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センサリールームでの観戦にご招待!東京藝術大学との「センサリールームプロジェクト」でより楽しめるサッカー観戦環境を提供 天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会決勝
2021年11月22日
サッカーが本当は大好きなのに、非日常的な場所・初めての場所や慣れない場所が苦手、人混みや大勢の人、大きな音や光が苦手といった発達障がいなどの困りごとから、サッカー観戦をあきらめているお子さんやご家族はいらっしゃいませんか?
このたび、日本サッカー協会(JFA)では、12月19日(日)に国立競技場にて行われる天皇杯決勝で、発達障がいなどの診断を受けている、感覚過敏等の症状のあるお子さんとご家族が安心して観戦できる*センサリールームを設置し、2組の参加者を募集します。
今回はJFAと東京藝術大学の『DOOR(アート☓福祉の人材育成プロジェクト)』が共同で「センサリールムームプロジェクト」を立ち上げ、日比野克彦(JFA社会貢献委員会委員長/東京藝術大学美術学部長)の監修のもと、センサリールームには、お子さんやご家族が安心して過ごせるように、ビーズクッション、イヤーマフ、リラックスボックスなど、グッズをご用意しました。また、会場には母子・異性同伴で利用できる「男女共用トイレ」、競技場では日本初となる「*カームダウン・クールダウン」スペースも設置されています。
さらに、今回のプロジェクトの狙いやアート☓スポーツの可能性について、日比野さんの他、日本障がい者サッカー連盟(JIFF)会長でJYDアンバサダーでもある北澤豪さん、JFAのSDGs推進チームメンバーの播戸竜二さんによる対談ムービーを後日披露します。ぜひこちらもお楽しみください!
実施概要
募集要項
日時:
2021年12月19日(日)14:00~16:00頃(延長戦の場合、終了時間が異なります)
招待者数:
2組
対象者:
以下2つの条件を満たす方とさせていただきます
・発達障がい等と診断され、感覚過敏などの症状のあるお子様とそのご家族(1組あたり定員4名)
・ご本人やご家族が、主催者や報道機関等による撮影や掲載等に同意いただける方
内容:
参加者にはセンサリールーム観戦と合わせて次のプログラムにもご参加いただきます
・国立競技場の「男女共用トイレ」や「カームダウン・クールダウン」など施設見学
集合場所:
国立競技場 最寄り駅(詳細は別途ご案内します)
*センサリールーム担当スタッフと待合せ後、国立競技場まで一緒に向かいます
参加費:
無料
申込方法:
申込専用フォームにアクセスしていただき必要事項を入力してください
申込専用フォームはこちら
募集期間:
2021年11月22日(月)~12月3日(金)まで
参加者選定方法:
厳選なる抽選の上、選定いたします
当選者の発表:
当選者ご本人様へメールで通知します
注意事項
・応募者多数の場合は、抽選となります。また、当選に関するお問い合わせは一切受け付けておりません
・会場への交通費は自己負担となります
個人情報について
ご入力頂いた個人情報は今回のセンサリールーム観戦のみに使用し、イベント終了後に破棄します
報道機関への取材協力について
取材に関してはご家族・ご本人のコンディションに十分配慮し、担当者が調整します。JFAでは、この取り組みを社会に幅広く周知し、より多くのお子さんが参加できる環境づくりを目指しますので、取材へのご協力をお願いいたします。
*センサリールームとは:
明るすぎない照度と、大きな音や声などの大音量を遮る遮音が施され、人混みや周囲の視線を避けた安心できる部屋で、防音ガラス越しにサッカー観戦や映画などを楽しめることを目的とした部屋。目的の前提には、見方や楽しみ方の「方法」が多数派とは違うだけで、困りごとがない人たちと同様に「観る」「楽しむ」といった思いは一緒であるとの考え方があります。イングランドプレミアリーグでは、20チーム中14チームがセンサリールームを設置しています。
*カームダウン・クールダウンとは:
慣れない移動や、様々な人や音、光、においなどの混在により不安やストレスを感じて困っている発達障がいなど見た目にわからない障がいのある人たちが、ストレスを減らし落ち着くことができ、パニックを防ぐことを目的としたスペース。目的の前提には、移動や非日常的な空間において、感覚過敏の特徴に状況判断などの苦手さも伴って、不安や心配を強く感じてしまう発達障がいなど見た目にわからない障害のある子どもたちの安心安全を、スペースの存在で担保する考え方があります。