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東京Vが大会5連覇を達成！ JFA 第18回全日本ビーチサッカー大会
2023年09月11日
JFA 第18回全日本ビーチサッカー大会は9月10日(日)に大会最終日が行われ、東京ヴェルディBS（関東1／東京）が大会5連覇を達成しました。
最終日にはまず、アヴェルダージ熊本BS（九州2／熊本）とBSC明石アレイア（開催地／兵庫）による3位決定戦が行われました。ともに決勝進出を逃して悔しい思いをしていましたが、ラストゲームも力を振り絞りました。熊本が2点を先制しましたが、明石が直接FKを2本決めるなどして、第3ピリオドについに逆転。それでも熊本がPKを決めて延長戦に突入しましたが、明石が気持ちを切らさず38分に勝ち越し。激戦を制して、3位に輝きました。
緊張感あふれる決勝では、東京Vが初のファイナリストになったレーヴェ横浜（関東2／神奈川）に守備から圧力を掛けました。機を見た前線からのプレスに加えて、ボールを受けた選手に対して、激しく体を寄せてリズムをつくらせません。そうするうちに、開始5分から2点を連取。隙を逃さず先制、攻撃への素早い切り替えからクロスボールでオウンゴールを誘発と、勝負どころを逃しませんでした。
レーヴェはGKをからの組み立てを丁寧に続け、流れを取り戻そうと試みます。枠内をとらえるシュートも増え、ゴールライン上をボールが転がり、惜しくもゴールポストに弾かれる場面もありました。第3ピリオドに入ると、左からシュートを放つかに見えた平間直道選手が鋭いクロスを送り、服部大樹選手の反撃ゴールを生みました。
それでも、王者・東京Vは失点直後、トゥーリオ・シルバ選手の素早いパス交換からのシュートで再びリードを2点に広げました。残り2分でレーヴェのキャプテン大場崇晃選手に見事なオーバーヘッドキックを決められて1点差に詰め寄られますが、落ち着きを失わず。3-2と競り勝って5大会連続の王座に就きました。
監督・選手コメント
齋藤潤 監督（東京ヴェルディBS）
決勝でも、チームのやりたいことを全員が守ってプレーし、全員が同じ意識を持ってプレーできました。第1ピリオドの流れのままいければ良かったのですが、相手のGKへの守備に労力がかかりました。チームは全員、意識を高く持ち続けています。自分たちに必要なことやレベルはどういうものなのかと、常に意識しています。今大会の決勝では3点しか取れなかったので、また別の大会で完璧なプレーを見せることを意識して努力を続けていきます。
河合雄介 選手（東京ヴェルディBS）
決勝に至るまでも、なかなかうまくいかずにリズムが崩れるなど難しい試合がありました。それでもうまくいった時には得点が入るなど、監督の指示に従って動けたことが攻守にはまり、チームが循環できたからこそ優勝できたと思います。大会全体のレベルが上がってきているので、1つの戦術だけで勝つのは難しく、相手を分析した上で合った戦術を準備しています。「立川から世界へ」という目標があるので、これからも国内では負けずに進んでいきます。
大場崇晃 選手（レーヴェ横浜）
関東予選でもヴェルディに僅差で負けて同じことを言っていたのですが、改善しなければならない点、足りない点はまだまだあります。気持ちや練習量も足りないと思いますが、そこに向けて全員で一歩一歩頑張っています。この決勝でそうしたものを出せましたし、足を止めてはいけないと思っています。まだ微差はありますが、それを大差ととらえて、すぐに次の大会もあるので、良い意味で危機感を持ってやっていきたいと思います。
古里健 選手（レーヴェ横浜）
決勝でも、自分たちがやってきたことを信じて、勝てると思ってやっていましたが、どうしても最後のところで質が悪くて勝てませんでした。それでも、ネガティブな感情になる試合ではありませんでした。ヴェルディとの差は、どれだけ頑張ってトレーニングして、試合で突き詰めているかという、日ごろの行いの差だと思います。今大会はすごく充実していましたが、最後に勝てなかったことだけが、今は悔しいです。
大会日程：2023年9月8日(金)～2023年9月10日(日)
大会会場：兵庫県／明石市大蔵海岸
映像配信：「JFA 第18回全日本ビーチサッカー大会」では、ハイライト、決勝フルマッチディレイ配信をJFA公式アプリ「JFA Passport（無料）」にて配信いたします。
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