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キヤノン ガールズ・エイト ~第12回JFA北信越ガールズ・エイト(U-12) サッカー大会~ 長野県南信地区トレセンが優勝
2014年11月03日
キヤノンガールズ・エイト北信越大会は最終日の11月2日(日)、長野県木島平村にこにこファームで順位別リーグを行い、長野県南信地区トレセンが優勝、準優勝は富山選抜、3位は石川選抜という結果になりました。会場には、前夜のリスペクトプログラムで選手全員が感謝の気持ちなどを綴った寄せ書きを展示し、観戦に訪れた保護者らがわが子のコメントを見つけて熱心に読む姿が見られました。表彰式では、にこにこファーム内のダリア園で摘んだ花束を各チームにプレゼント。また、昼食会場のホテルパノラマランド食堂では、北信越協会2級審判員で栄養士の西山学美氏が選手と保護者を対象に「スポーツ選手と栄養」をテーマとしたレクチャーを行いました。
選手コメント
稲村雪乃 選手(長野県南信地区トレセン)
「GKの位置見てシュート、得点できた!」
体が小さいので、大きくて体の強い人に負けちゃったところもあったけど、その後諦めずにボールを追いかけて取り返せた時はうれしかったです。ゴール前ではGKの位置をよく見て、しっかりシュートを打って、得点できてほんとに嬉しかったし、みんなで試合ができて楽しかったです。普段は女子チームのほか、男子チームの中でもやっていて、当たり負けしないで強いシュートを打つこと、確実に点を決めることにこだわって練習しています。夢はなでしこJAPANです。
舘奈凪海 選手(富山県選抜)
「うまい人たちと競い合った2日間楽しかった!」
一生懸命プレーしましたが、課題はシュートの決定率やトラップの技の精度です。もっと練習して、来年、中学生の中に入っても通用するよう練習したいです。強いチームやうまい人と競い合って優勝を目指した2日間はほんとに楽しかったです。自分の良さはスピードに乗りながら相手に仕掛けて強いシュートが打てることや、チームのみんなを声で勇気づけたりできることです。以前は試合中にキレたりすることもありましたが、トレセンでリスペクトの話を聞きいてからは送り迎えしてくれるお母さんに車から降りる時「ありがとう」と言えるようになりました。リスペクトは大事な話だと思うので、何度でも聞きたいです。将来はなでしこJAPANに入りたいです。
竹之内柊花 選手(石川県女子U-12)
「まわりを見てプレー、得点にからめた!」
北信越のいろんな県の仲間と戦うことができて、楽しかったです。まわりを見てプレーすることをいつも考えるようにしています。サイドでスルーパスもらって駆け上がり、ゴール前にセンタリングを上げ、何度も得点に絡むことができました。次にやることを考えながら、まわりを見てパスを回すこともできました。リスペクトの話はトレセンでも聞いたことがありましたが、そこで感謝することの大切さに気づき、試合が終わった後審判の人に「ありがとう」と言えるようになりました。なでしこJAPANに入ることが夢です。
コーチコメント
堀野博幸(ナショナルトレセンコーチ女子担当サブチーフ)
初日はあいにくの雨模様となったものの、選手たちは懸命にプレーしていました。2日目は天候も回復し、素晴らしい秋晴れの中、自身の持ち味を発揮して生き生きとプレーしていました。15分×3ピリオド制の試合では、すべての選手が多くの時間プレーできるとともに、フレンドリーマッチを取り入れるなどの工夫から、選手たちは2日間で多くの試合を経験することができました。
夜の講義では、JFAインストラクターの北野孝氏による「リスペクトに関するワークショップ」を実施、選手はグループでのディスカッション後、個々のリスペクト宣言を行いました。ディスカッションへの関わりに選手による差異がみられたことから、U-12年代の子供たちが積極的に自己表現し、主体的に仲間の意見を共有できるように日常から取り組んでいく必要性を感じました。
また大会と並行して、「Japan’s Wayの共有」と「地域間での連携」を目的とした指導者講習会を開催しました。移動やチーム対応など多忙な中、多くの指導者の皆さんに参加していただきました。直面している課題に対し積極的な討議が行われ、女子選手の環境整備に尽力されている皆さんの情熱が強く感じられました。
大会形態の変更に対する関係者の皆様の迅速な対応、大会の企画・準備、運営へのご尽力があり、選手たちは素晴らしい環境でプレーすることができました。心より感謝いたします。
キヤノン ガールズ・エイト ~ JFA北信越ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会 ~
2014年11月1日(土)~11月2日(日)
長野県木島平高原 望郷にこにこファーム 少年サッカー場(天然芝)