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第98回天皇杯 準々決勝~浦和vs鳥栖~ リーグ戦好調の浦和が3大会ぶりの準決勝進出
2018年10月25日
リーグ戦で5試合負けなしと好調の浦和レッズが優位に試合を進め、3大会ぶりの準決勝進出を決めました。
浦和は直近のJ1鹿島戦と同じ先発メンバー。J1残留争いのさなかにいるサガン鳥栖も大幅にメンバーを入れ替えることはなく、フェルナンド・トーレス選手や小野裕二選手らをピッチに送り出しました。
序盤は鳥栖のプレスを浦和がいなす展開で、浦和に先制点が生まれたのは前半16分。右サイドの森脇良太選手から、中央、左へと展開し、中に切れ込んだ宇賀神友弥選手が右足でシュート。コースに入った吉田豊選手に当たってわずかに軌道が変わり、ネットを揺らしました。
前線のトーレス選手らに効果的にボールを入れられない鳥栖が攻め手を欠く一方、両サイドを広く使った浦和の攻撃は続きます。31分、右から左へと相手を揺さぶり、柏木陽介選手が興梠慎三選手へスルーパス。興梠選手の後方へのパスを受けた槙野智章選手がコースを狙った巧みなシュートを決めました。
後半に入ると、趙東建選手と高橋秀人選手を投入した鳥栖が攻勢に出ました。クロスや小野選手のドリブルから好機をつくりましたが、ゴールは割れません。すると57分にキム・ミンヒョク選手がこの日2度目の警告を受けて退場。鳥栖の勢いがしぼむ中、浦和もミスが増えて試合は停滞していきます。興梠選手やアンドリュー・ナバウト選手が好機を迎えましたが、追加点は生まれませんでした。
浦和のオズワルド・オリヴェイラ監督は「全体的に高いパフォーマンスは見せられた。ただ相手が1人減り、緩くなったところはある」と総括。一方、鳥栖の金明輝監督は「前半の立ち上がり、レッズの枚数をかけた攻撃にうまく対応できなかった」と序盤の失点を悔やみました。
選手コメント
DF #5 槙野智章選手(浦和レッズ)
スタジアムの雰囲気がいつもと違い、難しい状況だった。それでも大会への意気込みについて考えて入ろうとしました。それで良い入りができて、前半は思いどおりの内容とゴールも生まれました。ここ数年、守備に重きを置いていましたが、あのときは前にスペースがあり、興梠(慎三)選手が良いタメを作ってくれていて、チャンスと思って上がりました。ゴールはセットプレーが多かったですが、流れの中から決められました。これからのリーグ戦では、攻撃面でも貢献したいです。
DF #23 吉田豊選手(サガン鳥栖)
監督が代わって2戦目。Jリーグで仙台に勝って、同じような気持ちで球際を戦い、相手より多く走ろうとし、攻撃的にいこうと試合に入りました。もう半歩寄せる、もっと走る、そういうところをあらためて勉強させられた試合になりました。守備重視より、良いパスを入れてボールを持っていければ、(フェルナンド)トーレスや、今日はいなかったですが(金崎)夢生くんが点を取れるように自然となると思います。監督も縦パス、3人目を使うことを言ってくれています。リーグ戦もあって難しい部分はありましたが、これからはリーグ戦に集中して、J1に残ることだけを考えてやっていきたいです。
【1回戦】5月26日(土)、27日(日)
【2回戦】6月6日(水)
【3回戦】7月11日(水)
【ラウンド16(4回戦)】8月22日(水)、一部予備日 9月26日(水)
【準々決勝】10月24日(水)、11月21日(水)
【準決勝】12月16日(日)
【決勝】12月24日(月・振休)
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