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第23回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 組み合わせ抽選会
2014年11月26日
11月25日(火)、日本サッカーミュージアム内のヴァーチャルスタジアムにて、第23回全日本高等学校女子サッカー選手権大会の組み合わせ抽選会を実施しました。
本大会には全国各地の予選を勝ち抜いた計32チームが出場。ノックアウト方式で高校女子日本一のチームを決します。抽選会場には、各校の監督やキャプテン(代表者)が集結。熱気に包まれる中、日本サッカー協会の原博実専務理事が「出場おめでとう。期末試験に向けて一生懸命勉強した後、今度はピッチで思い切りプレーしてほしい。来年はFIFA女子ワールドカップが、その翌年はオリンピックが開催される。この中から、2つの大会に出場する選手が現れると思っている」とエールを送りました。
続いて行われた抽選会には、各チームのキャプテンが参加。会場の関係者たちは、1回戦の対戦相手はどこか、自分たちはどのブロックに入るのかを、緊張した面持ちで見守ります。
前回大会の覇者・日ノ本学園高校(関西1/兵庫)は第1シードとして登場。初戦の相手は初出場の前橋育英高校(関東4/群馬)に決定しました。今年のインターハイを制した強豪を相手に、前橋育英がどのような戦いを披露するか注目です。
第2シードの藤枝順心高校(東海1/静岡)も初出場の岡山県高梁日新高校(中国2/岡山)と対戦します。藤枝順心の中心は、2014FIFA U-17女子ワールドカップでキャプテンとしてU-17日本女子代表を優勝に導き、大会MVPに輝いた杉田妃和選手。「初戦から全力で戦いたい」と意気込みました。
強豪校同士のマッチアップも実現しました。本大会5度の優勝経験を誇る常盤木学園高校(東北1/宮城)の相手が今夏インターハイ3位の岡山県作陽高校(中国1/岡山)に決定すると、会場にどよめきが起こりました。
21年連続出場中の神村学園高等部(九州1/鹿児島)は、第21回大会、昨年のインターハイでともに初戦で対戦した村田女子高校(関東1/東京)と、今回も初戦で激突。両チームのキャプテンは互いに「対戦する気がしていた」とめぐり合わせを喜びました。このほかにも宮崎日本大学高校(九州4/宮崎)と湘南学院高校(関東5/神奈川)の一戦や、京都精華女子高校(関西4/京都)と聖和学園高校(東北2/宮城)対決など、注目のカードが目白押しです。
来年の1月3日(土)に開幕する第23回全日本高等学校女子サッカー選手権大会。激しい戦いを勝ち抜き、11日(日)の決勝の舞台に立つのはどのチームでしょうか。
監督・選手コメント
田邊友恵 監督(日ノ本学園高校)
同じブロックに苦手意識を持つ相手が入らなかったので、その点は良かったと思います。対戦相手が決まったことで、選手たちのモチベーションも自然に上がるはずです。私自身、実際に抽選会場に来て気持ちが引き締まったというか、優勝したいという思いが強くなりました。これからメンバー選考などいろいろな過程を経て、最終的に皆が納得するチームで今大会に臨むことができればと思います。今は「やるしかない」という気持ちです。
万屋美穂 選手(日ノ本学園高校)
初戦の対戦相手(前橋育英高校)についてはあまり分かりませんが、自分たちがやるべきことに集中すれば大丈夫だと思います。今年のチームのテーマは「自分たちで考えて行動すること」。試合中に苦しい状況になったとしても、監督にその要因を指摘される前に自分たちで打開するよう意識してきました。夏以降、自分たちで問題を解決する場面も増えています。このテーマに加え、今大会では日頃から私たちを支えてくれている人たちへの感謝を忘れずに戦いたいと思います。
杉田妃和 選手(藤枝順心高校)
結果と内容の両方を追求していきたいと思います。昨年、この大会で準優勝しましたが、その実績も関係ありません。先を見過ぎず、これまで練習で取り組んできた成果を1回戦から発揮できればと思います。この1年間、チームとして走力を上げるべく頑張ってきましたし、選手もそれぞれの課題に向き合ってきました。この大会では成長した姿を表現したい。前回大会の決勝戦のように後悔して終わらぬように、自分たちの力をしっかりと出し切りたいと思います。
鈴村萌花 選手(村田女子高校)
(初戦で対戦する)神村学園とは、私たちが1年生のときに全日本高校女子選手権の初戦で当たり、そのときは1-6と大敗しました。昨年のインターハイ初戦で対戦したときは、PK戦の末、勝つことができましたが、雷雨の影響で試合が中断し、後半のみ試合日の翌日に行いました。今回は80分の中で決着をつけたいと思います。私たちの長所は、ピッチに立つ選手だけでなく、応援も一体となって戦うことです。昨年、本大会に出場できなかった先輩たちの分まで戦いたいと思います。
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