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2回戦進出チームが出そろう!J3所属の盛岡は初出場の新宿に快勝 天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会

2023年05月22日

2回戦進出チームが出そろう!J3所属の盛岡は初出場の新宿に快勝 天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会

天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会は5月21日(日)、各地で1回戦17試合が行われ、2回戦進出チームが出そろいました。

ピックアップマッチ

いわてグルージャ盛岡 4-0(前半2-0、後半2-0)クリアソン新宿

いわぎんスタジアムでは、いわてグルージャ盛岡(岩手県代表)と、クリアソン新宿(東京都代表)が対戦しました。新宿は序盤、1トップの齊藤和樹選手など前線に長いボールを入れてリズムをつかもうとしますが、盛岡の守備に跳ね返されました。盛岡も堅守から速い攻撃を狙い、開始13分には先制に成功します。左サイドで浮き球の縦パスをうまく処理したドウグラス・オリヴェイラ選手がスピードに乗り、縦突破からクロスボールを送ります。チャン・ヒョンス選手のシュートはGKに阻まれましたが、こぼれ球をオタボー・ケネス選手が蹴り込んでゴールネットを揺らしました。

先制の3分後にも、相手DFの足元からボールを奪ったオリヴェイラ選手がそのままシュートに持ち込み、盛岡が追加点。余裕が生まれた盛岡はパススピードも速くなり、新宿にボールの取りどころを絞らせませんでした。

後半開始から選手の入れ替えと配置替えで先に守備を修正したのは盛岡でしたが、後半半ばから新宿も2枚替えをするなど選手交代で活性化を図ります。新宿がシュートに持ち込む場面やCKも増えましたが、次のゴールも盛岡に生まれました。自陣でのCKからカウンターを発動し、最後はチャン・ヒョンス選手がゴール。盛岡は交代選手も含めて全員が献身的に走り、84分にも高い位置でのボール奪取からケネス選手がゴール。4得点の快勝で、盛岡が2回戦へ進みました。

コメント

松原良香 監督(いわてグルージャ盛岡)
今季はずっと、1試合での複数得点・無失点が目標であると言い続けてきました。リーグ戦では上位との対戦が続くこともあり、選手たちの総合力を高めるために若手も先発させました。良い守備から良い攻撃を狙い、流れの中から得点できました。ただし、内容はそれほど良くなかったと思います。選手には、思い切ってチャレンジしてほしい。選ばれて試合に出ているのだから、ミスをしてもいいから堂々とプレーしてほしいんです。できた部分と足りない部分の両方があったと思います。

チャン・ヒョンス 選手(いわてグルージャ盛岡)
去年入団して、今まで公式戦でゴールがありませんでした。去年はコロナ禍で来られなかった家族が、今は一緒にいてくれていて、食事などサッカーにつながることでも助けてくれています。妻は妊娠していて、出産前に観戦できるのは今日が最後だったので、点を決めなければという気持ちが強くありました。得点を決めたらパフォーマンスをしようと決めていましたが、後半は体力的にきつかったので、忘れるところでした。ゴールを決めて、チームの役にも立ててうれしいです。

北嶋秀朗 ヘッドコーチ(クリアソン新宿)
クラブにとって、初めての天皇杯出場という歴史的な試合でした。多くの人に見て、感じてもらい、感動を届けたいと思って活動してきました。皆が走って戦うところを見せたかったのですが、結果的に0-4でした。
まだまだ足りないことがあると感じつつも、良いポジションを取ってボールと感情を届けていくというプレーはいくつもできていました。そういう点に関しては、選手たちに感謝しているところは多くあります。目指しているJリーグのレベルを選手たちも公式戦で知り、超えていかなければいけないと感じた一日でした。

石井圭太 選手(クリアソン新宿)
(昨シーズンまでグルージャ盛岡に所属)半年ぶりくらいにこのスタジアムに戻ってきました。今メンバーに入っていない選手も含めて全員で戦っているということを、ピッチに出ている選手が表現しようとプレーしました。良いところまでいくシーンもありましたが、自分たちのプレーの精度や、盛岡の守備の最後の堅さを崩すことができず、逆に相手のカウンターの鋭さが脅威になりました。
チームとしては、やることをやったので結果を受け止めて、次に進んでいこうと話しました。

【1回戦】5月20日(土)、21日(日)[予備日:5月22日(月)]
【2回戦】6月7日(水)、14日(水)、21日(水)
【3回戦】7月12日(水)[予備日:7月19日(水)、26日(水)]
【ラウンド16(4回戦)】8月2日(水)[予備日:8月9日(水)]
【準々決勝】8月30日(水)[予備日:9月13日(水)]
【準決勝】10月8日(日)
【決勝】12月9日(土)

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