キヤノン ガールズ・エイト四国大会は3月13日(日)に最終日を迎え、高知県立春野総合運動公園多目的広場でA・B各グループの予選リーグと順位決定戦が行われました。順位決定戦の結果、グループAは徳島県U12女子選抜αが優勝、愛媛選抜Ａが準優勝、グループBでは愛媛選抜Bが優勝、香川県トレセンBが準優勝にそれぞれ輝きました。表彰式では公益財団法人 日本サッカー協会より各グループで優勝・準優勝した個々の選手に対して賞状が授与されました。

選手コメント

蓑原碧 選手（香川県トレセンＢ）
今年初めてガールズ・エイトに出場しました。初めてだったのでちょっと緊張しましたが、初戦では自分が決めたゴールで勝利することができ、とても嬉しかったです。2試合目は2-3で負けてしまいましたが、2点取ることができました。次の日の試合は9-0で圧勝し、また点を決められたので嬉しかったです。この試合で勝ったことで決勝戦まで進むことができ、相手は1日目に負けた愛媛選抜Bでした。今度こそリベンジを果たそうと一生懸命戦いましたが、みんなの気持ちや考えていることがバラバラで4-0で負けてしまい、とても悔しかったです。ただ銀メダルをもらえたのでよかったですし、初めて出た大会でいい結果を残せてよかったです。いい思い出になりました。

由良あいこ 選手（徳島県U12女子選抜α）
第1ピリオドは緊張であまりいいプレーができませんでしたが、第2、第3ピリオドでは緊張がほぐれ、いいプレーができました。決勝戦は予選で負けた愛媛選抜Aとの試合でした。みんな声が出て、自分たちのペースで試合ができました。得点がとれず、PK戦になりましたが、みんな落ち着いていたので勝つことができました。優勝はとても嬉しかったです。

青木羽流 選手（高知A）
高知Aの昨日までの結果は1勝1敗で、すごく悔しい思いをしていました。ミーティングをし、今日の愛媛選抜A戦に勝てるよう備えておきました。試合前にウォーミングアップをしたとき、みんなを見て気合を入れました。私もみんなに負けないように精一杯アップに取り組みました。試合が始まって開始40秒で1点を決め、みんなの笑顔が見られました。そのままディフェンスをがんばったおかげで1-0のリードを守って、追加点を入れました。愛媛選抜Aも1点を取り返してきて、2-1になりました。順位は3位でしたが、ここまでこれたのは両親や仲間、コーチのおかげです。これからもこの心を忘れず、全力でプレーを続けていきたいです。

総評

影山啓自 ナショナルトレセンコーチ四国女子担当チーフコーチ
四国4県で総勢140名の選手が参加し、2グループ制（15分×3ピリオド）で行われた本大会は、グループAは徳島県U12女子選抜αチーム、グループBは愛媛選抜Bチームの優勝で幕を閉じました。優勝した両チームをはじめ、参加したすべてのチーム、また選手は、みんなで協力して相手ゴールを目指し、味方のゴールを守る一進一退の攻防を展開し、僅差の好ゲームを繰り広げました。それはこの一年間、各都道府県サッカー協会（FA）で行われてきたU-12トレセン活動の積み上げ、成果を十分に感じさせる内容でした。

初日の夜には、大会に協賛していただいた大塚製薬株式会社さまから水分補給について、またキヤノン株式会社さまからは大会初日の様子を映像で紹介していただきました。選手、指導者ともに、コンディショニングの重要性やリスペクトの気持ちについて、素晴らしいレクチャーを受けることができ、充実したプログラムとなりました。主管を務めた高知県サッカー協会の高知県4種、女子委員会の皆様には、大会前また試合当日における朝早くからの準備、運営において並々ならぬご尽力をいただきました。心からの感謝を申し上げます。

最後になりますが、参加した選手の皆さんがこの素晴らしい大会を通じて得た経験や支えてくれる多くの方々への感謝の気持ちを、これから始まる新しいステージでのプレーや行動にぜひとも活かして欲しいと願っています。

キヤノン ガールズ・エイト 第13回JFA四国ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会

2016年3月12日(土)〜3月13日(日)
高知県立春野総合運動公園多目的広場
大会情報はこちら