長野県
全員攻撃全員守備のアンテロープ、接戦を制し再び全国の舞台へ
サームフットボールクラブジュニアA 0-1(前半0-1、後半0-0) アンテロープ塩尻ジュニアA
JFA 第42回全日本U-12サッカー選手権大会 長野県大会の決勝が11月11日(日)、松本平広域公園総合球技場アルウィンで行われました。爽やかな秋晴れの中で行われた決勝戦は、一昨年に続き決勝に進出して初優勝を目指すサームフットボールクラブジュニアAと、5年ぶり2回目の全国大会出場を目指すアンテロープ塩尻ジュニアAの対戦となりました。
サームは決勝までの6試合で23得点3失点と高い攻撃力と、準々決勝ではPK戦を制する勝負強さで勝ち上がり、アンテロープは強豪ひしめくブロックで決勝までの5試合で12得点1失点と安定した守備力で接戦を制して勝ち抜いてきました。
試合は、立ち上がり1分に大きな動きがありました。アンテロープの和田陸選手が中盤でパスを受けると巧みなボールタッチで相手選手を3人抜き去り、ゴールキーパーと1対1に。狙いすましたシュートはキーパーのセーブの手を弾いてゴール右隅に吸い込まれ、あっという間の先制点で幕を開けました。その直後の4分にもアンテロープにビックチャンスが生まれます。サームのディフェンスとキーパーの連係ミスをアンテロープの和田選手は見逃すことなくボールを奪ってキーパーも抜き、左サイドから角度のないシュート、しかしここはサームのディフェンスが懸命のシュートブロックで追加点は阻止しました。サームは準決勝でも得点した栁澤音弥選手と柳澤圭畿選手を中心にアンテロープゴールに攻め込みますが、アンテロープは、吉田隼大選手を中心に中盤の選手との連携を保ち、チャレンジ&カバーでボールを奪い、優位に試合を運び前半を終えました。
後半も立ち上がりからアンテロープペースで試合が展開されます。交代して入った郷原煌艇樹選手のヘディングシュートから立て続けに3本のシュートがクロスバーに阻まれて追加点は奪えません。同点に追いつきたいサームは29分、中盤からゴール前に蹴られたフリーキックのボールを栁澤選手がヘディングで合わせますが、やはりクロスバーにあたりゴールは奪えません。アンテロープはワントップの郷原選手と笠原光陽選手を交代。前線の運動量を保ち、中盤とディフェンスの良い距離感でサームの攻撃力を封じ込め、終始全員攻撃全員守備が徹底されたゲーム展開のまま試合終了のホイッスルが鳴り、アンテロープが5年ぶり2回目の全国大会出場を決めました。決勝戦にふさわしい1点を争う好ゲームにスタジアムの観客席からは両チームの健闘を称え大きな拍手が送られ続けていました。
監督・選手コメント
村上孝太 監督(アンテロープ塩尻ジュニアA)
このチームで、フットサルの全国大会にも出場しましたが、1分け2敗で1勝もできなかったので、全国大会で1勝できるように大会までの1か月半しっかりトレーニングしたいです。
竹内孝誠 選手(アンテロープ塩尻ジュニアA)
今日の準決勝と決勝戦では、自分たちが目指していた全員攻撃全員守備のサッカーができたので、全国大会でも、自分たちのサッカーをして一つでも多くの勝利を目指したいです。
和田陸 選手(アンテロープ塩尻ジュニアA)
決勝戦では、試合の初めのうちに得点できたのはよかったですが、そのあとのチャンスで外してしまったので、全国大会では確実にシュートを決めて勝ち進みたいです。
優勝 | アンテロープ塩尻ジュニアA |
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準優勝 | サームフットボールクラブジュニアA |
3位 / 4位 | 松本山雅FC U-12 / 塩尻西サッカースクール |
努力賞 | サームフットボールクラブジュニアA |
グッドマナー賞 | 松本山雅FC U-12 |
準優勝:サームフットボールクラブジュニアA
3位:松本山雅FC U-12
4位:塩尻西サッカースクール