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第37回皇后杯 準々決勝進出チーム紹介vol.7 成長する新世代、十分な戦力を武器にタイトル奪還へ INAC神戸レオネッサ
2015年12月17日
各ポジションに日本女子代表選手を有するINAC神戸、澤穂希選手をはじめ、海堀あゆみ選手、近賀ゆかり選手、鮫島彩選手、田中明日菜選手、川澄奈穂美選手、大野忍選手、髙瀬愛実選手といったFIFAワールドカップドイツ2011優勝メンバーに目が行きがちだが、彼女たち以外にも世界大会を代表選手として戦った選手が名を連ねている。なでしこリーグでは2011シーズンから3連覇、今大会も2010年大会から4連覇を果たし、なでしこリーグを代表するチームとして、常に注目を集めている。しかし昨年はノンタイトルに終わり、今年のなでしこリーグも開幕から5連勝とスタートは好調だったものの、レギュラーシーズン最後の5試合は2勝2分1敗と思うように勝ち点が伸びず、タイトル奪還は勝ち点わずか「1」差で叶わなかった。続いて行われたエキサイティングシリーズでも1勝しか挙げることができず、今大会に懸ける思いはさらに強まっている。
今シーズンのINAC神戸は新たな世代の成長が目を引いた。三宅史織、仲田歩夢、京川舞、道上彩花、杉田妃和といった次代のINACを担う選手たちが次々とチャンスを与えられ、その機会を活かし、INACのチーム力を引き上げた。中でも増矢理花選手にとっては実り多きシーズンとなった。レギュラーシーズンは交代出場が多かったものの、ゴールという結果で期待に応え、エキサイティングシリーズでは5戦中4戦で先発出場、2ゴールという結果を残した。この活躍でなでしこジャパンにも選出され、11月に行われたオランダ遠征にも参加した。高い競争力の中で世代交代が行われているだけに、今大会も優勝候補として各チーム、メディアからの注目を集めている。
16日(水)、今大会を最後に澤選手が引退することが発表され、チームとして花道を飾るべくモチベーションが高まったのは想像に難くない。澤穂希の背中を見て、成長した新世代が有終の美を飾るべく、躍動感溢れるプレーを見せてくれることだろう。
JFA-TV
第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会
決勝 12月27日(日) 神奈川/等々力競技場
準決勝 12月23日(水・祝) 神奈川/等々力競技場
準々決勝 12月19日(土) 宮城/ユアテックスタジアム仙台、東京/味の素フィールド西が丘
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