宮城県
試合終了間際の決勝弾!ベガルタ仙台ジュニアが2年ぶりの全国へ!
ベガルタ仙台ジュニア 1-0(前半0-0、後半1-0) ACジュニオール
JFA 第42回全日本U-12サッカー選手権大宮城県大会の決勝が11月18日(日)、みやぎ生協めぐみ野サッカー場で行われました。決勝戦は、2年ぶりの王座を狙うベガルタ仙台ジュニアと、連覇を狙う昨年王者のACジュニオールという宮城県を代表する強豪チーム同士の対戦となりました。
キャプテンのDF門脇康太選手を軸に、自陣から質の高いボール運びを見せて前線に攻め込んでいくベガルタ仙台は、左サイドのMF長澤幸来選手が再三にわたって切れ味鋭い突破を仕掛けチャンスを作っていくなど、立ち上がりから積極的に攻撃を見せます。
対するACジュニオールは長身DFの真壁来琥選手と、工藤貫汰選手のパワフルな守備でピンチを切り抜け、MF滝内幸輝選手の華麗なドリブル突破からシュートの形に持ち込んでいくなど、お互いにチャンスを作り合う一進一退の攻防となりましたが、両チームのGKの好セーブも飛び出し、前半は0-0で折り返します。
後半の序盤、優勢にボールを保持するベガルタ仙台はMF佐藤宥史選手のミドルシュートがクロスバーを叩くなど、ゴールに迫ります。ジュニオールACは耐える展開となりますが、ボールを奪ってから攻撃への切り替えの速さで好機を見出し、DF工藤選手の攻撃参加やFW渡邉幸輝選手のスペースへの仕掛けなどでゴールに向かいますが、試合は40分で決着つかず延長戦にもつれ込みます。
お互いに全国大会への強い想いをぶつけ合った5分ハーフの延長戦。両者が激しく攻撃を仕掛け合うアグレッシブな展開となるものの、得点は動かずPK戦も視野に入りましたが、試合終了1分前の延長後半4分、左CKからMF佐藤選手が折り返したボールをMF長澤選手が頭でシュートを合わせ、これがゴールに吸い込まれてベガルタ仙台が待望の先制ゴールをあげ、そのまま試合は終了。土壇場で劇的な決勝ゴールを挙げたベガルタ仙台ジュニアが、みごと熱戦を制して2年ぶり9回目の全国大会出場を勝ち取りました。
監督・選手コメント
白山貴俊 監督(ベガルタ仙台ジュニア)
J1クラブの下部組織チームとして、絶対に全国大会に行かなければならないという強い気持ちを持って今大会に臨みました。予選リーグでアバンツァーレ仙台に敗れたことが、チームとしてもう一度気持ちを引き締めるきっかけになり、決勝トーナメントは無失点優勝という結果を残すことが出来ました。全国大会では1試合1試合を大事にしながらも、「チームの歴史を塗り替える」という気持ちを持って、好成績を残せるよう戦いたいと思います。
門脇康太 選手(ベガルタ仙台ジュニア)
最後まで緊張感のある試合展開でしたが、「鹿児島に行きたい」という強い気持ちが、最後は結果となって表れたと思います。PK戦には持ち込みたくなかったので、延長の10分間で絶対に決めると思っていました。全国ではチームとして最低でもベスト8、さらにその上を狙っていきたいです。
長澤幸来 選手(ベガルタ仙台ジュニア)
コーナーから良いボールが上がって来て、シュートを打った瞬間は「来たな」と思いました。ゴールが決まった瞬間は本当に嬉しかったです。全国大会では「優勝」が目標です。まずは予選リーグ突破を目指して1戦1戦を大事に戦って、どんどん上を目指して全国大会まで練習に取り組んでいきます。
室井陸杜 選手(ベガルタ仙台ジュニア)
去年から自分は6年生の試合にも出してもらっていて、今年は全国へ行けなかったリベンジの大会だと思っていました。なかなか1点が入らない試合でしたが、GKとして相手のカウンターや上手い選手に気を付けて失点はしないように心がけました。全国ではまずベスト8の壁を越えたいです。
優勝 | ベガルタ仙台ジュニア |
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準優勝 | ACジュニオール |
3位 | FCアルコ |
4位 | あすなろFC |
努力賞 | ACジュニオール |
グッドマナー賞 | FCアルコ |
準優勝:ACジュニオール
3位:FCアルコ
4位:あすなろFC