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熱戦が続く大会3日目、柏レイソルU-12とレジスタFCが決勝に駒を進める! JFA 第46回全日本U-12サッカー選手権大会
2022年12月29日
JFA 第46回全日本U-12サッカー選手権大会の大会3日目となる12月28日(水)に、準々決勝と準決勝が開催されました。
鹿児島県立鴨池補助競技場で行われた準々決勝。第1試合では、12年ぶりの出場となる高部JFC(静岡)と初出場の大山崎少年SC(京都)が対戦しました。試合は、11分に高部の遠藤優空選手が先制点を挙げると、19分にも山田栞汰選手のミドルシュートが決まって2点を先行します。
前半はシュート0本に抑えられた大山崎でしたが、後半は立ち上がりからアグレッシブに前線へとボールを供給。加賀野統選手や石田空我選手がゴールに近いレンジからシュートを放ちます。しかし、ゴールを奪えずにいると、徐々に高部がボールを握り、終盤に2点を追加。4-0で勝利を収めた高部がベスト4進出を決めました。
このほか、エスシーエイチFC(神奈川)は粘り強く戦ったものの、PK戦でアッズーロ(滋賀)に屈する。柏レイソルU-12(千葉)がサガン鳥栖U-12(佐賀)に、レジスタFC(埼玉)が松本山雅FC U-12(長野)にそれぞれ1点差で勝利し、準決勝進出を決めました。
白波スタジアムで行われた準決勝の第1試合は高部と柏が対戦しました。序盤に何度かチャンスをつくったのは高部。前線の栗田虎空選手やサイドから仕掛けていく遠藤選手のコンビネーションで、相手ゴールに迫ります。
対する柏は、統率の取れた守備により、難しい時間帯を無失点で切り抜けます。すると徐々にボールを動かせるようになり、17分には右サイドのクロスボールに深谷壮馬選手がヘディングで合わせて先制に成功します。
後半に入っても、柏は左サイドから積極的に仕掛けるなど、選手の特長を生かしてリズム良く試合を運んでいきます。追加点こそ挙げられませんでしたが、1-0で勝利した柏が決勝進出を決めました。
第2試合では、アッズーロとレジスタが激突。アッズーロはスピードのある福嶋隼都選手と下南蒼翔選手を両サイドに配置し、相手の攻撃を抑えつつ、ボールを奪うとサイドでの連係から好機をうかがいます。
一方のレジスタも、ドリブルでサイドを崩したり、強度の高いプレスからショートカウンターに出たりと、迫力のある攻撃を展開。試合の主導権をレジスタが握り、5分に髙橋蓮選手のシュートのこぼれ球から安達一平選手が先制ゴールを奪うと、17分には佐藤泰旺選手がドリブルで持ち込んで追加点を挙げました。
後半もレジスタが相手陣内で試合を進め、さらに4点を追加します。アッズーロは終盤に、垣山怜生選手のシュートがポストに当たったはね返りを下南選手が決めて一矢を報いますが、反撃もここまで。レジスタが6-1で白星を飾り、2連覇のかかる決勝戦への切符をつかみました。
今大会のファイナルゲーム、柏とレジスタの決勝戦は12月29日(木)に白波スタジアムで行われます。
監督・選手コメント
村尾勇心 選手(大山崎少年SC/京都)
みんな緊張していましたが、思い切って、楽しくやっていこうと話をしていました。(準々決勝は)前半で0-2とされましたが、開き直って3点を取るために積極的に前に行こうと声を掛け合いました。試合には敗れましたが、京都でまだ大きな大会があるので、そこでこの経験を生かしていきたいです。プレッシャーが速い選手、フィジカルが強い選手などどんな相手に対しても、しっかりと立ち向かえる強い選手になっていきたいです。
對馬羽琉 選手(エスシーエイチFC/神奈川)
自分たちが今までやってきたサッカーで勝とうと思っていましたが、PK戦まで持ち込まれて苦しい試合になりました。ゴール前でいくつかチャンスがありましたが、そこで決め切れなかったのは課題だと思っています。選手一人一人が高いモチベーションを持ちながらチームに貢献できます。冬の県大会があるので、全国大会で得たことをまたモチベーションに変えて戦いたいです。
吉澤凰河 選手(松本山雅FC U-12/長野)
(準々決勝での得点は)狙ったというよりも、気持ちで決めたゴールでした。もう1点を取って同点にして、そこから勝ちに持っていくぞと思っていました。けがをしている選手やベンチメンバーも含めて全員で勝つという気持ちがありました。みんなで守り、みんなで攻める。試合には勝てませんでしたが、全員で戦えたのは良かったと思います。悔しい思いをしたので、準備や練習をもっとして、全国大会の舞台に戻ってきたいです。
古荘隆徳 監督(アッズーロ/滋賀)
(準決勝で対戦した)レジスタさんの両サイドの速さは分かっていたので、速い選手をそこに当てて、相手よりも高い位置を取れればという狙いはありました。ただ、選手が思いのほかプレッシャーを感じていたのか、低い位置から蹴ってしまうシーンが多くなり、自分たちらしさが出ていなかったところはありました。この舞台で経験できたことは大きく、やってきたことは間違っていなかったと思います。もう一度この舞台に立てるようにやっていきたいと思います。
開催期間:2022/12/26(月)~2022/12/29(木)
大会会場:
1次ラウンド・ラウンド16
鹿児島ふれあいスポーツランド(鹿児島県鹿児島市)
準々決勝
鹿児島県立鴨池補助競技場(鹿児島県鹿児島市)
準決勝・決勝
白波スタジアム(鹿児島県鹿児島市)
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