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4強が出そろう JFA 第23回全日本O-50サッカー大会
2024年07月01日
JFA 第23回全日本O-50サッカー大会は6月30日(日)、大会2日目を行い、2次ラウンドに進む4チームが出そろいました。
グループDでは最終節にドラマがありました。第2節終了時点で首位を争っていたのは、勝ち点4で並ぶアルフット安曇野シニア(北信越1/長野)と羅針盤倶楽部NAGOYA(東海2/愛知)でした。両チームは最終節で直接対決。どちらかが勝てば首位通過が決まりますが、結果は0-0の引き分けでした。すると最終戦で勝利したT・ドリームス50(関東1/東京)も含めて3チームが1勝2分けで並ぶ事態となります。この接戦から得失点差で抜け出したのはT・ドリームス50。最終節での5-0の大勝が効き、3位からの逆転で首位通過を果たしました。
そのT・ドリームス50と準決勝で対戦するのは横浜シニア50(関東2/神奈川)です。初日に続いて2日目も白星を重ね、3連勝でグループCを制しました。2021年大会準優勝の兵庫サッカークラブ(関西2/兵庫)は第2節、第3節と1-0で勝利しましたが、横浜シニア50に敗れた初戦が重くのしかかりました。
グループAでも最終節に首位が入れ替わりました。FC武蔵ユナイテッド50(関東3/東京)は第2節を終えた時点で、沖縄海邦クラブ(九州/沖縄)と勝ち点で並びつつ、得失点差で追う展開。最終節では得失点差2をひっくり返すべく攻め続けると、4-0の大勝で試合を終えました。隣のピッチでは沖縄海邦クラブが、こちらも逆転でのグループ突破を狙う岐阜サッカーOB会(東海1/岐阜)と対戦し、引き分けに。この結果、武蔵ユナイテッド50が4強入りをつかみ取りました。
グループBの最終節では、第2節でLeyenda(関西1/奈良)と引き分けていた新潟四十雀(北信越2/新潟)と、Leyendaを勝ち点1差で追うドリーム水戸シニアFC(関東4/茨城)が逆転突破を目指して激突。水戸が1-0で今大会2勝目を挙げましたが、FCKアンフィニ(北海道)に2-1で競り勝ったLeyendaを追い抜くことはできませんでした。
大会最終日には、いよいよこの年代の日本一のチームが決まります。
選手コメント
菊地隆之 選手(栃木教員マスターズ)
開催地代表として出場して、この大会のレベルの高さや、50代でもトレーニングを積んで走れる選手が全国に多数いるということを知り、刺激になりました。計画的に取り組んできましたが、ほかのチームはもっと入念に準備をしているのだと感じました。運営に携わられた県内の他チームの方々も全国レベルを肌で感じることができたと思いますし、今後につながる大会になりました。今後は若手選手も出てきます。彼らと栃木の新たな歴史をつくっていきたいです。
平良安則 選手(沖縄海邦クラブ)
1枠しかない九州地域の代表権を無失点で獲得したので、自信を持って今大会に臨んだのですが、やはり全国にはさらに上がいるのだと痛感しました。私たちの力は上がっていますが、ほかの地域はそれ以上に力をつけているので、私たちももっと頑張らなければなりませんね。離島なので他県のチームと対戦できず、40代と練習試合をするなど工夫していますが、またゼロからやり直して全国で結果を出せるように頑張ります。
穐山健一 選手(キッカーズ1970)
初めて全国の舞台に出場しましたが、皆さん体が強くて運動量もあるし、うまいですね。本当に良い経験になりました。個々のプレーで通用する点があることは分かりましたが、連係面では他チームに劣っていたと思います。日本一を目指していたのですが、高い壁を見つけることができました。また1年間頑張って、来年は勝てるようにもう一度挑戦したいと思います。
舘康太 選手(兵庫サッカークラブ)
やはり初戦が勝負どころだったと思います。チームが年齢的にピークで、今年しかないと思って頑張ってきましたが、自分たちの強みである縦突破の速さにこだわりすぎて、間延びしたところを突かれました。課題が見えたので、また一からつくり直しです。サッカーは何歳になっても勉強で、ずっとチャレンジです。趣味の範疇ではありますが、サッカーは生活の一部なので、やめるという選択肢はありません。さらに良いチームをつくれたら、またこの場に戻ってこられると思います。
大会期間:2024年6月29日(土)~7月1日(月)
会場:栃木県/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園サッカー場
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