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第10回全国ビーチサッカー大会 ドルソーレ北九州が悲願の初優勝!
2015年09月14日
9月13日(日)、第10回全国ビーチサッカー大会の準決勝と決勝が開催されました。大会最終日、選手たちの疲れもピークとなる中でのゲーム。応援に駆け付けた多くの仲間や家族、ビーチサッカーファンの声援に、選手たちはプレーで応えました。
過去何度も覇権を争ってきたソーマプライア沖縄(九州2/沖縄)と東京レキオスBS(関東1/東京)も、今回は準決勝で対戦しました。先手を取ったのはソーマプライアで、2分にGKの照喜名辰吾選手が決めてリードを奪います。反撃するレキオスは、5分、キャプテンの田畑輝樹選手がFKのチャンスで、意表を突くシュート決めて1-1に。第2ピリオドでもソーマプライアが先行し、レキオスが取り返す一進一退の展開となります。最終ピリオドでも両者譲らず、試合は延長戦へ。ここでも決着はつかず、PK戦を制したレキオスが決勝進出を決めました。
もう一方のカードでは、ドルソーレ北九州(九州3/福岡)とプラシア山口(中国/山口)が顔を合わせました。ドルソ―レは開始4分、大場崇晃選手のドリブルからのシュートが決まり、先制に成功します。この後、1点を返されるも、直後の赤熊卓弥選手のキックオフシュート、さらに宮本光選手のゴールでドルソーレが3-1とリードして、試合を優位に運びます。第2ピリオド以降はプラシアも必死に食い下がりますが、最後はドルソーレが5-4で振り切り、初の決勝に駒を進めました。
決勝では、3連覇を狙う東京レキオスBSと、接戦を制し、勢いに乗るドルソーレ北九州が熱戦を繰り広げました。序盤、ペースをつかんだのは、初めて決勝の舞台に立つドルソーレでした。3分、宮本光選手がチームに先制点をもたらすと、10分には赤熊選手がセットプレーから追加点を奪います。ドルソーレは第2ピリオドに入っても攻撃の手を緩めず、赤熊選手の2点目で3-0と引き離します。
ただ、経験豊富な選手を擁するレキオスも黙ってはいません。後藤崇介選手、田畑輝樹選手のゴールなどで1点差に詰め寄り、接戦に持ち込みます。3-4で迎えた最終ピリオドには、27分に後藤選手がゴールを挙げて、ついに同点に。試合はこのまま4-4-で最終ピリオドを終え、レキオスはこの日、2度目の延長戦に臨みます。両チームが勝利への執念を見せる中、勝負が決したのは39分、ドルソーレの大場崇晃選手が値千金のゴールを挙げ、チームを初の日本一に導きました。
これまで、レキオスが6回、ソーマプライアが2回と、「2強」が全国ビーチサッカー大会の優勝を分け合ってきましたが、節目となる今大会ではドルソーレが初のタイトルを獲得しました。今大会では、1次ラウンドから接戦が繰り広げられるなど、大会全体の競技性も上がっています。来年以降に向けて期待が膨らむ大会となりました。
選手コメント
松尾那緒弥 選手(プラシア山口)
立ち上がりが大事と話していた中で失点してしまいました。常に追いかける展開で、同点にはあとひと踏ん張り足りなかった。3位では全くうれしくありませんが、来年、日本一になれれば、すべて良い経験に変わります。それは自分たち次第なので、日本一になれるまで日々の練習を頑張っていきたいです。
河原塚毅 選手(ソーマプライア沖縄)
ここ2年優勝できていなかったので、強い思いで練習してきました。試合後に涙を流しているメンバーが多く、次につながる試合になったと思います。相手は良いキッカーが多くいるので、PK戦には持ち込みたくありませでした。延長戦でチャンスがあったので、そこで決められればよかったです。若手も成長してきて、来年はもっと強い姿を見せられると思います。
赤熊卓弥 選手(ドルソーレ北九州)
4年間目標にしてきたので、優勝することができてうれしいです。チームのみんなと、自分たちに関わっているすべての人たちの気持ちが一つになって勝てたと思います。チームに最も貢献できるのは得点ですし、結果で貢献できてうれしかった。昨年レキオスに負けて、その後、日本代表などで培ってきたことが、少しは見せられたかなと思います。
宮本光 選手(ドルソーレ北九州)
非常に苦しい試合でしたが、一体感を持って良い結果が出せました。レキオスと戦うことを意識して、1年間良い準備をしてきました。思っていた以上に戦術がうまく機能し、良いイメージで試合を運ぶことができました。ずっと目指してきた初優勝で、こみあげてくるものがありました。
JFA-TV
第10回全国ビーチサッカー大会
2015年9月11日(金)~13日(日)
兵庫県/明石市大蔵海岸
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