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町田が悲願の国内主要タイトル、神戸はJ開幕後3クラブ目の2連覇ならず 天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会決勝

2025年11月23日

町田が悲願の国内主要タイトル、神戸はJ開幕後3クラブ目の2連覇ならず 天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会決勝

サッカー日本一の栄誉に浴したのは町田でした。1989年創設のクラブにとって初の国内主要タイトルです。DF昌子源主将は支え続けたサポーターに「あなたたちのためにやらないといけないんだ、と強く思った」と涙ながらに感謝を口にしました。2014年に始まったJ3を経験したチームの天皇杯制覇は初めて。神戸は1993年のJリーグ開幕後3クラブ目(4例目)の連覇を逃しました。

試合は立ち上がりから動きました。前半6分、ロングスローからこぼれ球を拾った中山雄太選手がDFの間を縫うようにして運び、クロスを送りました。藤尾翔太選手が神戸GK前川黛也選手との交錯も恐れず飛び込み、先制します。前半32分に追撃したのは相馬勇紀選手。ミッチェル・デューク選手のパスで抜け出し、左足で浮かして冷静に決めました。神戸が目を覚ます前にリードを広げました。

神戸は後半から切り札の大迫勇也選手を投入しました。少しずつ攻撃が形になり始めましたが、町田は流れを渡しません。後半11分、藤尾選手が見事な左足ミドルシュートで3点差に。後半17分に宮代大聖選手が1点を返しましたが、先行してゴール前を固めて守ることができる状況をつくっていた町田が逃げ切りました。

町田は初の決勝を感じさせない盤石の試合運びでした。青森山田高を率いて全国高校サッカー選手権を3度制した経歴を持つ黒田剛監督は試合前、「決勝は前半15分までに必ず動く」と選手に伝えたことを明かしました。序盤から蹴り込んで圧力をかける戦い方も奏功し、見立てが当たりました。高校サッカーの名将が、プロの世界でも確固たる評価を得る一戦になりました。

監督・選手コメント

黒田剛 監督(FC町田ゼルビア)
チームには、自分が高校生を指導していたころ、ファイナルという重圧のかかった試合を何回も戦って感じたこと、負けたときや勝ったときの要因を細かく伝えました。選手たちは各々のタスクをしっかり遂行してくれたと思います。われわれはタイトルを一つ獲ろうという目標を掲げて今シーズンに臨みました。こうして天皇杯を獲得し、絵に描いたストーリーを実現させてくれた選手たちに心から感謝したいですし、敬意を表します。

藤尾翔太 選手(FC町田ゼルビア)
とてもうれしいです。1点目は(クロスに対して)GKの後ろに入るとパンチングされると思ったので、GKの前に入って(ボールに)当てることを意識しました。(自身の)2点目は相馬(勇紀)くんの「パス」という声が聞こえましたが、思い切って振り抜きました。決勝でゴールを決めてチームを優勝させることをずっとイメージしていましたし、今シーズンの自分自身の評価を上げるのは今日しかないと考えていたので、その覚悟を決めて臨んだのが良かったと思います。

吉田孝行 監督(ヴィッセル神戸)
神戸からたくさんのサポーターに来ていただいた中で勝利できなくて、申し訳なく思っています。今シーズン、タイトルを取れなかった責任も感じています。自分たちもしっかり準備してきたのですが、前半の2失点が響きました。後半は少し流れをつかみましたが、その中で3失点目を喫したことがチームに影響したと思います。それでも選手たちは最後まであきらめずに戦ってくれました。

酒井高徳 選手(ヴィッセル神戸)
硬さがあったわけではないのですが、フワッと試合に入った感じは否めません。先制点で相手にリズムを与え、自分たちで試合を難しくしてしまいました。特別何か変わったことがあったわけでも、気を抜いて練習していたわけでもありません。サッカーの試合では、失点の仕方や、失点のタイミングなどでリズムがつかめなくなることがあります。今日は難しい展開になった後、修正することができませんでした。

【1回戦】5月24日(土)、25日(日)[予備日:5月28日(水)]
【2回戦】6月11日(水)[予備日:6月18日(水)]
【3回戦】7月16日(水)[予備日:7月23日(水)]
【ラウンド16(4回戦)】8月6日(水)[予備日:8月13日(水)]
【準々決勝】8月27日(水)[予備日:9月10日(水)]
【準決勝】11月16日(日)
【決勝】11月22日(土)

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