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実力拮抗の好ゲームが続き、ラウンド16では3試合がPK戦に JFA 第42回全日本U-12サッカー選手権大会
2018年12月28日
JFA 第42回全日本U-12サッカー選手権大会の1次ラウンド第3戦と、準々決勝進出を懸けたラウンド16の各試合が12月27日(木)、鹿児島市のふれあいスポーツランドで開催されました。
午前中に行われた1次ラウンド第3戦では、ラウンド16進出を目指して好ゲームが続きました。このうち、グループKのベガルタ仙台ジュニア(宮城)はヴァンフォーレ甲府U-12(山梨)と対戦。2度のリードを許しますが、後半のアディショナルタイムで長澤幸来選手が同点ゴールを決め、勝点1をつかみました。ベガルタは1次ラウンド3試合全てで得点を挙げ、勝点も5まで伸ばしましたが、惜しくもラウンド16進出を逃しました。
ラウンド16では28日(金)に行われる準々決勝を目指して、同時に8試合を開催。このうち3試合は40分のゲームでは勝敗が付かず、PK戦に突入しました。また、少ない点差で決した試合も多く、拮抗したゲームが各ピッチで繰り広げられました。
1次ラウンドで14得点を挙げているファナティコス(群馬)は、小島煌貴選手を中心に前線からプレスを掛けてボールを奪い、シュートチャンスをつくります。一方のアビスパ福岡U-12(福岡)も速水仁選手や楢崎佑馬選手が積極的にボールを前へと進めるなど、互いに持ち味を発揮。試合は2点を取り合ってPK戦に入り、3人全員がゴールネットを揺らしたアビスパが準々決勝に進出しました。
大阪市ジュネッスFC(大阪)は、キューズFC・エスパルスジュニア(静岡)と対戦。一時は2点を追いかける展開になりますが、林大晴選手が1点を返すと、試合終盤につかんだFKのチャンスを生かし、増井那月選手が土壇場で同点ゴールを挙げました。迎えたPK戦ではキッカー3人が決めて、ジュネッスがベスト8入りを果たしました。
旭丘FC(石川)と北海道コンサドーレ札幌(北海道)の試合もお互いに一歩も譲りません。旭丘の寺下翔和選手がミドルシュートを鮮やかに決めれば、コンサドーレの幡鎌駿選手もドリブルでゴール前まで持ち込んで自らシュートを決めるなど、実力が伯仲。PK戦も3人では決まらず7人目でようやく雌雄を決しました。PK戦を6対5で競り勝った旭丘が準々決勝に駒を進めました。
準々決勝は鴨池補助競技場、準決勝は白波スタジアムでいずれも28日に行われます。
選手コメント
大山颯天 選手(エストレージャスFC/福島)
1次ラウンドの最後は引き分けだったのでいい試合だったと思います。最後まで諦めないで粘って粘って終盤でも逆転を狙って攻撃できるチームです。声を出して指示して、それがチームの雰囲気を変えて、流れを良くするところが僕の良さだと思います。中学校では声も出せるし、シュートも決めていける選手になっていきたいです。
井上寛都 選手(東京ヴェルディジュニア/東京)
1次ラウンドの最初で2連勝できたことが良かったです。特に2戦目は一人一人の良さがたくさん出ていて、得点も多く入りました。今年のチームはボールを大切に保持できるところが良いところだと思います。自分たちは足元の技術がある選手が多いので、高さよりも足元で勝負するというのが特長です。
友利楓樹 選手(比屋根FC/沖縄)
まずは全員で前からプレスを掛けていくことを意識し、なおかつ全員でのパスサッカーを目指していました。1次ラウンドは自分たちのサッカーができなくて、勝てる試合も勝てなかったです。悔いが残る結果になりました。県外でも通用する選手になって、日本代表になる夢を目指して頑張りたいです。
平田武暉 選手(SFC坂出/香川)
思ったよりも相手の身体が強く、今大会は良い経験になりました。坂出の特徴はみんなでパスを回していくところ。3試合を通してやろうと思ったことはみんなで続けました。自分の良さはシュートのところと、前に行くところ。中学校では11人制になり、もっと味方も多くなるし、相手も多くなるので、状況判断を良くして動けるようになっていきたいです。
1次ラウンド 第3節ゴール集
決勝ラウンド ラウンド16ゴール集
開催期間:2018年12月25日(火)~12月29日(土)
開会式
大会期間:2018年12月25日(火)
会場:鹿児島市民文化ホール
1次ラウンド・ラウンド16
大会期間:2018年12月26日(水)-27日(木)
会場:鹿児島ふれあいスポーツランド
準々決勝
大会期間:2018年12月28日(金)
会場:鹿児島県立鴨池補助競技場
準決勝・決勝
大会期間:2018年12月28日(金)-29日(土)
会場:白波スタジアム
※全会場、鹿児島県鹿児島市
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