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FC船橋が粘り強く戦い大会を初制覇! JFA 第9回全日本O-40サッカー大会
2021年11月09日
JFA 第9回全日本O-40サッカー大会は11月8日(月)、大会最終日が行われ、FC船橋(関東3/千葉)が初優勝を果たしました。
藤枝フットボールクラブ(開催地/静岡)とFC船橋による準決勝は、0-0で試合を折り返します。互いにチャンスをうかがう展開で後半開始から11分、ゴール前での攻防から吉原丈晴選手がシュートを決めて、船橋が先制に成功します。藤枝も次々と選手を投入して攻勢を強め、チャンスもつくり出しますが決め切れず。1-0のスコアのまま、船橋が決勝進出を決めました。
もう一方の準決勝では、試合開始からTONAN CLUB(関西1/奈良)に対して羅針盤倶楽部NAGOYA(東海/愛知)が優勢に試合を進めます。その流れのままに、18分に杉浦光選手がゴールを射抜いて先制。後半にも1点を追加した羅針盤倶楽部が、3大会ぶりのファイナルへ進みました。
決勝は、互いに緊張感を漂わせながらの展開となりました。その中でも、船橋は右サイドからの攻撃や前線の今井健司選手の高さでゴールを狙い、羅針盤倶楽部は宮澤太機選手と木村順信選手による2トップの速さを生かそうとしていました。先にビッグチャンスをつかんだのは羅針盤倶楽部で、13分の宮澤選手の抜け出しから瀬川崇史選手がゴール前でシュートを放ちますが、これは枠を捉えませんでした。その1分後にも抜け出した宮澤選手がペナルティーエリアに入り込みますが、シュートは弾かれて得点は生まれませんでした。
後半に入ると、ハーフタイムに3人を交代させた船橋が勢いをつかみます。前線にスピードのある選手を入れて、羅針盤倶楽部のゴールへ迫ります。FKや3連続のCKでゴールを狙いましたが、後半開始10分を過ぎると反撃も受けました。40分、45分と、羅針盤倶楽部の木村選手にゴール前でシュートを放たれますが、GKのセーブなどでこのピンチも逃れました。
スコアが動かぬまま後半が終了し、勝敗はPK戦に委ねられました。先攻の船橋の1人目がキックを外しますが、後攻の羅針盤倶楽部は3人連続で枠を外してしまいます、逆に3人連続で成功した船橋が、40歳以上の日本一の栄光を勝ち取りました。
選手コメント
今井健司 選手(FC船橋)
3年前の地元・千葉開催の大会に出場した時には、惜しくも3位でした。優勝するというのは、本当にうれしいことですね。今回の関東予選では初戦を落としましたが、そこから全勝して何とか3位で全国大会の切符をつかみました。今大会も初戦、2戦目となかなか調子が上がらず勝てませんでしたが、最後まで諦めずに戦いました。予選の経験が生きたと思いますし、日々成長できていると思います。優勝はうれしいですし、こうした状況下でサッカーできる環境をつくっていただいた静岡県のサッカー協会の方々に感謝したいです。
加瀬剛 選手(FC船橋)
FC船橋らしい大会だったと思います。初戦から2連続で引き分けと苦しみましたが、関東予選も負けから始まりました。しかし、関東予選でもその後は負けなかったように、粘り強いサッカーができたと思います。本当に負けないチームになりました。技術が高い選手もいますが、そうしたものや戦術だけではないところもあると思います。最後はハートの勝負だと思うので、決勝のような試合になったら、うちのゲームだと思っていました。久々に攻められましたが、耐えることができました。これがFC船橋の勝ち方だと思います。また予選から臨みますが、一戦ずつ船橋らしく戦っていきます。
河村洋志 選手(羅針盤倶楽部NAGOYA)
自分たちに悪い部分はなかったと思いますが、最後のところで決め切れていれば、こういう結果にはなっていなかったと思います。全国大会に入ると結構勝負強さは出てくるのですが、なかなか最後の壁を越えられないという印象が残っています。全国大会の悔しさは、全国大会でしか返せません。選手は入れ替わっていきますが、それが競争にもつながるので、しっかり競争をして愛知の代表、東海地域の代表となって、この舞台に帰ってきたいと思います。
蒔田大 選手(藤枝フットボールクラブ)
ここ数年、優勝を狙っていける力がついてきたと思っていて、自信を持って臨んでいたのですが、結果が出なくてとても残念です。あと一歩迫力を持ってできたら、結果は変わったと思います。練習でも徹底して同じことを繰り返して、藤枝のサッカーは出来上がっています。「シニアサッカーを超える」を目標にしているので、何度も選手が出入りできるシニアのルールは使わないと決めています。勝っていないので偉そうなことは言えませんが、自分たちのスタイルでナンバーワンを取ることにこだわってやっていきたいです。
JFA 第9回全日本O-40サッカー大会
日程:2021/11/6(土)~2021/11/8(月)
会場:静岡県/藤枝総合運動公園サッカー場、藤枝総合運動公園陸上競技場、藤枝総合運動公園多目的広場人工芝広場、藤枝市民グラウンドサッカー場
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