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接戦を切り抜けた4チームが決勝ラウンドへ JFA 第20回全日本O-50サッカー大会
2021年11月29日
JFA 第20回全日本O-50サッカー大会は11月28日(日)、大会第2日目を行い、ベスト4に進むチームが出そろいました。
最も厳しい競争となったのはグループDでした。最終節に顔を合わせた兵庫サッカークラブ(関西2/兵庫)とアルフット安曇野シニア(北信越1/長野)は勝点、さらに得失点差でも並んでいました。勝点2差で追ってくるFC船橋50(関東2/千葉)の結果も気になる最終節で、前半に先制したのは兵庫。そのまま時間が過ぎますが、アディショナルタイムに入り目安の3分が過ぎようとする終了間際、安曇野が気迫のプレーで追い付き、引き分けました。全試合が終わった時点で、これら3チームが勝点と得失点差でも並ぶという大接戦。総得点の「1ゴール差」で他の2チームを上回った兵庫が、準決勝に進みました。
同じく接戦となったグループCで、抜け出したのはKUMAMOTO肥後シニア(九州2/熊本)です。初戦から2戦連続ドローと白星がありませんでしたが、最終節で首位に立っていた藤枝フットボールクラブ(東海1/静岡)に1-0で勝利。同じく2分けからの突破を狙っていた広島フォーティーズ(中国/広島)が山梨マスターズ・レジェンド(関東3/山梨)に敗れたため、逆転でベスト4入りをつかみました。
グループAでも、逆転で通過チームが決まりました。初戦を落としたニコルスFCシニア(関西1/大阪)ですが、第2節で富一ふじの会(北信越2/富山)を1-0と下すと、最終戦では勝点1差で首位に立っていた徳島SFC(四国/徳島)にも1-0で勝利。初戦終了時点での4位からの大逆転で、決勝ラウンドへの切符をもぎ取りました。
グループBでは、四十雀クラブ東京50(関東1/東京)が今大会唯一の3連勝を達成。勝点3差で挑んできた岐阜Kawasaki FC(東海2/岐阜)との最終戦の直接対決も3-0と勝利し、初の4強入りを力強く決めました。
大会最終日には、いよいよ50歳以上の日本一のチームが決まります。
選手コメント
金永天 選手(兵庫サッカークラブ)
組み合わせ抽選が終わった後は、厳しいグループに入ったと思いました。特にFC船橋50とは、お互いのO-40チームが全国大会で対戦して、うちが負けて決勝ラウンド進出を逃していたので、絶対に負けられないし、一番のポイントになると思っていました。その初戦で何とか追いついて勝点1を取ったことで、ここまでたどり着けました。最初の目標だったグループ突破を果たしたことで、自然と次の目標の優勝もついてくると思うので、最終日も頑張ります。
曽根原由次 選手(アルフット安曇野シニア)
しびれる展開になりましたね。O-40時代からこういう経験してきていて、さすが全国だなと思うと同時に、まだ足りないものがいっぱいあると毎年感じさせてもらっています。経験を積みながらO-40から進んできて、今も県内にたくさんいる他の良いチームと切磋琢磨しています。こんな素敵なスタジアムでサッカーができる場を目標にやってきているので、ぜひまたこの大会い出たいと思います。
箭内良仲 選手(四十雀クラブ東京50)
前回出場した大会を反省に、1年かけて2チーム制での戦い方をしっかりつくってきました。おかげで前半と後半での選手総入れ替えもできるようになって疲労を抑えられ、皆さん強いのですが、何とか勝つことができました。一戦一戦、しっかり勝っていきたいと思ってここまで来ました。準決勝以降も変わらずにハードワークして、一つ一つ勝っていきたいです。
原洋二 選手(岐阜Kawasaki FC)
四十雀クラブ東京50とは以前にも対戦したことがあるのですが、やはりすごく強いですね。レベルが高い東海地域を何とか抜けて全国大会に出られるようになったのですが、まだ高い壁はありますね。前々回の大会で3位になれたので、優勝を目標にやってきました。新しく入った若い選手も悔しいと思うので、またチャレンジしたいです。県協会の支援や家族の応援があるから、50歳を過ぎてもこんなに良いグラウンドで大会ができるので、周りの人々の協力に感謝します。
日程:2021/11/27(土)~2021/11/29(月)
会場:栃木県宇都宮市