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第99回天皇杯、23日に準々決勝を開催 ベスト8の壁を越えるのはどのチームか
2019年10月18日
天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会の準々決勝4試合が、10月23日(水)に全国各地で行われます。
5月に始まった大会も、8チームが残るのみとなりました。このベスト8の壁を越えれば、12月21日(土)に行われる準決勝、さらにその先には来年元日に国立競技場で行われる決勝が待っています。令和初の天皇杯覇者を目指して、さらにヒートアップする戦いが予想されます。
激戦を勝ち抜いてきた8チームの中でも、ひと際輝くのがHonda FC(静岡県代表)です。普段は日本フットボールリーグ(JFL)を戦うチームが、2回戦以降にJリーグクラブを3連続で撃破。ラウンド16(4回戦)では、前回大会王者の浦和レッズ(J1)を残り10分を切ってからの2得点で破っています。その“アマチュアの雄”の前に立ちはだかるのは、優勝5回を誇る鹿島アントラーズ(J1)。両チームは前回大会の2回戦で対戦し、Hondaは1-6と大敗していますが、Jリーグの名門相手にも「たとえアマチュアであっても2回は負けたくない」(井幡博康監督)と、指揮官・選手ともに口をそろえており、真っ向から全力でぶつかる構えです。Hondaが前回8強入りした第87回大会、準々決勝で進撃を止めたのが鹿島でした。前回対戦では0-0のまま進んだ延長後半残り10分で、鹿島に決勝点が生まれました。今回はどんな展開、そして結果が待っているのでしょうか。
J2のクラブもV・ファーレン長崎とヴァンフォーレ甲府の2チームが残っています。長崎の準々決勝進出は、すでにクラブの最高記録を塗り替えています。一方の甲府は2年連続3度目の8強ですが、いまだにこの壁を越えたことがありません。今季のJ2での2度の対戦では互いにホームで勝利し、譲らなかった両チーム。ともに初の4強入りへ挑みます。
第81回大会で初優勝を飾った清水エスパルス(J1)は今大会、初戦から2試合連続で1-0で勝ち抜くと、ラウンド16ではPK戦を制し、粘り強い勝ち上がりを続けてきました。対するサガン鳥栖(J1)はPK勝ちに延長勝ちと苦戦が続いた後、ラウンド16では2度追いつかれながらも計4得点を挙げ、昨年に続きベスト8に名を連ねました。清水にとっては5大会ぶり、鳥栖にとっては6大会ぶりとなる準決勝進出を懸けた対戦となります。
初戦から2試合連続で4-0の快勝を続けたヴィッセル神戸(J1)は、ラウンド16で昨年リーグ連覇を果たした川崎フロンターレ(J1)に3-2と競り勝ちました。対する大分トリニータ(J1)は、10人目までもつれるPK戦を制して、準々決勝への切符をつかみ取りました。ベスト4を懸けた争いで、それぞれの勢いはどんな展開、さらにその先へと導いていくのでしょうか。
各会場とも目の離せない熱戦となりそうです。
【1回戦】5月25日(土)、26日(日)
【2回戦】7月3日(水)、10日(水)
【3回戦】8月14日(水)
【ラウンド16(4回戦)】9月18日(水)、25(水)
【準々決勝】10月23日(水)
【準決勝】12月21日(土)
【決勝】2020年1月1日(水・祝)
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