神奈川県
圧倒的な攻撃力で川崎フロンターレU-12が激戦区神奈川県を制覇!
川崎フロンターレU-12 7-1(前半3-1) あざみ野フットボールクラブ
11月の澄み渡った秋空の下、全国大会出場をかけた川崎フロンターレU-12(川崎市)とあざみ野フットボールクラブ(横浜市)の対戦が行われました。詰めかけたサポータ達の応援も試合開始前からボルテージが上がり、開始のホイッスルの音をかき消す程の雰囲気に包まれました。
長短、幅と深さを織り交ぜたパス交換と選手同士のポジションチェンジを繰り返しながら相手ゴールに近づこうと試みるフロンターレ。対して鋭い寄せから始まる守備と、縦に速い展開で相手ゴールに迫るあざみ野。互いの良さを開始直後から発揮する展開となりました。
開始4分、試合が動きます。川崎名賀選手の鋭い中央突破からのスルーパスを受けた岡野一選手が華麗なフェイントでディフェンスをかわし、空いているコースへ落ち着いてシュート。待望の先制点をあげます。
しかしあざみ野もすぐに反撃に出ます。前半7分、フロンターレのビルドアップのパスが一瞬弱くなったところを、あざみ野海藤選手がインターセプト。冷静にゴールに流し込み得点。1対1の同点とし、ゲームの流れを引き戻します。
互いに譲らない一進一退の攻防の中、フロンターレの個人技とチームワークがここから爆発します。前半11分右サイド、尾川選手のカットインからのクロスを岡野一選手が受け、低い弾道のシュートをゴールに突き刺し2点目をあげます。その1分後、コーナーキックのチャンスを藤野選手が打点の高いヘッドを叩き込み3点目をあげ、フロンターレが勢いを保ったまま前半を終了します。
後半になってもフロンターレの怒涛のゴールラッシュが続きます。後半1分に尾川選手のシュートで4点目。後半3分、自陣からのクロスボールを岡野一選手がセンターライン付近で受け、迫るディフェンスを次々とかわしシュート。5点目をあげ、岡野一選手はこの試合、ハットトリックを達成します。後半6分には菊池選手、後半15分には志村選手がそれぞれ得点を挙げます。フロンターレは、一矢を報いたいあざみ野の反撃を由井・藤野両選手の強固な守備ブロックと、ピッチ全体を使ったボールポゼッションで封じ、交替しても落ちないチームクオリティーをみせて、あざみ野の攻撃を完封。
川崎フロンターレが7-1の大量得点で勝利し、6年ぶり4度目の全国大会出場を決めました。
監督・選手コメント
佐原秀樹 監督(川崎フロンターレU-12)
準決勝・決勝と試合の入りが固く、苦しい時間帯もありましたが、選手がこの状況を自力で立て直せたこと、相手のウィークポイントやグラウンドで起きている現象に自分達で気付き、試合を優位に展開できたことがうれしかったです。全国大会では神奈川県を勝ち抜いた自信とプライドを持ち、攻守において自分達からアクションを起こしていく「フロンターレらしいサッカー」を見せたいです。
由井航太 選手(川崎フロンターレU-12)
決勝戦前は緊迫した試合展開を予想していました。同点に追いつかれた時、チームとして焦りもありましたが、後ろから声掛けを続けることでチームを盛り上げることができて良かったです。全国大会でも厳しい試合が待っていると思いますが、今回の試合のように自分がチームを盛り上げ、支えていけるよう頑張りたいです。DFとしては1対1で日本一になれることが目標です。
岡野一恭平 選手(川崎フロンターレU-12)
決勝戦でハットトリックを決めることができてとてもうれしいです。同点に追いつかれた時、チームのムードが落ちましたが、自分のゴールでまたムードを引き戻せたこともうれしかったです。チームとして裏のスペースを狙う、そしてそのスペースを連動して崩せたことが良かったと思います。全国では「1試合1点」を目標に頑張って、厳しい試合を勝ち上がっていきたいです。
田中陸人 選手(川崎フロンターレU-12)
決勝戦で7点を奪い優勝できたのは、うれ しかったです。中盤でボールを奪い切る守備としての役割だけでなく、前線でボールを受けゴールにつながる攻撃的なプレーを発揮できたことが今回の勝利につながったと感じました。今回、全国大会に神奈川代表として出るので、チームとしての目標は優勝、個人としてはアシスト・ゴールを量産し、運動量を上げてチームの勝利に貢献することを目標にしたいです。
優勝 | 川崎フロンターレU-12 |
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準優勝 | あざみ野フットボールクラブ |
3位 | 横浜F・マリノスプライマリー / 横須賀鴨居サッカークラブ |
努力賞 | あざみ野フットボールクラブ |
グッドマナー賞 | 横須賀鴨居サッカークラブ |
準優勝:あざみ野フットボールクラブ
3位:横浜F・マリノスプライマリー
3位:横須賀鴨居サッカークラブ