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C大阪Lと伊賀FCが1点差の接戦を制して準決勝進出 皇后杯 JFA 第47回全日本女子サッカー選手権大会

2025年12月08日

C大阪Lと伊賀FCが1点差の接戦を制して準決勝進出 皇后杯 JFA 第47回全日本女子サッカー選手権大会

皇后杯 JFA 第47回全日本女子サッカー選手権大会は、12月6日(土)、7日(日)に準々決勝の4試合を実施しました。栃木県宇都宮市のホンダヒート・グリーンスタジアムでは、2025プレナスなでしこリーグ1部チャンピオンチームがWEリーグのチームに挑みました。

ピックアップマッチ1

セレッソ大阪ヤンマーレディース 1-0(前半0-0、後半1-0) 朝日インテック・ラブリッジ名古屋

前半は、まずセレッソ大阪ヤンマーレディース(WEリーグ/大阪)がテンポよくパスをつないで攻撃を仕掛け、途中からは朝日インテック・ラブリッジ名古屋(なでしこリーグ1部/愛知)が人数をかけた攻撃で相手ゴールに迫る展開となります。

スコアレスで前半を終えると、後半は「自分たちのゲームに持っていって点を取ることと、失点しないことをハーフタイムに確認し合って後半に入った」(脇阪麗奈選手)というC大阪Lが主導権を握ります。48分、スペースに抜け出した百濃実結香選手がGKとの競り合いを制し、フリーでシュートを放ちますが、ここはL名古屋の守備陣が必死のクリアで得点を許しません。

その後もC大阪Lが攻め続けて迎えた75分、交代出場した新井萌禾選手がクロスバー直撃のシュートを放ちます。高く浮いたボールに詰めていたのは、同じく交代出場の和田麻希選手でした。「足が止まる時間帯でタイトに行くことができなかった」(橘麗衣選手)というL名古屋の選手たちを制して頭で押し込み、C大阪Lが先制します。

L名古屋は、アディショナルタイムにゴールに迫る場面をつくりましたが得点には至らず、C大阪Lが逃げ切りに成功しました。勝利したC大阪Lは、準決勝でサンフレッチェ広島レジーナ(WEリーグ/広島)と対戦します。

ピックアップマッチ2

伊賀FCくノ一三重 1-0(前半1-0、後半0-0) 日体大SMG横浜

「お互いに研究し合っているので難しい試合になると思っていた」と伊賀FCくノ一三重(なでしこリーグ1部/三重)の村上日奈子選手が語ったように、序盤は拮抗した展開が続きます。ボールを保持して攻撃を仕掛ける伊賀FCに対し、日体大SMG横浜(なでしこリーグ1部/神奈川)はボール奪取後の縦に速い攻撃に活路を見いだそうとします。

均衡が破れたのは42分でした。伊賀FCが連続攻撃を仕掛けると、村上選手が中央からドリブルでボールを運び、左足を振り抜きます。「得意な形で、狙い通りに打てた」というシュートで、伊賀FCが先制します。

後半立ち上がりの50分、S日体大は篠田帆花選手がドリブル突破から決定機を迎えますが、シュートはゴールラインを越える直前で相手選手がブロック。S日体大の嶋田千秋監督は「決めるべきところで決められるかどうかの差が出た」と、こうした惜しいシーンを悔やみました。

その後、伊賀FCはややペースを落とし、相手の攻撃を跳ね返す戦い方を選択します。最後はS日体大の陣内でボールを回して時計の針を進め、1点を守り抜きました。勝利した伊賀FCは、準決勝でINAC神戸レオネッサ(WEリーグ/兵庫)と対戦します。

監督・選手コメント

MF #10 脇阪麗奈 選手(セレッソ大阪ヤンマーレディース)
相手にペースを握られる時間帯もあった中で、勝ち切ることができたのは良かったと思います。前半はある程度、想定していた展開になったのですが、自分たちのゴール前で危険を感じるシーンはなく、集中を切らさずに守ることができました。ハーフタイムでは自分たちのゲームに持っていって点を取ることと、失点しないことを確認し合って後半に臨みました。プロとして勝たなければならない、勝ちたいという気持ちを前面に出すことができました。

DF #10 橘麗衣 選手(朝日インテック・ラブリッジ名古屋)
相手はWEリーグのチームで、私たちは失うものがないので、今までやってきたことのクオリティーを上げて臨もうという意気込みで試合に入りました。立ち上がりは相手のプレスが速くてリズムがつくれなかったのですが、前半の途中からは相手の動きを見ながらボールを動かせるようになりました。後半、足が止まった時間帯でゴール前に入られて、タイトに行くことができずに失点してしまいました。この経験を生かして、質の高いプレーを求めていきたいと思います。

MF #9 村上日奈子 選手(伊賀FCくノ一三重)
3回戦の三菱重工浦和レッズレディース戦の勝利を、この試合に勝つことで「本物」にしたいという思いがありました。優勝が目標なので、同じなでしこリーグ1部のチームには絶対に負けられないという強い気持ちで挑みました。得点シーンは、得意な形でしたし、しっかり足を振って良いコースに決めることができました。準決勝のINAC神戸レオネッサ戦は、またチャレンジャー精神で、怖いものは何もないという気持ちで挑みます。

嶋田千秋 監督(日体大SMG横浜)
準々決勝まで勝ち進みながらもWEリーグのチームと対戦できずに終わるというのはすごく悔しいです。(伊賀FC戦は)プレー自体は悪くなかったと思いますが、守備的になって前に出づらくなったところで空間をうまく使われました。決めるべきところで決められるかどうかの差が出たと思います。なでしこリーグで入れ替え戦を戦ったことでいろいろなことが一つになり、その状態で迎えた皇后杯では一体感を発揮することができました。

開催期間:2025年11月8日(土)~2026年1月1日(木・祝)
【1回戦】11月8日(土)、9日(日)
【2回戦】11月15日(土)、16日(日)、19日(水)
【3回戦】11月22日(土)、11月23日(日・祝)
【準々決勝】12月6日(土)、7日(日)

【準決勝】12月14日(日)
【決勝】2026年1月1日(木・祝)

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