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10月28日に遂に開幕する第39回皇后杯 前回大会をプレーバック
2017年10月18日
日本一の女子サッカーチームを決する「第39回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会」が10月28日(土)に開幕し、12月24日(日)の決勝を目指して熱い戦いが繰り広げられます。ここでは前回大会を振り返ります。
第38回大会は地域予選を勝ち抜いた28チームに、なでしこリーグ1部と同2部チームがそれぞれ10チームを加えた合計48チームが参加し、約2カ月にわたるトーナメント戦が行われました。
2回戦からはなでしこ1部のチームが登場。地域代表チームも健闘しますが、3回戦にはなでしこ1部の9チームと、同2部の7チームが進出しました。なでしこ1部のチームが力の差を見せ、順調に勝ち上がっていく中、ノジマステラ神奈川相模原(神奈川)が2部で唯一、準々決勝に進出します。ノジマステラは、ベガルタ仙台レディース(なでしこ1部/宮城)に敗れたものの、チームは初のベスト8に入りました。
準決勝に進出したのは、日テレ・ベレーザ(なでしこ1部/東京)、アルビレックス新潟レディース(なでしこ1部/新潟)、仙台L、INAC神戸レオネッサ(なでしこ1部/兵庫)の4チーム。いずれも前回大会と同じ対戦カードとなりました。
ベレーザと新潟Lの一戦は、なでしこリーグとリーグカップを制したベレーザが押し気味に試合を進めます。前半からMF中里優選手やリーグ得点王のFW田中美南選手に決定機をつくられますが、新潟LはGK福村香奈絵選手の好セーブでピンチをしのぎます。粘り強く守る新潟Lは53分にMF八坂芽依選手が先制ゴールを挙げます。リードを許したベレーザは、選手交代や布陣変更で攻勢を強めますが、新潟Lの強固な守備を突破できず、試合は終了。新潟が2年連続4回目の決勝進出を決めました。
一方、仙台LとI神戸の準決勝は、延長戦にもつれ込む接戦となりました。15分にFW道上彩花選手のゴールでI神戸が幸先よく先制し、一進一退の攻防が展開しますが、徐々に仙台Lが盛り返していくと、84分に川村優理選手が中野真奈美選手のFKに頭で合わせて同点に追いつきます。延長戦では、I神戸が押し込んでいきます。102分と108分に京川舞選手がゴールを決め、勝負あり。連覇を目指すI神戸が決勝へ駒を進めました。
準決勝に続き、前回大会と同じ顔合わせとなった決勝。新潟Lが試合開始から積極的にプレッシャーをかけて優位に攻撃を展開していきます。しかし、I神戸は準決勝で負傷したGK福元美穂選手に代わって先発したGK武仲麗依選手がシュートを阻止していきます。
その後、I神戸も徐々に盛り返し、互いに決定機をつくっていきますが、決め切れないまま時間が経過。延長戦を含めた120分で決着せず、PK戦に突入します。PK戦では、I神戸の武仲選手が好セーブを連発。7人まで続いたPKを2本止め、最後は増矢理花選手が冷静に決めて、激戦に終止符を打ちました。I神戸の松田岳夫監督は「この優勝は全員で勝ち取った証」と総力戦で2年連続6度目の優勝を勝ち取った選手たちを労い、キャプテンの髙瀬愛実は「今まで積み上げてきたものを出せた」と喜びを語りました。
開催期間:2017/10/28(土)~2017/12/24(日)
1回戦 10月28日(土)、29日(日)
2回戦 11月3日(金・祝)、4日(土)、5日(日)
3回戦 11月11日(土)、12日(日)
準々決勝 11月18日(土)、19日(日)
準決勝 12月21日(木)
決勝 12月24日(日)
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