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第37回皇后杯 準々決勝進出チーム紹介vol.2 古豪復活、3度の優勝経験を武器に覇権奪回へ 伊賀フットボールクラブくノ一
2015年12月12日
1995年、1998年、2001年と3度の皇后杯優勝経験を持つ伊賀フットボールクラブくノ一。昨年チャレンジリーグとの入替戦を制し、1部残留を決めて臨んだ今シーズン。序盤からGKが定着せずに苦しい戦いを余儀なくされ、レギュラーリーグでは開幕直後の2連勝以外は勝ち負けを繰り返し、厳しいシーズンとなった。チャレンジリーグは下位リーグに属したものの、ここでは6戦で4勝1敗1分の成績を挙げ、下位リーグ1位の成績を残した。レギュラーリーグからスターティングメンバーの半数がフルタイム出場を果たしており、シーズン終盤になって同じメンバーで戦い続けたことが成果として現れたといえる。
チームの得点源は杉田亜未選手、レギュラーシリーズ、エキサイティングシリーズを合わせチーム最多の6ゴールを挙げている。カナダで行われたFIFA女子ワールドカップ2015のメンバーにはあと一歩のところで涙を飲み、悔しい思いをしたが、その後に行われたEAFF女子東アジアカップ2015、そして11月に行われたオランダ遠征にはなでしこジャパンの一員として活動に参加し、経験も重ねている。エキサイティングシリーズ、そして皇后杯と最近行われた5試合で4ゴールと好調を維持しているのがチームにとって強みだろう。
彼女に加え、エキサイティングシリーズで3ゴールを挙げた鈴木薫子選手、テクニックに長けた櫨まどか選手、そしてチームにフィットしつつあるグロリア・ダグラス選手らの連係が高まると4度目の覇権が見えてくることだろう。
JFA-TV
第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会
決勝 12月27日(日) 神奈川/等々力競技場
準決勝 12月23日(水・祝) 神奈川/等々力競技場
準々決勝 12月19日(土) 宮城/ユアテックスタジアム仙台、東京/味の素フィールド西が丘