天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会は6月7日(水)、14日(水)、21日(水)に2回戦を開催します。

2回戦からはＪ１所属の18チーム、Ｊ２の22チームが登場します。1回戦を勝ち抜いた地域代表チームとアマチュアシードチームにとっては上位カテゴリーのチームとの対戦とあって、下剋上を狙って熱い戦いが繰り広げられることでしょう。

1回戦では、カターレ富山（富山県代表）やAC長野パルセイロ（長野県代表）などのＪ３所属チームが上位リーグの意地を見せて勝利しました。その中で、JFL所属のチームがＪ３チームを破る波乱もありました。ヴィアティン三重（三重県代表）はガイナーレ鳥取（鳥取代表）を2-0で破り、「最強のアマチュア」を謳うHonda FC（アマチュアシード）は奈良クラブ（奈良県代表）を1-0で下しています。ソニー仙台FC（宮城県代表）とレイラック滋賀（滋賀県代表）は、それぞれヴァンラーレ八戸（青森県代表）とアスルクラロ沼津（静岡県代表）を延長の末に撃破しました。

唯一のＪ３対決となったギラヴァンツ北九州（福岡県代表）と鹿児島ユナイテッドFC（鹿児島県代表）の一戦は、PK戦にまでもつれ込み、PKスコア4-1で北九州に軍配が上がりました。

大学勢では関西大学（大阪府代表）と山梨学院大学PEGASUS（山梨県代表）が1回戦を突破。2回戦で関西大学は浦和レッズ（Ｊ１）、山梨学院大学PEGASUSは柏レイソル（Ｊ１）といずれもＪ１チームと対戦します。第101回大会では千葉県代表の順天堂大学がＪ１のFC東京を2-1で撃破するなど、過去を振り返ってみても大学チームの力は実証されています。関西大学にとっては第101回、第102回大会に続いて3大会連続でのＪ１チームへの挑戦となります。前々回はガンバ大阪に、前回はセレッソ大阪にいずれも1-3で敗れており、“三度目の正直”となる金星を挙げることはできるか注目が集まります。

ディフェンディングチャンピオンのヴァンフォーレ甲府（Ｊ２）は、V・ファーレン長崎（Ｊ２）との初戦を迎えます。前回大会の2回戦は環太平洋大学に5-1で快勝し、その後のＪ１チームからの5連勝という快進撃の幕開けとしました。前回王者のとっても大事な初戦となります。再び旋風を巻き起こすことはできるでしょうか。

また、Ｊ１リーグ第16節を終えて暫定首位に立つヴィッセル神戸（Ｊ１）はAC長野パルセイロ（長野県代表）、同2位の横浜F・マリノス（Ｊ１）はブリオベッカ浦安（千葉県代表）の挑戦を受けます。その他にも、鹿島アントラーズ（Ｊ１）に挑むHonda FCや、ベガルタ仙台と藤枝MYFC、ジェフユナイテッド千葉と大宮アルディージャなどのＪ２対決もあり、熱戦は必至です。

前回大会は2回戦で地域代表チームが全て敗退し、Ｊ１、Ｊ２チームがその力を誇示。果たして今大会はどのような展開が待ち受けているでしょうか。

【1回戦】5月20日(土)、21日(日)［予備日：5月22日(月)］
【2回戦】6月7日(水)、14日(水)、21日(水)
【3回戦】7月12日(水)［予備日：7月19日(水)、26日(水)］
【ラウンド16(4回戦)】8月2日(水)［予備日：8月9日(水)］
【準々決勝】8月30日(水)［予備日：9月13日(水)］
【準決勝】10月8日(日)
【決勝】12月9日(土)

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