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第37回皇后杯 今週末にいよいよ開幕
2015年11月06日
11月7日(土)と8日(日)に第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会の1回戦が開催されます。このラウンドには、なでしこリーグ1部の10チームと2部の6チームを除く32チームが登場。高校や大学、なでしこリーグのユースチーム、地域のクラブなど、さまざまなカテゴリーのチームがノックアウト方式の戦いに臨みます。
前回大会で3回戦に進むなど躍進した常盤木学園高校(東北/宮城)は、今年チャレンジリーグでもしのぎを削った横浜FCシーガルズ(関東/神奈川)と対戦します。両チームのリーグ戦での成績は、プレーオフも含めて1勝1分け1敗。皇后杯に舞台を移して4度目の対戦を制するのはどちらか見ものです。また、常盤木学園はU-19日本女子代表での経験を誇る小林里歌子選手、横浜FCは吉田瑞季選手といった得点源を擁しており、2人の活躍にも期待がかかります。
藤枝順心高校(東海/静岡)も前回大会で3回戦まで勝ち進んだ実績があります。今大会は初戦でディオッサ出雲F.C.(中国/島根)と対戦。昨年のエース、杉田紀和選手(現INAC神戸レオネッサ)が抜けたものの、13年のFIFA U-20女子ワールドカップメンバー、児野楓香選手が10番を背負って奮闘しています。対する出雲は大会登録メンバー18人と決して大所帯ではありませんが、中国地域大会では総力を結集して接戦を勝ち抜いてきました。試合の入り方に気を配り、ロースコアに持ち込めば勝機が広がります。
浦和レッズレディースユース(関東/埼玉)は、JFAアカデミー福島(東海/静岡)とのユース勢対決に臨みます。浦和にはキャプテンの南萌華選手や轡田歩選手など、U-15年代から浦和レッズレディースJr.ユースでプレーした選手が多く在籍し、互いの特徴を知っていることが長所の一つです。一方のアカデミー福島は、北川ひかる選手や遠藤純選手といった年代別代表の経験を誇る選手を擁しています。北川選手は今年の特別指定選手として浦和レッズレディースでデビューを果たしており、なでしこリーグで積んだ経験をカップ戦にも生かしたいところです。
初出場の筑波大学(関東/茨城)は、5年ぶりに出場のバニーズ京都SC(関西/京都)と対戦します。「結」というスローガンを掲げる筑波大学は、今大会に向けて練習試合などでチームの連係を確認。少ないボールタッチでのパス回しを意識して、攻撃時のイメージを高めてきました。対するバニーズは、目標とする魅力的なサッカーを実践し、前回出場時(延長戦の末、2-4で初戦敗退)のうっ憤を晴らせるか。京都に活動拠点を移して10年目という節目の年に、まずは1回戦突破を目指します。
JFA-TV 第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会
第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会
11月7日(土)~12月27日(日)
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