッカーを披露できるか、期待がかかります。
個人の記録も、本大会の見どころの一つです。ブラウブリッツ秋田(秋田)のMF伊東輝悦選手は、これまで54試合に出場。ヴァンラーレ八戸(青森)との初戦に出場すると、3位の松永成立さん(56試合)にあと1試合、首位の釜本邦茂さん(59試合)にはあと4試合と迫ります。また、横浜FC(J2)の三浦知良選手(49歳)が山形大学(山形)との初戦でピッチに立つと、紺野悦男さんが持つ45歳219日という最年長出場選手記録を大幅に更新することになります。
さまざまな角度で楽しむことができる第96回天皇杯を、ぜひ会場でご覧ください。
第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会
2016年8月27日(土)~2017年1月1日(日・祝)