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J2熊本、PK戦を制して堂々の4強入り 殊勲のGK田代選手「目標は優勝すること」 天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会

2023年08月31日

J2熊本、PK戦を制して堂々の4強入り 殊勲のGK田代選手「目標は優勝すること」 天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会

ピックアップマッチ

ロアッソ熊本 1-1(前半0-0、後半1-1、延長前半0-0、延長後半0-0、PK4-3)ヴィッセル神戸

死力を尽くした120分を1-1で終えて迎えたPK戦、ロアッソ熊本の3人目は田代琉我選手でした。この順番でGKがキッカーを務めるのは珍しいですが、躊躇なくゴール上へ強烈に蹴り込むとホーム観衆の熱気は明らかに高まりました。異様な雰囲気となり、直後にヴィッセル神戸の大﨑玲央選手は失敗。J2ながら堂々の準決勝進出を果たし、殊勲のGKは「(今大会の目標は)優勝することです」と言い切りました。

試合はJ1で優勝争いを繰り広げる神戸を相手に、果敢なパスサッカーで挑みました。後半15分に平川怜選手が「裏に抜け出して落ち着いて決められた。狙い通り」という先制ゴール。J2で残留争いに巻き込まれているとは思えないパフォーマンスで互角に渡り合いましたが、逃げ切ることは叶わず、窮地に陥りました。

延長前半終了間際に、まだ出場したばかりの酒井匠選手が負傷。交代枠を使い果たしていたため、以降は1人少ない状況を必死に耐え抜きました。サガン鳥栖、FC東京に続いてJ1勢を撃破し、天皇杯の醍醐味を体現しながら勢いに乗って次は柏レイソルとぶつかります。

神戸はゴールネットを揺らした2度の場面がオフサイド判定となるなど、熊本を攻略できませんでした。後半には大迫勇也選手や武藤嘉紀選手らを投入し、終盤にジェアン・パトリッキ選手のヘディングで追い付く意地は示したものの力尽きました。吉田孝行監督は「120分で(勝負を)決めないといけなかった」と肩を落としましたが、まだJ1初制覇の大目標が残されています。

監督・選手コメント

大木武 監督(ロアッソ熊本)
この雨の中で1万人のサポーターが集まってくれて、ロアッソのゲームを見てくれたのは本当にありがたいことです。PK戦になりましたけど、勝てたのは非常に良かったと思いますし、皆さんが喜んで帰ってくれるのは非常にうれしいことです。ただ、本来の力が出せたというよりも、あと2、3点取れました。そういうところが甘いし、それから最後に追い付かれてしまうところもやっぱり甘いです。またリーグ戦がきますので、しっかり準備して臨みたいと思います。

平川怜 選手(ロアッソ熊本)
みんなの気持ちも入っていたと思いますし、ピンチのときもしっかり守れて、粘り強くできたことが結果につながったと思います。得点場面は、斜めのランニングに相手があまりついてこれていない感覚があったので、大本選手がドリブルで仕掛けたときにタイミングよく抜け出せました。もし勝てていなかったら本当に悔いが残るような失点でしたが、みんな顔を下げずに、前向きにプレーできました。チームは間違いなく成長していると思うので、このテンションをうまくリーグ戦の結果に結び付けたいです。

吉田孝行 監督(ヴィッセル神戸)
選手たちは120分戦ってくれました。結果的には残念ですし、サポーターの方には申し訳ない気持ちでいます。120分で決めないといけないゲームだったと思いますが、ラストパスやクロスが少し精度を欠いたと思います。相手も終盤はそんなにこなかったので、ボールを持ってしまってクロスを入れるタイミングが遅くなったかもしれません。決めるところで決め切れれば違う結果になったと思いますが、時間は戻らないので、切り替えてリーグ1本に集中してやっていきたいと思います。

ジェアン・パトリッキ 選手(ヴィッセル神戸)
相手のチームはしっかり組み立てることもできるし、守備も決してゆるいチームではないので、簡単な試合ではないという準備で入りましたが、アウェイで先制されたことでさらに難しくなったと思います。僕らも自信を失ったわけではなく、90分でひっくり返して勝つという戦いをしていましたが、ラストパスであったり、ちょっとしたところが合わなかったり、精度を欠いたりというところで、追加点を取れませんでした。もう少し試合をコントロールする冷静さが必要だったかもしれません。

【1回戦】5月20日(土)、21日(日)[予備日:5月22日(月)]
【2回戦】6月7日(水)、14日(水)、21日(水)
【3回戦】7月12日(水)[予備日:7月19日(水)、26日(水)]
【ラウンド16(4回戦)】8月2日(水)[予備日:8月9日(水)]
【準々決勝】8月30日(水)[予備日:9月13日(水)]

【準決勝】10月8日(日)
【決勝】12月9日(土)

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