チーム紹介
ソニー仙台FC(2年連続22回目)
チームからのコメント
1968年にソニー仙台サッカー同好会として発足し、97年には念願のJFL昇格を果たしました。2011年に東日本大震災の影響を受け一時は活動休止を余儀なくされましたが、その後チームを立て直し、2015年にはJFL初優勝でアマチュアサッカー界の頂点に立ちました。企業チームとして、「プロの横にいる最強のアマチュア」を目標にしながら、社会貢献活動にも積極的に取り組み、「多くの方に愛されるクラブ」を目指しています。
チーム紹介
宮城県予選決勝は、カテゴリーが下のコバルトーレ女川(東北社会人リーグ1部)を相手に守勢に回る厳しい展開だった。それでも、後半終了間際に勝ち越しゴールを奪う勝負強さを見つけ、本戦進出を決めた。
中村元監督は「豊富な運動量がチームの持ち味」と強調する。突出したタレントがいない分、パスワークや球際の強さを発揮し、少ない好機をものにする。宮城県予選決勝では、相手に倍近いシュートを許したが、最後まで集中力を切らさず、勝利をたぐり寄せた。
東日本大震災の発生から10年を迎えた今季、チームの結束と責任感は増している。主将の吉森恭兵は「今季は特に、周囲の期待の大きさを感じる。しっかりと声援に応えたい」と話す。
昨年の本戦では2回戦で富士大に2―3で敗れ涙をのんだ。中村監督は「(被災地)みんなの思いを背負い、覚悟を持って戦う。見ている人の心を動かしたい」と闘志を燃やしている。
(河北新報)