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小学生年代の日本一へ、全国から48チームが集まり熱戦が開幕! JFA 第48回全日本U-12サッカー選手権大会
2024年12月27日
小学生年代の日本一を目指す「JFA 第48回全日本U-12サッカー選手権大会」が12月26日(木)、鹿児島県鹿児島市で開幕し、同市郊外のふれあいスポーツランドで1次ラウンドの第1節と第2節が行われました。
午前9時半にキックオフを迎えたグループAの第1節では、バディFC(福岡)が小杉SC(富山)に4-0で勝利しました。バディは2分にCKのチャンスを獲得すると、吉田伊吹選手が相手のゾーンディフェンスの中央に正確に供給。このボールに武部統真選手が高い打点のヘディングで合わせて先制します。
小杉も球際に厳しく寄せてボールを奪い、カウンター攻撃で相手陣地に入っていきますが、なかなか得点までは持ち込めません。後半もバディが髙橋碧選手のミドルシュートなどで得点を重ねて優勢に試合を進め、初戦を勝利で飾りました。また、同グループではヴィッセル神戸U-12(兵庫)が第1節でBSエスペルド(秋田)に8-1、第2節でバディに5-0で快勝して、2試合を終えてグループの首位に立っています。
グループBの第2節では、第1節をともに勝利していたバディーSC(神奈川)とサンフレッチェ広島F.Cジュニア(広島)が対戦しました。試合は12分に動き、自陣からのフィードに反応したバディーの鈴木朝陽選手が巧みなボールコントロールで足元に収め、ためらうことなく足を振ってゴールネットを揺らします。その2分後には浅利蓮生選手が放ったミドルシュートのこぼれ球に田中譲選手が詰めて追加点を決めました。
2点を追う広島もカウンターやセットプレーを生かしてチャンスをつくりますが、前半アディショナルタイムの三浦快選手のシュートがゴール右に外れるなど、ゴールを引き寄せられず、試合はバディーが勝利して勝ち点を6に伸ばしました。
グループIの第2節では初出場の沖洲FC(徳島)と3年ぶり13回目の出場となったファナティコス(群馬)が対戦しました。試合は10分までにファナティコスが3得点を決めますが、沖洲は4年生で先発出場した南谷翔皇選手、攻撃の起点になっていた菅太一選手が連続ゴールを挙げて1点差に迫ります。ただ次の1点を決めることはできず、悔しい黒星となりました。このほか、グループEでは2連覇が懸かるソレッソ熊本U-12(熊本)が2連勝し、大会2日目の第3節では同じく2連勝しているレノファ山口FC U-12(山口)と対戦します。
大会2日目の12月27日(金)は引き続きふれあいスポーツランドを会場に午前中に1次ラウンドの第3節が行われ、各グループの1位12チームと2位の中の上位4チームが同日午後のラウンド16に進出します。
選手コメント
田中優馬 選手(小杉SC/富山)
最初の試合に負けたのは悔しいですが、失点した後も1点を取り返せるチャンスはあったので、取り返そうという気持ちで戦いました。守備は激しく前から行き、できれば中盤で(ボールを)回してトップに当てていきたいと思って試合に入りました。自分の持ち味は周りを見て仲間を使うことと、負けず嫌いなところ。次の試合は勝って終わりたいと思います。将来は世界で活躍できるような選手になっていきたいです。
福田成樹 選手(レノファ山口FC U-12/山口)
(第1節のバンディッツいわきジュニア戦は)チームが先制していたのでリラックスした形で試合に入ることができました。途中出場から1点を決めることができ、失点もゼロに抑えられたことはよかったです。みんなで戻ってみんなで守備ができました。(得点の場面は)最初はクロスを狙おうとしましたが、スペースがあったのでシュートを狙いました。僕はどんどん突破してチームの起点となるような選手を目指していますし、たくさん点を決めて、この大会で優勝したいです。
山中秀都 選手(ファナティコス/群馬)
最初の試合から攻守の切り替えが激しくて難しいゲームでしたが、元気よく、球際に強く戦い、自分たちのゲームをつくるように考えてプレーしました。チームから良いパスが来て、自分の特徴のドリブルをしっかり出せて、点を決めることもできたのはよかったです。点を取った後も気を抜かないで守備をしようと話して戦いました。大会を通じてみんなでしっかり球際を強く戦って、決め切るところを決め切っていきたいです。
田尾優真 選手(沖洲FC/徳島)
1試合目も2試合目も相手が速くて上手でした。最初に対応ができなかったことが失点につながってしまったと思います。相手の強さは映像を見て知っていたので、1試合目は負けたけれど、2試合目は絶対に勝ちにいこうとみんなで話して戦いました。2点を取り返せたのはよかったですが、自分たちでボールを前に蹴ってしまったことはよくなかったと思います。2試合とも負けてしまいましたが、チームとして初の全国大会なので、1勝は必ずしたいと思います。
開催期間:2024年12月26日(木)~12月29日(日)
大会会場:
1次ラウンド・ラウンド16
鹿児島ふれあいスポーツランド(鹿児島県鹿児島市)、鹿児島県立サッカー・ラグビー場(鹿児島県鹿児島市)
準々決勝
鹿児島県立鴨池補助競技場(鹿児島県鹿児島市)
準決勝・決勝
白波スタジアム(鹿児島県鹿児島市)
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