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連覇を目指す日ノ本学園が準々決勝に進出 第23回全日本高等学校女子サッカー選手権大会

2015年01月05日

連覇を目指す日ノ本学園が準々決勝に進出 第23回全日本高等学校女子サッカー選手権大会

1月4日(日)、第23回全日本高等学校女子サッカー選手権大会の2回戦を開催しました。

ピックアップマッチ1

柳ヶ浦高校(九州3/大分) 1-4(前半0-2、後半1-2) 聖和学園高校(東北2/宮城)

PK戦の末に1回戦を勝ち上がった柳ヶ浦高校(九州3/大分)と、逆転勝利で2回戦進出を決めた聖和学園高校(東北2/宮城)がベスト8を懸けて対戦しました。
パスを回して自分たちのリズムをつくる聖和学園に対し、柳ヶ浦は球際に厳しくプレスを掛けてボールを奪い、素早く前線へ攻め上がります。19分、聖和学園の安部由希子選手が放った左足のシュートは柳ヶ浦のGK上村麻由選手がファインセーブ。均衡が破れたのは21分、ゴール前の混戦から聖和学園の下山莉子選手が先制点を決めます。聖和学園はその1分後にも、ゴール前で細かくつなぎ、最後は長井咲季選手がシュートを押し込んで柳ヶ浦を一気に突き放します。追い付きたい柳ヶ浦ですが、なかなかシュートまで持ち込むことができません。
聖和学園の2点リードで迎えた後半、柳ヶ浦はキャプテンの野村菜々美選手を投入し、立ち上がりから積極的にゴールを目指します。チャンスを決めきれないまま58分、逆に右サイドを崩され、聖和学園下山選手に追加点を許します。主導権を奪い返した聖和学園は65分、長井選手がゴール前に送ったボールに下山選手が合わせてシュート、一度はGK上村選手に阻まれるも北川寧々選手が押し込んで4-0とします。柳ヶ浦も最後まで足を走らせ、77分に兼重紗里選手が一矢報いるシュートを決めるも、試合は聖和学園が4-1で勝利。7大会ぶりのベスト8入りを果たしました。

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ピックアップマッチ2

日ノ本学園高校(関西1/兵庫) 4-0(前半2-0、後半2-0) 鎮西学院高校(九州2/長崎)

前回覇者の日ノ本学園高校(関西1/兵庫)は、7大会連続7回目の出場で初めて1回戦を突破した鎮西学院高校(九州2/長崎)を地元の舞台で迎え撃ちました。
序盤から攻勢に出る日ノ本学園ですが、前線へのパスミスが続くと、鎮西学院がインターセプトからチャンスを見いだし、なかなか前にボールを運べない時間帯が続きます。それでも15分、CKを得た日ノ本学園は竹村美咲選手のボールに平塚万貴選手が頭で合わせて先制点を奪取。その後も両サイドからのチャンスメークで、前半終了間際の40分、原優香選手の右クロスから再び平塚選手がヘディングシュートを決めてリードを広げます。
鎮西学院は我慢強く守って攻撃に転じますが、後半も日ノ本学園の守備を崩し切れません。なかなか得点できずにいた日ノ本学園は、63分にCKから、69分には途中交代で入った目原莉奈選手が倒されて得たPKを、竹村選手が決めて勝負あり。日ノ本学園が完封勝利で準々決勝進出を決めました。

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監督・選手コメント

長井咲季 選手(聖和学園高校)
前回と前々回は2回戦で敗れていたので、今大会は先輩たちの分も頑張りたいと思っていました。相手に押される時間帯もありましたが、そうした中でも自分たちのサッカーをして、ボールの保持率を上げて前に進んでいくサッカーができればと思っています。準々決勝で対戦する常盤木学園は3年間で一度も勝ったことがない相手なので、「美しくしなやかに」という聖和らしいサッカーして勝ちたいと思います。

兼重紗里 選手(柳ヶ浦高校)
1年生の最初に同学年のみんなで決めた「3年連続で全国に出る」という目標を達成できましたが、これまで2回戦の壁を越えられず悔しい思いをしていました。最後となる今大会は絶対に越えてやると思っていたので、とても悔しいです。後半の立ち上がり、良い流れの中で点を取れず、頑張って守ってくれた守備の選手に申し訳ない気持ちでしたが、最後に点を取れたときは嬉しかったです。私たちの学年は人数も多く個性も強く、ぶつかり合うこともありましたが、最後にこうしてピッチに立てて感謝の気持ちでいっぱいです。

平塚万貴 選手(日ノ本学園高校)
前半の早い時間に点を取れたことは良かったのですが、もう少し落ち着いて、パスをつなげる部分と前に早く攻める部分を判断して使い分けられるよう、これから修正していきたいです。(2得点は)良いボールを上げてくれましたし、CKが得意なチームなので絶対に決めようと思っていました。3年生には今まで支えてもらいお世話になってきたので、今大会では絶対に優勝して恩返しがしたいです。

松尾ゆりか 選手(鎮西学院高校)
試合前にはみんなに「心を一つにして頑張ろう」と声を掛けました。目標だったベスト4に届かず悔しいです。思っていたよりもパスを回すことができましたが、上に行くほどシュートが入る確率が低くなり、チャンスの回数も少なくなると感じました。鎮西学院は先輩後輩に関係なく、仲の良いチームです。後輩たちには自分たちが達成できなかったベスト8を目指して頑張ってほしいです。仲間を大事にできた3年間でした。最後にすべての力を出し切ることができました。  

第23回全日本高等学校女子サッカー選手権大会

2015年1月3日(土)~2015年1月11日(日)
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