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第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 組合せ抽選会を実施
2016年11月28日
日本サッカー協会(JFA)は11月27日(日)、第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会の組合せ抽選会を日本サッカーミュージアム内のヴァーチャルスタジアムにて実施しました。
冒頭のあいさつでは、岩上和道JFA事務総長が登壇。「高体連に所属する486校から、最高の1チームを決めるのが本大会。頂点を目指して頑張っていただきたいと思います。また、リスペクト、フェアプレー精神を持って戦い、日ごろの練習の成果を出してもらいたい。その一方で自分たちが地域の代表だということも誇りに本大会を戦ってください」とチームを激励しました。
続いて行われた抽選会では、会場が緊張感に包まれる中で32チームの選手が順番にカードを引き、1回戦の組合せが決まっていきました。前回大会の覇者・藤枝順心高校(東海1/静岡)は開志学園JSC高等部(北信越1/新潟)との対戦が決定。この試合の勝者は、2回戦で岡山県作陽高校(中国2/岡山)と日本航空高校(関東6/山梨)の勝者と顔を合わせます。
初戦から大阪桐蔭高校(関西3/大阪)と湘南学院高校(関東1/神奈川)、日ノ本学園高校(関西1/兵庫)と星槎国際高校湘南(関東2/神奈川)など強豪同士のカードとなる中、会場が最も沸いたのは、第2シードの柳ヶ浦高校(九州1/大分)の相手が常盤木学園高校(東北1/宮城)に決まった瞬間です。柳ヶ浦は九州地域大会の決勝で神村学園高等部(九州2/鹿児島)を破って勝ち進んだ実績を持ち、対する常盤木学園は本大会5度の優勝経験を誇ります。
今大会には6チームが初めて登場します。花咲徳栄高校(関東7/埼玉)と福岡女学院高校(九州3/福岡)は初出場校同士の対戦となり、この一戦に勝ったチームは大会初勝利を手にします。同じく初出場の北須磨高校(開催県代表/兵庫)は、今回で25大会連続出場を果たす北海道文教大学明清高校(北海道1)との初戦を迎えます。
今大会は12月30日(金)に兵庫県内の各会場で開幕し、2017年1月8日(日)の決勝戦に向けて各チームが戦います。
監督・選手コメント
阿部由晴 監督(常盤木学園高校)
初戦で対戦する柳ヶ浦は選手たちも指導者もサッカーに対して積極的に取り組んでおり、近年、力をつけています。いい試合になると思います。全国大会はどのチームも初戦から気が抜けないので頑張るだけです。東北地方のわれわれには、大会開幕まで天気との勝負が待っており、雪が降らなければスムーズに準備できると思っています。相手を意識せず、自分たちができることを進めて大会に備えたい。本大会ではコツコツと戦うだけです。
田邊友恵 監督(日ノ本学園高校)
初戦、2回戦に勝って年を越せるかが今大会のカギだと思います。チームとしてやりたいこと、連係が整いつつあるので、あとは守備の安定性を突き詰めていきたいです。夏以降は球際の厳しさ、運動量、戦う姿勢もつけてきたつもりですので、ボールを持ちながらもファイトできるチームに仕上がると期待しています。選手層に関してはけが人が復帰したので、これからの1カ月でさらにコンディションを高めていきたいと思っています。
福田ゆい 選手(藤枝順心高校)
試合中に相手の長所や短所を把握し、後半に勝負を決めることがチームの目標であり、課題です。試合前にしっかりと相手を分析して、共通理解を持って試合に臨むことが藤枝順心の強みだと思います。前回大会や今夏のインターハイでは初戦をいい流れで戦うことができなかったので、今大会ではその課題を克服したい。1回戦からいい試合をすることがテーマです。チームには前回大会に出場した選手も多いので、うまく下級生を引っ張っていくことができればと思います。
鈴木日奈子 選手(常盤木学園高校)
どのチームと当たっても、勝たなければ優勝はありません。勝つことだけを考えて大会に臨みたいと思います。今年のチームはサイドの選手のスピードを生かしたプレーが多く、前線の選手がしっかりと決め切ることが特長です。本大会では少ないチャンスを決め切ることがカギになると思うので、ゴール前での精度を意識して練習し、シュートの質を求めていきたいと思います。準備期間に雪が降ると思うようにいかないこともあるけれど、その中でもできることをやっていきます。
池田彩夏 選手(北須磨高校)
私たちは今大会が初出場ということで不安もあったのですが、いまはやるしかないという気持ちで練習に励んでいます。初戦で当たる北海道明清は経験豊富な相手ですが、それに臆することなく、挑戦者として最後まであきらめずに戦います。個々の能力で劣っても、日々、自分たちで考えて練習していますし、チームワークには自信を持っています。大会に出場できる喜びを感じつつ、開催県代表の名に恥じないよう、しっかりプレーしたいと思います。
第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会
2016年12月30日(金)~2017年1月8日(日)
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