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T・ドリームス50が頂点に JFA 第23回全日本O-50サッカー大会
2024年07月02日
JFA 第23回全日本O-50サッカー大会は7月1日(月)、大会最終日を行い、T・ドリームス50(関東1/東京)が2大会ぶり2度目の優勝を果たしました。
2次ラウンドに入って試合時間は1次ラウンドより短くなりましたが、中身は濃密になりました。前後半20分ハーフの準決勝を勝ち切ったのはT・ドリームスです。横浜シニア50(関東2/神奈川)との関東勢対決は前半から攻守に激しいプレーが展開されました。後半に入り、横浜シニアが立て続けにチャンスをつくった直後、T・ドリームスは左からクロスボールを受けた野本英男選手が豪快にシュート。この一撃が決勝点となりました。もう一つの準決勝はPK戦へともつれ込み、FC武蔵ユナイテッド50(関東3/東京) がLeyenda(関西1/奈良)に競り勝ちました。
決勝は普段から切磋琢磨している東京のチーム同士の顔合わせとなりました。FC武蔵ユナイテッドは最終ラインの裏へボールを送り、11分に土師野隆選手が抜け出してシュートを放つも、相手GKの好守に防がれました。その4分後にも土師野選手が抜け出しますが、ゴールネットを揺らすには至りません。
徐々に試合の流れを握ったT・ドリームスは、後半開始から2人を投入。すると途中出場の菅野賢一選手がドリブルで仕掛け、相手のファウルを誘発。前半のうちに交代出場していた野本選手がそのFKを蹴ると、FC武蔵ユナイテッドの選手に当たったボールがゴールに入り、T・ドリームスに先制点が生まれました。
追う展開になったFC武蔵ユナイテッドはゴールに向かう意識をさらに強め、左サイドに開いた浜野聡史選手がシュートを放つなど、惜しい場面をつくります。残り時間が3分を切ってからも、高い位置でボールを奪ったり、ロングボールを通したりと相手陣内深くに持ち込みますが、ゴールは決まりません。最後まで集中を切らすことなく、粘り強く対応したT・ドリームスが、O-50年代の頂点に立ちました。
監督・選手コメント
本田泰人 選手兼監督(T・ドリームス50)
前回大会で1次ラウンド敗退を喫した瞬間から、この一大イベントでまた全国優勝を成し遂げたいと、全員で目標にしてきました。(今回の優勝は)ベンチに入った選手やメンバー外の選手も含めて同じ方向を向いた結果だと思います。もう来年に向けた目標も定まっているので、選手たちには個々のレベルを伸ばし、チーム力を上げていこうと話しました。誰もがもっとうまくなりたいと思っているし、上達している選手もたくさんいます。50歳を過ぎても技術は磨くことができるので、また日本一を目指して頑張ります。
木村裕之 選手(T・ドリームス50)
初戦で引き分けるという苦しいスタートの中、あきらめずに戦ってきました。2試合目は終盤に追いつき、3試合目は1点ずつ積み重ねた結果、2次ラウンドに勝ち上がることができました。日本一になることは常に頭にありますが、リスペクト、謙虚、エンジョイというコンセプトを大事にしています。本気で取り組むから楽しいし、良いサッカーをして勝てればベストです。また決勝に出られたら、最後まで自分たちの長所を出して勝ちたいです。
町田陽一 選手(FC武蔵ユナイテッド50)
T・ドリームスさんは常に自分たちのスタイルでプレーするので、こちらはいつも何とか食らいついていく、という構図です。カウンターから何度かチャンスはつくれましたが、残念ながら力が足りませんでした。今大会はわれわれにとって初めての全国大会でした。全員で全国大会出場を目指してきたので、それを達成したことと、全国大会で決勝に進出したことは大きな進歩です。運営してくださった皆さんのおかげで、とてもやりやすく、競技に集中できる良い大会になりました。
檀原亘 選手(横浜シニア50)
準決勝に勝てば次は優勝が待っているかなと思ったのですが、経験豊富なT・ドリームスさんのうまい試合運びにやられました。チームには私も含めてO-40年代で2度全国優勝を経験しているメンバーがいるので、O-50年代でも日本一を目指しています。今回負けてしまいましたが、全員で楽しくサッカーをするというコンセプトをチーム全体で実践することができたので、とても良い大会になりました。この活動を継続して、頑張ってやっていきたいと思います。
大会期間:2024年6月29日(土)~7月1日(月)
会場:栃木県/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園サッカー場
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