ニュース
1次ラウンドがスタート!雨にも負けず、各グループで1点を争う好ゲーム JFA第43回全日本U-12サッカー選手権大会
2019年12月27日
JFA第43回全日本U-12サッカー選手権大会の1次ラウンドが始まり、12月26日(木)は鹿児島市のふれあいスポーツランドで第1戦と第2戦が行われました。気温は20度近くまで上がりましたが、断続的に雨が降り、特に第1戦目は強い雨に見舞われました。それでも各ピッチでは雨を跳ね返すような充実した内容の試合が続きました。
グループDの初戦では東京ヴェルディジュニア(東京)と丸亀FC(香川)が対戦。試合は左からのクロスを収めて右足を振り抜いた中村宗士朗選手のゴールが決まり、東京Vの1点リードで前半を終えます。後半は一転して丸亀がボールを持つ時間が増え、堀江悠希選手の鋭いシュートが決まって1-1の同点。ただ、東京Vも主導権を握り返すと、終盤に得たCKのチャンスに山田空羽斗選手が頭で合わせて勝ち越し、白熱の試合は2-1で東京Vが勝利しました。
グループLでは、初出場の浦和レッズジュニア(埼玉)が2年連続6回目の出場となった大山田サッカースポーツ少年団(三重)と対戦しました。浦和は序盤からボールを保持しますが、大山田の堅守に跳ね返され、なかなかシュートレンジまでボールを運べません。しかし、後半も焦ることなく両サイドから相手陣内に攻め込み、前半よりもシュートチャンスを量産。セットプレーから長身の小鷹凛太朗選手がゴールネットを揺らすなど、後半だけで4得点を挙げ、4-0で白星を飾りました。
両チームの集中したディフェンスで1点を争う好ゲームとなったのが、グループEの和歌山ヴィーヴォU-12まつえ(和歌山)と名古屋グランパスU-12(愛知)の一戦です。互いにゴール前までスピーディーに運んでチャンスをつくりますが、和歌山のGK津守貫汰選手と名古屋のGK平野稜太選手がファインセーブでゴールを死守。フィールドプレーヤーもシュートブロックに入るなど体を張り、ゲームは終盤までスコアレスで進みます。均衡が破れたのは最終盤の37分。和歌山の谷口央典選手が鮮やかなミドルシュートを左足で決め、貴重な先制点を奪取しました。これが決勝点となって和歌山が勝利しています。
一方、グループHのデサフィーゴ波佐見FC(長崎)とアウトラインFC(岐阜)のゲームはそれぞれが持ち味を発揮し、合わせてシュート30本、計9得点の熱戦になりました。試合は開始早々に動き、波佐見の西蘭選手がドリブルで敵陣を突破すると、そのままシュートを放って先制します。対するアウトラインも成瀬陽選手のスルーパスを受けた伊集晴太郎選手が落ち着いてゴールに流し込み、すぐに追いつきます。さらに坂篤樹選手が技ありのループシュートを放ち、逆転に成功。試合はその後も互いが点を取り合いますが、前線でパスの出し手にも受け手にもなった成瀬選手の2ゴールなどでアウトラインがリードを広げ、6-3で勝利しました。
1次ラウンドは12月27日(金)に第3戦目が行われ、上位チームによるラウンド16の8試合は同日午後に行われます。
選手コメント
佐々木皓星 選手(リベロ津軽SC U-12/青森)
自分たちは早めに1点、2点を取ってそこから後半で守り抜きたかったですが、初戦は勢いが出せませんでした。最初の決定機を外してしまって、相手に流れが行ってしまいました。初戦で負けてしまったのは大きいですが、切り替えて、みんなで声を掛け合っていきたいと思います。
水谷颯翔 選手(大山田サッカースポーツ少年団/三重)
全員攻撃、全員守備のスタイルで戦えているところが今年のチームの良さです。初戦は全部を同じ形でやられたので、これからの試合は改善していきたいと思います。(1戦目の)前半は無失点でしたが、ずっと攻められていたので、ワンチャンスを狙って点を取ろうという気持ちでいました。失点したところを改善して、まず得点を取って勝っていきたいです。
新居大遥 選手(アミティエSC草津/滋賀)
圧倒的な攻撃ができるところが良さなので、みんなでしっかり落ち着いてパスを回して、たくさん点を取って勝ちたいです。目標は優勝です。(アビスパ福岡U-12戦での)ゴールはうれしかったです。みんなで一丸となって追いついて、そこから逆転しようと話していました。同点までしか行けなかったですが、みんなでまとまってパスをつないで点を取れたのは良かったです。
綾部和真 選手(横浜F・マリノスプライマリー/神奈川1)
日本一になることが目標です。自分たちの攻撃的なサッカーをベースにして、1次ラウンドではゴール量産を目指していきたいと思います。チームが一つになって、全員が同じ方向を向いて立ち向かえるのが強さです。構えるのではなくて、自分たちで積極的に仕掛けることができています。(雨で)地面がスリッピーなところはありましたが、自分たちのスタイルでやれたと思います。
1次ラウンド第1節ゴール集
1次ラウンド第2節ゴール集
開催期間:2019年12月26日(木)~12月29日(日)
大会会場:
1次ラウンド・ラウンド16
鹿児島ふれあいスポーツランド(鹿児島県鹿児島市)、鹿児島県立サッカー・ラグビー場(鹿児島県鹿児島市)
準々決勝
鹿児島県立鴨池補助競技場(鹿児島県鹿児島市)
準決勝・決勝
白波スタジアム(鹿児島県鹿児島市)
関連ニュース
- 大会・試合 2019/12/26 開会式で熱戦を誓う JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会
- 大会・試合 2019/12/24 JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会 都道府県大会 決勝レポート ~愛知県/兵庫県/大分県~
- 大会・試合 2019/12/23 JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会 都道府県大会 決勝レポート ~滋賀県~
- 大会・試合 2019/12/23 12月25日に鹿児島で開幕! JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会
- 大会・試合 2019/12/20 「全力プレーで財産になる経験を」三笘薫選手(筑波大学)インタビュー後編 JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会
最新ニュース
- 大会・試合 2024/11/22 配信決定 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 プレーオフ2回戦
- 日本代表 2024/11/22 【JFA STORE】最大50%OFF!南野拓実、伊東純也、中村敬斗選手を含む人気アイテムが特別セール!
- 指導者 2024/11/22 2025年度 JFA ゴールキーパーレベル1コーチ養成講習会 女性コース 開催要項
- 選手育成 2024/11/22 JFAとアディダスによるU-12年代の選手を対象とした特別イベント「JFA アディダス U-12 DREAM ROAD キャンプ 2024」を初開催~2024年12月14日(土)JFA夢フィールド~
- 大会・試合 2024/11/22 会場、キックオフ時間変更のお知らせ 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024