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第96回天皇杯 11月9日と12日にラウンド16を開催
2016年11月08日
第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会のラウンド16(4回戦)が、11月9日(水)と12日(土)に開催されます。このラウンドからAFCチャンピオンズリーグ2016(ACL)に出場した4チーム、サンフレッチェ広島、ガンバ大阪、浦和レッズ、FC東京が登場。準々決勝を目指す戦いは、これまで以上に激しくなっていきます。
11月9日には3試合が行われますが、そのうち2試合にACLシードチームがプレー。ガンバ大阪(J1)対清水エスパルス(J2)戦は、G大阪の長谷川健太監督にとって古巣との一戦です。G大阪はここまで明治安田生命J1リーグ、JリーグYBCルヴァンカップに敗れ今季は無冠のままです。今大会の決勝会場はG大阪のホームスタジアムでもある市立吹田サッカースタジアム。そこにたどり着くためにも、この天皇杯初戦に勝って波に乗りたいところです。一方の清水は、10月2日以降、リーグ戦7連勝と好調。2トップを組む大前元紀選手(18点)と鄭大世選手(25点)は、二人で43得点を挙げる活躍を披露しています。小林伸二監督は今回の一戦で選手たちをターンオーバーすることも示唆していますが、勢いを緩めずG大阪に挑みます。
同9日には、FC東京(J1)とJFLのHonda FC(静岡県代表)の異なるカテゴリーのチームによる対戦も見られます。FC東京はJ1リーグの2ndステージで第14節以降の4試合を全て1点差でものにするなど、勝負強さを発揮。篠田善之監督の下、来シーズンも見据えた強化を図っています。対するHonda FCは、今大会の「台風の目」ともいえる躍進を見せています。2回戦は松本山雅FC(J2)、3回戦ではJ3のグルージャ盛岡(岩手)を2-1で下し、しぶとく勝ち上がってきました。FC東京との一戦では大会の代名詞である「ジャイアントキリング(番狂わせ)」の実現とともに、第87回大会以来の8強入りを目指します。
11月12日(土)にもACLシードチームが登場。サンフレッチェ広島(J1)がサガン鳥栖(J1)のホーム、ベストアメニティスタジアムに乗り込みます。広島は、チーム在籍20年一筋の森﨑浩司選手が今シーズン限りで第一線を退くことを表明。一方の鳥栖も、J2時代からチームに貢献してきたレフティーの金民友選手の退団が決定しています。両選手ともホーム最終戦の後にファン・サポーターへのあいさつを済ませていますが、最後の試合は今大会の結果によって左右されます。両チームの意地だけでなく、両選手への思いも含まれた試合から目が離せません。
今シーズンのJ1リーグ年間勝点1位となった浦和レッズ(J1)は等々力陸上競技場で川崎フロンターレ(J1)と対戦します。浦和はGK西川周作選手、DF槙野智章選手をSAMURAI BLUE(日本代表)への帯同で欠く中、チーム力をどれだけ高い水準を保つことができるか。対する川崎Fは、今シーズン限りでの退任を発表している風間八宏監督のためにも、これまで磨き上げてきた攻撃的なサッカーを披露したいところ。Jリーグチャンピオンシップ決勝で戦う可能性も残す、実力派チームによるゲームは必見です。
第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会
【ラウンド16(4回戦)】 11月9日(水)※、12日(土) *ACL出場シードJ1チーム出場
※9日開催試合は、天皇杯ラウンド16に進出したJ2、J3のチームが対象
【準々決勝】12月24日(土)
【準決勝】12月29日(木)
【決勝】 2017年1月1日/元日(日・祝)