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JFA 第17回全日本O-50サッカー大会 頂点を争うベスト4が決定
2018年07月09日
JFA 第17回全日本O-50サッカー大会は7月8日(日)に大会2日目を迎え、1次ラウンド第2節と第3節を開催。決勝ラウンドに進む4チームが確定しました。
第2節が終わった時点で、1次ラウンド突破を決めたチームがなく、どのグループも拮抗していました。グループAは、大雨の影響で1日目不在だった広島フォーティーズ(中国1/広島)が登場しました。第2節の室蘭シニア50サッカークラブ(北海道1)との一戦を3-0で勝利し、決勝ラウンドをかけて焼津飛魚サッカークラブ(静岡)と戦いました。両チームの決勝ラウンド進出がかかった試合は一進一退の攻防で、負傷退場者も出る激しい展開となりました。両チームともに最後まで得点を狙い続けるも、決定機を決めることができず0-0で試合は終了。その結果、グループAのもう1試合で、室蘭を1-0で下したMITAKA EAGLES(関東2/東京)がベスト4進出を手にしました。
グループBは、第2節に福岡とびうめシニアサッカークラブ(九州2/福岡)と兵庫サッカークラブ(関西1/兵庫)の1勝チーム同士が対決する首位攻防戦となりました。試合は開始早々、兵庫の八木清悟選手がアウトサイドでCKを上げる巧みなプレーをみせると、中で待ち受けていた永江一臣選手が先制点を決めました。得点後、昨年度王者の福岡に攻め込まれる苦しい展開が続きますが、呉東根選手が「体を投げ出して、気持ちで守った」と語るように得点を許しません。後半、またも八木選手のFKが起点となり、兵庫が追加点を挙げ2-0で接戦を勝利しました。第3節、敗れた福岡も、決勝ラウンド進出の望みをかけて、コンビニなかむら(四国1/高知)を6-0で下しましたが、兵庫もアルフット安曇野シニア(北信越/長野)と0-0で引き分けたため、兵庫が1次ラウンド突破を決めました。
グループCでは、1日目に首位だった中津OBサッカークラブ(九州1/大分)が、第2節に勝点で並んでいた松江地区シニアサッカーFCだんだん(中国2/島根)に1-0で勝利します。勢いそのままに、中津は宮城四十雀サッカークラブ(東北/宮城)との試合も勝利し、3連勝でグループCを首位通過しました。
グループDもニコルスFCシニア(関西2/大阪)が3連勝で突破しました。第2節に初戦同様3-0で岐阜 Kawasaki FC(東海/岐阜)を下すと、最終節の香川FC50(四国2/香川)戦では、中塚康博選手のゴールを含む2得点で勝利し、1次ラウンド最多の得点数8を記録して、決勝ラウンド進出を果たしました。
大会最終日の7月9日(月)は、決勝ラウンド(準決勝と決勝)の3試合を藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場、藤枝総合運動公園陸上競技場で実施。準決勝ではMITAKAと兵庫、中津とニコルスが激突します。
選手コメント
柴田克也 選手(広島フォーティーズ)
今年こそは優勝を目標にしてきたのですが、広島が大変な状況になり、1日目は不戦敗、予定していたメンバーが来られなくて、FPの選手がGKをやっていました。ここに来られた25人は、残ったメンバーをはじめ災害の復旧作業に尽力している皆さまのため、広島代表として責任を持って戦おうと話していました。結果は残念でしたけど、全選手が出場する総合力サッカーで戦う姿勢を見せることができたと思います。また今大会で、大会本部の配慮や、家族や仲間、競技運営、審判団のサポートに感謝しています。今後もリスペクトの気持ちを欠かさず、また全国大会に戻って来られるよう1年間頑張りたいと思います。
長野敏之 選手(コンビニなかむら)
若い時に一緒にプレーしていたメンバーが50歳になり、また集まってできたチームです。気の知れた仲間たちとの結束力は強く、弱い部分をお互いでカバーしながらやってきました。ただ、今大会では雨の影響もあり、初戦から主力メンバーがかけた状態で試合に入ることになり、自分たちらしいサッカーを披露することができませんでした。チームで大事にしている「楽しく、怪我なく、点を取る」を目標にして、来年こそは、ぜひ勝ちたいと思います。
上野晃弘 選手(宮城四十雀サッカークラブ)
全国大会が初めてのメンバーが多かったので、少し浮足だっていた部分がありました。試合中は、焦ってしまって、そこの立て直しがなかなか修正することができませんでした。中盤から守備の意識を持ち、前線でボールを奪うのがチームの良さですが、今大会では、その部分をあまり出せませんでした。修正が多い大会でしたが、この悔しさを忘れずに、地域大会からチームをつくり直して、また来年この舞台に戻って来られるように頑張ります。
木村和泰 選手(香川FC50)
地元が水害で大変なので、ポジティブな結果を報告したかったのですが、残念ながら3敗してしまいました。大会を通じては、初戦の入り方が悪かったので、もう少し上手く初戦を戦っていれば、結果も変わったと思います。ただ3試合とも、技術で劣る部分をチームでカバーするという持ち味は出せたと思います。いつも練習試合をしている高知や広島、島根のメンバーも、大会を楽しみにしていて来られなかった人がいたので、その人たちの分も頑張ろうという思いでプレーしていました。結果はついてきませんでしたが、また来年に向けて、課題を整理して頑張っていきたいと思います。
大会期間:2018年7月7日(土)~7月9日(月)
大会会場:静岡県藤枝市
藤枝総合運動公園サッカー場[天然芝]
藤枝総合運動公園陸上競技場[天然芝]
藤枝総合運動公園多目的広場人工芝広場[人工芝]
藤枝市民グラウンドサッカー場[天然芝]
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