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いよいよ大詰め 第36回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会
2014年12月27日
第36回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会は12月28日(日)、味の素フィールド西が丘で準決勝2試合を行い、来年1月1日(木・祝)の決勝に進出するチームを決します。
第1試合では日テレ・ベレーザ(なでしこ/東京)とベガルタ仙台レディース(なでしこ/宮城)が激突します。第31回大会(2009年)以来の決勝進出を目指すベレーザは、ここまでの2試合で12得点無失点と、攻守においてほぼ完璧な内容で4強入り。攻撃では連続得点中の田中美南選手と長谷川唯選手、守備に目を移すと村松智子選手ら若手選手の活躍が目立っています。「2位に終わったリーグ戦の借りを返すのは、ここ(皇后杯)しかない」(阪口夢穂選手)とベテランも優勝に向けて意気込みます。
対する仙台は2回戦でFC吉備国際大学Charme(なでしこ/岡山)を5-0で下すと、続く準々決勝の岡山湯郷Belle(なでしこ/岡山)戦は浜田遥選手が2試合連続ハットトリックを達成するなど、大量6得点を奪って初の準決勝進出を決めました。
両チームは、今季のなでしこリーグレギュラーシリーズで2度対戦。ともにベレーザが勝利しています(第3節:2-0、第11節:1-0)。3度目の対戦となる今回、ベレーザが三たび勝利をモノにするのか、それとも仙台が三度目の正直となるか注目です。
浦和レッズレディース(なでしこ/埼玉)とジェフユナイテッド千葉レディース(なでしこ/千葉)による第2試合も見逃せません。今季、最少失点でなでしこリーグを制した浦和は、今大会も無失点をキープ。攻撃でもノジマステラ神奈川相模原(関東1/神奈川)と対戦した3回戦でDFの齊藤あかね選手、準々決勝の伊賀FCくノ一(なでしこ/三重)戦では守備的MFの岸川奈津希選手がゴールネットを揺らし、どこからでもゴールを奪えることを証明しました。
一昨年(第34回大会)以来の決勝進出を目指す千葉も浦和同様、ここまで無失点を維持。大会4連覇中だったINAC神戸レオネッサ(なでしこ/兵庫)に1-0で競り勝ってベスト4に入りました。菅澤優衣香選手や山根恵里奈選手といった攻守の中心選手に加え、今大会はアタッカーの筏井りさ選手が好調。3回戦の藤枝順心高校(東海1/静岡)戦で全4得点に絡むと、続く神戸戦では決勝点を挙げるなど、存在感を示しています。
11月にスタートした本大会も、残すところあと3試合。元日の決戦への切符を手に入れるのはどのチームでしょうか。
第36回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会
2014年11月29日(土)~2015年1月1日(木・祝)
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