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第28回全日本高等学校女子サッカー選手権大会が1月3日(金)に開幕
2019年12月31日
第28回全日本高等学校女子サッカー選手権大会が1月3日(金)に開幕します。全国各地の代表として登場する32チームが、令和初となる高校女子サッカー日本一の称号を争います。
兵庫県内各地で行われるこの大会には、全国9地域の予選を勝ち抜いた32チームが参加。神戸総合運動公園で1月12日(日)に行われる決勝まで全試合をノックアウト方式で行い、全国高等学校体育連盟に所属する女子チームのナンバーワンが決まります。
1月24日(日)に行われた組合せ抽選会で、1回戦から興味深いカードが生まれました。
今夏に全国高等学校総合体育大会(インターハイ)を初制覇した十文字高校(関東5/東京)は、2大会前に準優勝を果たした岡山県作陽高校(中国1/岡山)と対戦します。このカードは今年のインターハイ1回戦の再現となります。2年前に1年生として出場機会を得た作陽のGK中村香苗選手とFW神田絢音選手は、今年の対戦に先発し、0-3と敗れる悔しさを味わいました。仲間とともに一層の意気込みで、インターハイ女王へのリベンジに臨むことでしょう。
地域予選を1位で突破したチーム同士の激突も複数あります。その一つが、前橋育英高校(関東1/群馬)と日ノ本学園高校(関西1/兵庫)の対戦です。前橋育英は強豪ひしめく関東で、インターハイ女王の十文字を倒すなどして優勝。日ノ本学園もインターハイ決勝で十文字に0-1と肉薄しました。今年度を締めくくる大会で、互いに成長を証明する戦いとなりそうです。
負けたら終わりのトーナメントで、どのチームにとっても初戦は難しいものです。藤枝順心高校(東海2/静岡)も前回、連覇を狙いながら初戦でPK負けして涙しました。前回大会女王である星槎国際高校湘南(関東3/神奈川)は、4大会連続4回目の出場となる四国学院大学香川西高校(四国1/香川)と対戦。インターハイ4強の鳴門渦潮高校(四国2/徳島)に地区予選決勝で1-0と競り勝って四国を制した香川西は、侮れない相手と言えそうです。
今年の出場チームのうち、初出場はAICJ高校(中国3/広島)のみ。しかし、今回で2度目の出場となる帝京長岡高校(北信越2/新潟)が、前回大会で初出場ながら8強へと駆け上がったように、フレッシュな顔ぶれには勢いがあります。10大会連続出場の修徳高校(関東2/東京)とAICJとの対戦でも、何が起こるか分かりません。
短期間の決戦で勢いに乗り、勝利の自信で一気に成長、さらに頂点に手が届くのはどのチームなのか。繰り広げられる熱戦にご注目ください。
第28回全日本高等学校女子サッカー選手権大会
大会期間:2020年1月3日(金)~2020年1月12日(日)
大会会場:三木総合防災公園(兵庫県三木市)、五色台運動公園(兵庫県洲本市)、いぶきの森球技場(兵庫県神戸市)、ノエビアスタジアム神戸(兵庫県神戸市)