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山梨マスターズが初の日本一に輝く! JFA 第22回全日本O-50サッカー大会
2023年06月27日
JFA 第22回全日本O-50サッカー大会は6月26日(月)、大会最終日を行い、山梨マスターズ(関東3/山梨)が初の日本一に輝きました。
準決勝は、2試合とも接戦となりました。ニコルスFCシニア(関西/大阪)は、前半に自陣からの素早い攻撃で先制。羅針盤倶楽部NAGOYA(東海/愛知)の攻撃をしのぎ切り、1-0で勝利しました。前回4強同士のFC船橋(関東4/千葉)と山梨マスターズの対戦は、0-0のまま試合が進み、PK戦へと突入。GK丸山孝選手のセーブもあり、山梨マスターズが決勝進出を勝ち取りました。
ニコルスと山梨による決勝は、開始1分で動きました。左サイドで縦パスに抜け出した山梨FW若菜隆選手が、そのままゴール前まで持ち込みます。さらには自らシュートを決めて、先制点をもたらしました。
後方からつないでプレーを組み立てる山梨に対して、ニコルスは球際で力強い守備からの反撃を狙います。前半半ばには早くも選手交代するなど反撃の姿勢を強め、相手ゴールに近づく場面が増えた18分、山梨GKが処理しきれなかったクロスを荻堂博行選手が蹴り込み、試合を振り出しに戻しました。
前半のうちに次のゴールが生まれました。前半アディショナルタイム、山梨の平野政樹選手がニコルスゴール前に出没。それまでも正確なパスを繰り出していた左足で、ゴールネットを揺らしました。
後半半ばにも、平野選手がスペースへワンタッチで送ったパスからチャンスが広がり、最後は若菜選手がGKもかわして2ゴール目。次々と選手を入れ替え、ゴール前にも人数をかけるニコルスに対して、DFも連続シュートに体を張って守るなど、山梨の集中は途切れませんでした。最後まで自分たちのペースを崩さず、山梨が初優勝を勝ち取りました。
監督・選手コメント
河野雅彦 選手(FC船橋)
去年も準決勝で負けました。今回はPK負けでしたが、決め切れなかったので、しょうがありません。けが人が多くて、出られない選手もいましたが、全員のチームワークで頑張りました。山梨さんとはO-40の頃から関東で対戦してきて、お互いを知り尽くしています。決勝で当たりたいねと話していたのですが、相手が上手でした。全国大会では毎回、変な緊張をします。関東を勝ち抜くのも難しいのですが、また来年の全国大会でひと暴れすることを目指します。
佐藤慶明 選手(ニコルスFCシニア)
相手の老かいなパスワークに、後手を踏みました。私自身、決勝で負けるのは2回目です。個人的には複数のチームで、ここ5年間で4回この大会に出場しています。去年の関西予選でのPK負けからここへ戻ってきたのですが、日本一は遠いですね。山梨さんが喜んでいるのを見ると、仲間とともにこの瞬間に、青春を過ごされているんだなと感じます。良い大会ですね。私がサッカーを続けるのも、仲間がいるからです。膝もボロボロですが、生きている限りボールを蹴り続けたいと思います。
藤田幸雄 監督(山梨マスターズ)
去年準決勝で敗れてから、自分たちのサッカーを完成形に近づけるため、個々の能力を伸ばしながらコミュニケーションを取り合って、チームの全体的な底上げに1年間取り組んできました。1次ラウンドでは苦しみましたが、その分、開き直りました。決勝の相手はここまで無失点でしたが、まずは自分たちのゲームをして、その結果として勝とうという共通理解を持って臨みました。1度優勝しただけでは、たまたまだったと言われてしまいますから、来年も良い思いをするために、おごることなく1年間サッカーに取り組んでいきます。
古屋成生 選手(山梨マスターズ)
うちは全員サッカーなので、出ている11人が出ていないメンバーのためにも頑張りました。O-40で1度3位になり、昨年も準決勝で負けました。それでもサッカーを続けてきたのは、やはり日本一への思いが強いからです。ずっと日本一を目標に頑張ってきたので、うれしくてうれしくて、たまらないですね。目標を一つクリアしたので、次はO-50で最近生まれていない連覇を狙います。2連覇したら、3連覇を目指します。挑戦を続けていきたいです。
大会期間:2023年6月24日(土)~2023年6月26日(月)
会場:静岡県/藤枝総合運動公園(サッカー場、陸上競技場、多目的広場)、藤枝市民グラウンドサッカー場
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