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FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2015 開幕戦でサンフレッチェ広島とオークランド・シティーFCが激突
2015年12月10日
3年ぶりに日本で開催されるFIFAクラブワールドカップ ジャパン 2015は、12月10日(木)に幕を開け、20日(日)の決勝戦まで全8試合が行われます。
2009年、11年大会を制したFCバルセロナ(スペイン/欧州代表)や10年大会で準優勝の実績を持つTPマゼンベ(コンゴ/アフリカ代表)など各大陸王者6チームと2015 Jリーグチャンピオンのサンフレッチェ広島が開催国代表として出場します。
開幕戦は10日、横浜国際総合競技場を舞台に、広島とオークランド・シティーFC(ニュージーランド/オセアニア代表)が激突します。両者の対戦は12年大会以来2度目。前回は広島が1-0で勝利を収めましたが、今回も激闘の予感が漂います。
2回目の出場となる広島は、準々決勝で敗退した前回の雪辱を晴らし、上位進出を目指します。試合前日の公式会見で、森保一監督は「2012年に出場して以降、チームとして自信も経験値も上積みして、今回は戦えると思います」とコメント。Jリーグチャンピオンシップを制した勢いそのままに大会に挑みます。
一方のオークランドは最多となる7回目の出場で、14年大会は3位に輝くなど経験豊富なチームです。ラモン・トゥリブリエッチ監督は、広島に対して「非常にカウンターアタックが鋭い。また、コンパクトなのでそれを崩すのは難しい」と警戒を強めていますが、前回対戦した経験を生かして勝機をうかがいます。
開幕戦を制し、TPマゼンベの待つ準々決勝へ駒を進めるのは、広島か、オークランドか。試合は19時45分キックオフです。
監督・選手コメント
森保一 監督(サンフレッチェ広島)
シーズンを終えてから今大会まで、あまり時間がありませんでした。チームはチャンピオンシップに臨む中でメンタル的にもフィジカル的にもハードな戦いを強いられました。開幕戦まで中4日で、コンディション調整が難しい部分もありますが、今年われわれがJリーグを制することができたのは、一部の主力だけでなく2チーム分の戦力があったからだと自負しています。開幕戦には状態の良い選手とともに臨み、良い試合ができるようにしたいと思います。
青山敏弘 選手(サンフレッチェ広島)
オークランドは、ポゼッションが優れていて、後ろからしっかりとゲームを組み立ててくるというイメージを持っています。前線にフィジカルの強い選手、サイドにスピードのある選手がいますし、前回戦ったときに試合に出ている選手が何人かいますので、そうした選手には警戒しています。われわれはJリーグを3度優勝したという自信をつけていますし、「日本を代表して大会に挑む」という自覚もあります。前回出場した経験は大きいと思いますので、そのときに出ていた選手の成長はプラスに働くと感じています。こういう大きな大会を戦えることを楽しみにしています。
ラモン・トゥリブリエッチ 監督(オークランド・シティーFC)
主力数人がチームを去り、今回は前回大会とは異なる陣容で臨みます。今回のチームの特徴は、有能な若手を擁していること。彼らはニュージーランドの新しい世代と言える選手で、戦術理解度が高く、ポジショニングや技術もしっかりしています。今大会に向けて選手たちのモチベーションも上がっており、うまく機能していると感じています。広島との初戦はビッグゲームです。難しい試合になると思いますが、初戦に勝って、前回大会で3位に輝いた自分たちの価値を証明したいです。
ジェイコブ・スプーンリー 選手(オークランド・シティーFC)
広島との試合は厳しいゲームになると思います。幸運なのは、以前に本大会で対戦したときのメンバーがいることです。また、昨年の大会から引き続きプレーしている選手もいます。とにかく一貫性を持ち、これまでと同じやり方で戦うしかないと思います。昨年3位になった経験があり、それを達成したときの選手も多く残っていますので、それがチームの強みになっていると思います。
FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2015
2015年12月10日(木)~12月20日(日)
神奈川/横浜国際総合競技場
大阪/大阪長居スタジアム
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