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第11回全国ビーチサッカー大会 ベスト4が決定!
2016年10月16日
10月15日(土)、第11回全国ビーチサッカー大会の1次ラウンド最終節と準々決勝が開催されました。土曜日のビーチはバーベキューを楽しむ団体で賑わい、地元の方や全国各地から応援に訪れた多くのビーチサッカーファミリーが試合を観戦。午前中は雨に降られたものの、午後には雨が止んでピッチ上空に大きな虹がかり、太陽が照りつける中での戦いとなりました。
グループAでは、ソーマプライア沖縄(開催地/沖縄)がハレクティオ岡山(中国1/岡山)に4-2で勝利し、3戦全勝で首位突破。2位には、高知大学体育会サッカー部(四国/高知)との接戦を4-3で制したレーヴェ横浜(関東3/神奈川)が入りました。
アヴェルダージ熊本BS(九州1/熊本)とフュージョン(北信越/新潟)が首位争いを繰り広げたグループBでは、両者が第3節に顔を合わせました。フュージョンは2分、熊本の西口佳祐選手に先制を許しましたが、その後は茂怜羅オズ選手のゴールなどで大量7点をマーク。悠々と1位突破を果たしました。
グループCは、前回王者のドルソーレ北九州(九州3/福岡)がベル・エキップ(中国2/岡山)に11-4の快勝を収め、3戦全勝で決勝ラウンドへ。もう一方のカードではバモス・ア・ラ・カーサ(関東1/千葉)が11-2でラコンティスタ(北海道)に勝利し、2位の座を勝ち取りました。
前回準優勝の東京レキオスBS(関東2/東京)はグループD第3節でニンジャB.S(東北1/宮城)を7-0で退け、決勝ラウンドに進出。関西代表のアヴァンチ大阪は、粘るリベルダージウルマ(九州2/沖縄)を3-2で振り切って8強入りを決めました。
午後に開催された準々決勝、ソーマプライアと熊本BSの試合は両者が一歩も譲らぬ展開になります。2-2で突入した延長戦でも決着がつかず、勝負はPK戦へ。1-1で迎えた3人目、先攻・熊本BSの選手のキックがゴールポストに嫌われたのに対し、後攻のソーマプライアは磯裕章選手が決めて勝利をもぎ取りました。
北九州と大阪の一戦は、開始2分に北九州の大場崇晃選手がFKを決めて先制すると、その1分後には赤熊卓弥選手との連係で再び大場選手がゴールを挙げます。第1ピリオドでの2得点で勢いに乗った北九州は、この後、赤熊選手のハットトリックを達成するなど、終始大阪を圧倒。大阪も最終ピリオドに3得点をマークして意地を見せますが、序盤の点差を埋めるには至らず、9-3で北九州が勝ち上がっています。
フレッシュな2チーム、フュージョンと横浜の一戦では、横浜が強豪相手に先制し、会場を沸かせます。それでもフュージョンはすぐにエマニュ・タイアルイ選手が決定力の高さを見せて同点とし、さらに茂怜羅オズ選手がGKの頭上を突くループシュートで勝ち越し点を決めます。横浜は17分、相手オウンゴールで一時は追い付きましたが、その後はフュージョンの猛攻を耐え切れずに5失点。目標に掲げていた4強入りはなりませんでした。
関東勢がしのぎを削った東京レキオスとバモスの一戦は、開始1分に鈴木将人選手の得点で東京が先手を取り、この後も優勢に試合を運んでいきます。バモスも17分、24分と神殿尚明選手がゴールを挙げて食い下がりますが、最終ピリオドは無得点に。着実に得点を重ねた東京が8-2で準決勝進出を決めました。
大会最終日の10月16日(日)は準決勝2試合と決勝が行われ、第11回大会のチャンピオンが決定します。タイトルを手にするのは、連覇を狙うドルソーレか、それとも王者奪還を狙う東京、ソーマプライアか。世界トップレベルの選手を擁する初出場のフュージョンからも目が離せません。準決勝は9時30分、決勝は13時にキックオフされます。
選手コメント
西口佳佑 選手(アヴェルダージ熊本)
1次ラウンド最終節のフュージョン戦では、イメージどおりの先制点を決めることができました。ここまで、先手を取ることで勢いに乗り、勝利につなげてきていたので、今日も先制点を狙っていました。(1次ラウンドの)首位通過が懸かる大事な一戦で海外の選手も擁するフュージョン相手に勝ちたい気持ちが強く、ゴールを挙げたときはうれしかったです。ビーチサッカーワールドカップなどに出場しないと体感できない選手と、この大会で戦うことができ、いい経験になりました。
河合雄介 選手(ソーマプライア沖縄)
準々決勝は第3ピリオドから出場しました。自分が無失点に抑えていれば、PK戦にもつれ込むこともなかったので、延長戦でしっかり勝ち切りたかったです。緊迫した中でのPK戦では、相手がボールを蹴るまで動かず、我慢して構えることを意識しました。(キックを阻止したときは)予想とは逆方向にボールが来たのですが、体が最後まで残し、自分の足に当てて止められることができてよかったです。
墨谷雄輔 選手(アヴァンチ大阪)
準々決勝で対戦したドルソーレ北九州は昨年の全国大会でも戦っている相手で、そのときは0-2で敗れていました。今回の一戦に向けて対策を練ってきたのですが、それがうまく機能せず、第2ピリオドに5失点して崩れてしまいました。第3ピリオドに関してはチームの長所を生かして勝負できました。こうした良い時間をより長くしていくことが、今後の課題です。また、チャンピオンシップに向けて修正していきたいと思っています。
大場崇晃 選手(ドルソーレ北九州)
試合への入り方がチームの課題だったので、準々決勝では先制点を奪い、追加点につなげることができてよかったです。まだチームとして1試合を通して安定したレベルでプレーができていないので、そこは次の試合の課題として、準備をしたいです。準決勝で当たるソーマプライアは九州リーグでも戦ったことがあり、お互いのことをよく知っている相手です。戦い難さはありますが、この1年間準備してきたことを発揮すれば勝てると思います。
JFA-TV
準々決勝ハイライト ソーマプライア沖縄 vs アヴェルダージ熊本BS
準々決勝ハイライト フュージョン vs レーヴェ横浜
準々決勝ハイライト ドルソーレ北九州 vs アヴァンチ大阪
準々決勝ハイライト 東京レキオスBS vs バモス・ア・ラ・カーサ
第11回 全国ビーチサッカー大会
2016年10月14日(金)~16日(日)
沖縄県/宜野湾市トロピカルビーチ