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第24回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 来年1月3日に開幕
2015年12月22日
「第24回全日本高等学校女子サッカー選手権大会」が来年の1月3日(日)、兵庫県の各会場でスタートします。高校生の女子チーム日本一を決する大会開幕を控え、ここでは前回大会をプレーバックします。
第23回大会には、全国の9地域から選出された31チームと開催地(兵庫)の計32チームが出場し、ノックアウト方式で順位を決定しました。
準決勝では日ノ本学園高校(関西1/兵庫)と村田女子高校(関東1/東京)、常盤木学園高校(東北1/宮城)と藤枝順心高校(東海1/静岡)が対戦。連覇を狙う日ノ本学園は、前半こそ村田女子を攻めあぐねましたが、74分に池尻茉由選手が先制点を挙げると、ここから攻撃陣が勢いに乗ります。77分と80分に得点を重ね、3-0で勝利を手中に収めました。
強豪・常盤木学園と、第22回大会のファイナリスト・藤枝順心の準決勝第2試合は、序盤から緊迫した展開に。前半を0-0で折り返すと、藤枝順心は78分に児野楓香選手のゴールで先制します。試合は藤枝順心の勝利が濃厚かと思われた90+1分、常盤木学園の白木星選手が左足のシュートを決めて、同点に追い付きます。迎えたPK戦では常盤木学園が5-4で制し、決勝へと名乗りをあげました。
第17回大会以降、本大会の表彰台を独占してきた2チームによる決勝は、その実績が示すとおり拮抗した試合となります。序盤は池尻選手がクロスバー強襲のシュートを放つなど日ノ本学園がゴールへの意欲を見せますが、常盤木学園もGK小野真鈴華選手を中心にこれを阻止。自陣ゴール前で粘り強く守り、無失点をキープします。
後半は、両チームの好守が目まぐるしく入れ替わる展開の中、常盤木学園も攻撃の回数を増やしていきます。試合終了間際の90分には小林里歌子のパスに反応した杉原遥波選手がゴールポストを直撃するシュートを放つなど、得点まであと一歩のところまで迫りました。試合は両チームのディフェンス陣の身を呈した守備もあって、延長でも決着がつかず、PK戦に突入します。ここでキッカー4人全員が成功させた日ノ本学園が日本一に輝くとともに、大会連覇を達成。勝利の立役者となった日ノ本学園のGK木付優衣選手は、「みんなが体を張って守ってくれていたので、PK戦では自分が止めて勝つことしか考えていなかった」と話しました。
24回目を迎える今大会では、3連覇を狙う日ノ本学園と、ここ7大会で4度の優勝経験を誇る常盤木学園が初戦で激突。序盤から見逃せない戦いが続きます。
第24回全日本高等学校女子サッカー選手権大会
2016年1月3日(日)~2016年1月10日(日)
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