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第39回全日本少年サッカー大会 決勝大会
第39回全日本少年サッカー大会 決勝大会
2015/12/26(土)〜2015/12/29(火)

福島

ESTRELLAS FC 接戦を制し初優勝!

ESTRELLAS FC 2-1(前半2-1)ビアンコーネ福島U-12

共に初優勝を狙うビアンコーネとエストレージャス、過去に決勝進出はありましたが、全国大会出場を逃している両チームの対戦となりました。

ビアンコーネは、2011年の震災の年の全日本少年サッカー大会福島県大会において決勝でいわき地区のアストロンと対戦、震災時の特別措置で引き分けに終わり、くじ引き抽選となって全国出場はなりませんでした。

また、エストレージャスも一昨年、同じアストロンと決勝で対戦し、後半終了間際までリードしながら逆転負けした経験があります。

同じ県南地区、しかも郡山地区のクラブチーム同士、手の内もわかり、サッカースタイルもポゼッションを大切にした繋ぐサッカーを標榜しており、現時点での福島県の少年サッカーでの頂点を決めるにふさわしい組み合わせとなりました。

準決勝までの両者の戦い方は対象的で、ビアンコーネは持ち味のテンポのある繋ぎ、ピッチいっぱいにグランドを使った内容のあるサッカーで、危なげなく勝ち上がりました。対して、エストレージャスは、4バックの固い守備からカウンターやセットプレーでの粘り強い戦い方で、準決勝では昨年の覇者、福島ユナイテッドを破っての決勝進出でした。

決勝戦、前半、両チームとも動きに固さが見られましたが、エストレージャスが固い守備から押し気味に試合を進め、前半8分コーナーキックからヘッドで先取点、3分後、正面からの素晴らしいミドルシュートが決まり、試合を優位に進めました。ビアンコーネも前半終了間際、厚い攻めを見せ、ゴール前の混戦から1点を返して、予想通りの白熱した試合模様となりました。

後半は、一転してビアンコーネのペースとなり、持ち前のピッチを広く使ったサッカーを展開しました。対してエストレージャスは、奪ってからの切り替えが速く、シュートまでは至りませんでしたが、1対1で見ごたえのある試合が繰り広げられました。

残り5分、ビアンコーネはパワープレーで同点を狙いましたが、エストレージャスがしのぎきって、初めての栄冠を勝ち取りました。

技術的には、両者とも「近くで激しく」という守備をベースとし、的確で速い判断ができており、質の高いサッカーが展開されていました。課題としては、中盤での落ち着いた繋ぎからゴール前での「崩し」の工夫を増やして欲しいところです。エストレージャスには、それを行う潜在能力があるので、全国大会は堂々とした戦いを行ってほしいです。

優勝 ESTRELLAS FC
準優勝 ビアンコーネ福島U-12
3位 / 4位 福島ユナイテッドFC U-12 / フォルテ福島FC

  • 準優勝:ビアンコーネ福島U-12

  • 3位:福島ユナイテッドFC U-12

  • 4位:フォルテ福島FC

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