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熱戦を制した清水が連覇を達成! JFAプレミアカップ2017

2017年05月06日

熱戦を制した清水が連覇を達成! JFAプレミアカップ2017

 決勝

名古屋グランパスU-15 1-3(前半1-2、後半0-1)清水エスパルスジュニアユース

JFAプレミアカップ2017は5月5日(金・祝)に最終日を迎え、名古屋グランパスU-15(東海2/愛知)と清水エスパルスジュニアユース(東海1/静岡)が日本一をかけて激突しました。

東海勢同士の一戦となった決勝は、4月上旬に行われた東海大会の決勝でも対戦した組み合わせ。この時は5-0で清水が大勝しており、名古屋の選手は「借りを返そうという気持ちが強かった」(一丸大地選手)と気合十分で試合に入りました。しかし、序盤の主導権を握ったのは清水。「立ち上がりの失点が多かったので、前からプレッシャーをかけることを意識していた」(田島詳基選手)球際の強さを生かした守備を発揮し、名古屋を圧倒しました。

清水はボールを奪ってから素早く前方に運び、サイドからチャンスをつくると、8分には左サイドから小塩拳生選手が入れたクロスのこぼれ球を花田耀祐選手が決めて、先制に成功。23分には、スルーパスから中央を抜けた中里圭佑選手のシュートのこぼれ球を東廉選手が押し込み、リードを2点としました。

追いかける立場となった名古屋は、「相手を怖がってしまったせいで、互いの距離が遠く、ボールを相手に渡してしまった」(鄭容臺監督)ため、フィニッシュまで持ち込めない場面が続きましたが、前半終了間際の30分に右CKを一丸大地選手が頭でたたき込み、1点を返しました。

後半に入ると一進一退の攻防が続きます。同点ゴールを奪いたい名古屋は、石谷光基選手の突破などサイド攻撃を中心に、同点弾を積極的に狙いました。しかし、横山貴之監督が「相手(名古屋)の盛り返し方は迫力があった。でも、後半から中盤の選手がサイドに流れて、パワフルな相手のアタッカーをケアしてくれたのが大きかった」と振り返ったように要所を封じた清水の守備に苦しみ、思い通りにシュートが奪えません。

終了間際の58分には、清水に再び好機が訪れ、鋭いサイドアタックで左CKを奪うと、志村輔優選手がゴール前にクロスを展開します。中央の選手とは合いませんでしたが、反対サイドから飛び込んだ田島選手が右足で合わせて、ダメ押しとなる3点目をマーク。直後にタイムアップの笛が鳴り響き、3-1で勝利した清水が、2年連続3度目の栄冠を手にしました。試合後には表彰式が行われ、清水の青島健大選手がMVPを受賞。チームとしてもフェアプレー賞を獲得しました。

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監督・選手コメント

鄭容臺 監督(名古屋グランパスU-15)
前半の終わりから、少しずつ良い内容でプレーできていたので、それを最初からできていればという悔しさがあります。決勝の雰囲気のせいか、これまでできていた試合の入り方ができず、前半2失点で済んだのが不思議なくらいチャンスをつくられてしまいました。結果としては負けてしまいましたが、5試合で普段できない貴重な経験をさせてもらいました。試合を追うごとに選手が成長し、これまで確信を持てない中でプレーし、迷いも見られましたが、こうすれば自分の特徴が出せるという確信をつかめた大会でした。

一丸大地 選手(名古屋グランパスU-15)
今大会はどこのチームにも特徴があり、簡単な試合は一度もありませんでしたが、苦しい中でも仲間と力を合わせて、決勝まで頑張れたことが収穫です。中でも、初戦を負けてしまっても気落ちせずに後の試合で勝ちきることができたのは、とても大きなことだと思いました。このような大きな大会で準優勝という結果を残せたことは皆の自信になります。僕自身、得点を奪うことができて、自信になりましたが、失点につながるミスがあり課題も見つかりました。

横山貴之 監督(清水エスパルスジュニアユース)
珍しく良い試合の入り方ができたのですが、チャンスを決めきることができず残念です。気合いだけでなく、相手をしっかり見て、丁寧にボールを動かすことができましたが、もっと点を取れるチャンスがあったと思います。選手にずっと伝えているゴール前での精度や冷静さという課題が出ました。連覇のプレッシャーもありましたが、昨年とは選手が違います。僕自信も3年間見てきた選手の成長をどれだけ発揮できるかという部分を期待していました。特に優勝しなければいけないとは考えておらず、彼らが成長してくれた成果が優勝という結果につながったと思います。

田島詳基 選手(清水エスパルスジュニアユース)
3日で5試合目という日程に加えて、決勝は暑さもあり厳しい試合になりましたが、自分のプレーが出したいというよりも、勝ちたいという気持ちを全員が持てていたので、最後までは走り抜くことができました。前半終了間際には、苦手なセットプレーで失点し、もっと相手に当たりにいくべきだったという後悔も残りますが、後半にゴールを奪うことができました。足に当たった瞬間、入ると思ったので、とてもうれしかったです。

JFA-TV 決勝

名古屋グランパスU-15 vs 清水エスパルスジュニアユース

JFA プレミアカップ2017

2017/5/3(水・祝)~2017/5/5(金・祝)
J-GREEN堺/大阪府
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